しっかりと予防したい!ニキビ対策に効果的な洗顔料の選び方とは?
ニキビは、過剰な皮脂の分泌、ストレス、睡眠不足、偏った食生活などが原因になります。
そのため、それらを改善することがニキビ対策に効果を期待することができます。
また、スキンケアすることも大切で、洗顔料を使って洗顔することもニキビ対策となります。
それでは、ニキビ対策にはどのような洗顔料を選べば良いのでしょうか?
ここでは、ニキビ対策のための洗顔料の選び方を解説していくので、ニキビに悩んでいる方は、ぜひご覧ください。
ニキビの種類に合わせて洗顔料を選ぶ
ニキビは10代にできやすい肌の症状になりますが、大人になってからもできてしまうことがあります。
一般的に10代にできるニキビは「思春期ニキビ」といわれ、大人になってからできるニキビは「大人ニキビ」といわれています。
ニキビと一言でいっても色々な種類があり、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄色ニキビ・紫ニキビがあります。
思春期では、成長のために分泌される成長ホルモンの影響を受けて、皮脂の分泌量が多くなり、ニキビが悪化しやすくなります。
そのため、炎症を起こしている赤ニキビになることが多く、比較的皮脂腺の多い鼻やおでこにできやすくなります。
それに対して大人ニキビは、睡眠不足やストレスなど日頃の生活習慣が影響しやすく、そのことによって皮脂の分泌が活発になったり、皮膚の再生が上手くいかずに皮脂が毛穴に蓄積しやすくなるので、黒ニキビや白ニキビができやすくなります。
大人ニキビは、主に口周りや顎、フェイスラインに沿ったUゾーンにみられますが、この部分は他の顔の部分よりも皮脂腺の数が少ない部分になります。
そのため、Uゾーンは皮脂の分泌量が少ない部分になるので、過剰な皮脂の分泌が原因となる思春期ニキビができることは少なく、大人ニキビができやすい部分になります。
赤ニキビができている場合はニキビが炎症を起こしているので、炎症を抑えるのに有効な成分が含まれた洗顔料が最適になります。
黒ニキビや白ニキビができている場合は、毛穴に皮脂や古くなった角質などが溜まっているので、それらを除去するのに有効な洗顔料が最適になります。
このようなことから、白ニキビに有効な洗顔料を赤ニキビに使っても、炎症を抑えることが困難になるため、酷くなってしまう恐れがあります。
つまり、自分のニキビの種類に合わせて洗顔料を選ぶことが大切になります。
肌の潤いを取らない洗顔料
先程、ニキビの種類に応じてニキビ洗顔料を選ぶことを話しましたが、ニキビ洗顔料を選ぶ上で大切なことは他にもあります。
肌にはバリア機能があり、乾燥や雑菌、紫外線など外部からの刺激を守る働きがあります。
そのバリア機能は、肌がある程度潤っていることにより働きやすくなります。
そのため、肌に潤いがなくなるとバリア機能は低下してしまいます。
そのバリア機能の低下に繋がることが、洗顔で肌に必要な皮脂までも落としてしまうことになります。
洗顔によって肌に必要な皮脂までも落としてしまうと、肌が乾燥してしまいます。
肌が乾燥すると皮膚は皮脂を分泌しようとし、皮脂の分泌量が多くなってしまうことがあります。
肌の感想や過剰な皮脂の分泌はニキビができる原因となり、ニキビが悪化する原因にもなります。
要するに、肌の汚れを落として、潤いを除去しない洗顔料を選ぶことが大切になります。
洗顔料を選ぶのに大切なポイントとは?
肌の汚れを落とす力
ニキビ対策には、肌の汚れをしっかりと落とすことは大切ですが、汚れを落とす力が強い洗顔料には注意が必要です。
特に、「肌の汚れをちゃんと落とす」や「洗顔後サッパリする」のようなことを主張している洗顔料の中には、肌の汚れを落とす力が強すぎるものがあります。
そのようなものは、汚れを落とすための強力な成分が含まれている可能性があります。
洗浄力が強すぎる洗顔料を使用すると、肌の潤いまでも取ってしまうので、ニキビができやすくなったり悪化したりする原因になるので注意しましょう。
洗顔料の泡
洗顔料の泡は、肌にかかる負担を少なくしたり、肌に必要な皮脂など潤いを残すことに関係しています。
肌に優しい細かくしっとりとした泡を発生させることのできる洗顔料を選ぶことが大切で、手の平や指ではなく泡で顔を洗うことが肌にかかる負担を軽減することになります。
様々な種類の洗顔料がありますが、肌に優しい泡が作れる洗顔料を選ぶことをおすすめします。
白ニキビに効果的な洗顔料について
白ニキビは、毛穴に皮脂汚れが溜まっており、角栓で毛穴が塞がれている状態になります。
そのため、それを改善するのに適した洗顔料を使うことが大切になります。
皮脂や角質を落とし、新しい皮膚を形成させる効果が期待できる、グリコール酸やサリチル酸が含まれている洗顔料が良いでしょう。
サリチル酸は、病院での白ニキビの治療でも使われている成分で、白ニキビの改善効果が期待できます。
グリコール酸やサリチル酸以外に、レチノイン酸も白ニキビに有効で、皮脂の分泌を抑えたり古い角質を剥がして新しい皮膚を形成する働きがあるので、白ニキビの予防や改善効果が期待できます。
白ニキビ以外に赤ニキビもできている場合は、先程話したサリチル酸が含まれている洗顔料が有効になります。
サリチル酸には、ニキビや炎症の原因となるアクネ菌を殺菌する作用があるので、炎症が起こっている状態の赤ニキビもある場合は、サリチル酸が含まれている洗顔料を選びましょう。
赤ニキビに効果的な洗顔料
炎症を起こしている赤ニキビは、アクネ菌が増えることによって炎症を起こしています。
そのため、アクネ菌が増えるのを抑えることと、炎症を抑えることが大切になります。
アロエエキスやハトムギエキスには抗炎症作用があるため、それらが含まれている洗顔料は赤ニキビに有効になります。
また、ニキビの原因といわれているアクネ菌の殺菌には、サリチル酸やイオウ、イソプロピルメチルフェノールが効果的になるので、それらが含まれている洗顔料を選ぶと良いでしょう。
その他にも、グリチルリチン酸という成分がニキビ対策に有効で、炎症やアレルギーを抑える作用があるので、肌が敏感な人やアトピー性皮膚炎の人のニキビ対策に効果を期待することができます。
グリチルリチン酸は、ステロイドに肩を並べるほどの作用があり、マメ科の多年草の甘草からとれる成分になるため低刺激となっています。
黒ニキビに効果的な洗顔料
黒ニキビとは、毛穴に蓄積した皮脂が皮膚からポッコリと出て、空気にさらされることにより酸化したもののことをいいます。
白ニキビと同様、皮脂などが毛穴に溜まった状態になるため、白ニキビ対策と同じくグリコール酸やサリチル酸など、古くなった皮脂や角質を取り除く成分が配合された洗顔料が有効になります。
スキンケアでは保湿をするために化粧水を使うことが必要になりますが、黒ニキビができている場合は、黒ニキビが再びできないように毛穴を引き締める効果が期待できる化粧水を使うと良いです。
毛穴を引き締める効果を期待できる成分は、ビタミンC誘導体、オトギリソウエキス、ハマメリスエキスなどになり、それらが含まれている化粧水を黒ニキビ対策として使うことをおすすめします。
ビタミンC誘導体は、ビタミンCが浸透しやすくなったものなので、効率的に黒ニキビを予防する効果が期待できます。
まとめ
以上、ニキビ対策のための洗顔料の選び方を解説してきましたが、いかがでしたか?
ニキビ対策には洗顔料だけでなく、洗顔の仕方も大切になります。
洗顔する前に手をちゃんと洗い、34度くらいのぬるま湯で汗や埃を落とし、洗顔料の泡で優しく洗顔し、34度くらいのぬるま湯でしっかりとすすぐことなどが重要になります。
また、洗顔のしすぎは逆効果となるので、洗顔料での洗顔は1日2回までが適切となります。
これらのことに注意し、自分に合っている洗顔料を使ってニキビ対策をしましょう。