シミ対策の秘訣はポイントを押さえた美白美容液選びにあった
日頃から紫外線対策をしっかりやっていても、20代後半頃から肌に目立ち始めるのがシミです。
老けた印象を与えてしまいますし、できることなら消してしまいたいものです。
やはりシミ対策をするには美白溶液が最適で、何もケアしなければシミは増えていくばかりです。
たくさんある美白美容液の中から自分にぴったりなものを見つけるためにも、美容液選びのポイントを紹介しましょう。
目次
美白ケアが効くシミのタイプ
シミと一言で言ってもいくつかのタイプがあります。
このうち、美白ケアが効果的なのは老人性色素班、肝斑、炎症性色素沈着の3つのタイプです。
老人性色素班というのは一般的なシミと呼ばれるもので、今まで浴びてきた紫外線の影響によって肌に沈着してしまったシミのことです。
20代後半頃から肌にポツポツと目立ち始めてきます。
肝斑はホルモンバランスの崩れが主な原因で、左右の頬辺りにぼんやりと輪郭がはっきりしない色素沈着が起こります。
形からぼんやりジミとも言われることがあります。
ニキビ跡や虫刺されをひどく引っかいたり、料理をしている時の油がはねたりなど、何らかの炎症が肌に起こってできてしまったシミが炎症性色素沈着です。
強い炎症を鎮めようとメラニンが過剰に作られてシミになったものです。
これら3つのタイプには美白美容液でのケアに期待できて、シミが薄くなる可能性があります。
美白美容液のメリット
美容液とは美容成分が凝縮されてギュっと詰まった濃厚な基礎化粧品のことで、肌に必要な栄養分をたっぷりと与えることができます。
美白美容液とは配合されている美容成分が美白に特化したものなので、有効成分の濃度が他の化粧品よりも高いです。
シミにしっかりと効いてくれて、将来のシミを肌に定着させない予防効果があったり、今あるシミを薄くしてくれたりします。
最近は多機能なタイプが増えてきて、保湿も美白も両方とも行ってくれるものが人気になっています。
美白美容液の効果
メラニンを抑制してシミを予防する
美白美容液のほとんどのタイプがシミを予防する効果に優れています。
紫外線を浴びると肌は刺激を受けたと感じて、肌を守るためにたくさんのメラニンが作られてしまいます。
まだ肌に浮き上がっていなくても、肌の内部ではメラニンがせっせと作られていて、時が経てば溜まっているメラニンが表面化してしまいます。
そんな活発にメラニンが作られているのを抑えてくれて、隠れたシミを表面化させないのが美白美容液です。
ほとんどの美白成分がメラニン抑制作用に優れていて、将来のシミを防いでくれます。
メラニンを還元してシミを薄くする
美白成分の中でも、肌に定着してしまったシミを薄くする効果があるのがハイドロキノンとビタミンC誘導体です。
ハイドロキノンはメラニン抑制作用も同時に持っていますから、シミを予防しながら目立つシミを薄くしてくれます。
肌の漂白剤とも呼ばれるほどパワーがありますから、肌に刺激を感じる方もいます。
濃度にしっかりと注意して安全性が高いハイドロキノン配合美容液を、正しい方法で使うのが大切です。
ビタミンC誘導体もメラニン抑制作用と還元作用がありますから、シミを薄くする効果に期待できます。
ハイドロキノンほど刺激のある成分ではないので、美白美容液にもよく配合されています。
配合量が多く濃度が高いほどシミにも効いてくれます。
美白成分を確認しよう
美白美容液選びのポイントとして重要なのは、自分のシミや目的に合った美白成分が入っているかどうかです。
シミ予防とシミ改善では目的が違っていますから、シミを薄くしたいならハイドロキノンかビタミンC誘導体入りの化粧品を選びましょう。
シミを予防するだけなら、たくさんの美白成分が該当します。
アルブチンやコウジ酸、エラグ酸やプラセンタなど、厚生労働省で認可を受けている美白成分なら効果も出やすいです。
また、肝斑ならトラネキサム酸が効果的ですから、他の美白成分よりもトラネキサム酸入りのものがおすすめです。
美白成分の配合量が多いもの
美白美容液と名前は付いていても、美白成分が少ししか配合されていないタイプなら、シミへの効果も薄くなってしまいます。
しっかりシミを予防したり薄くしたりするためには、美白成分の配合量が多いものがおすすめです。
公式サイトなどに配合量が公開されているなら判断材料になりますが、何も書かれていないならどのくらい入っているかが解りません。
そんな時にはパッケージの成分表をチェックしてみましょう。
成分表は配合量が多いものから順番に記載されているので、美白成分が1番目や2番目にあるなら、美白効果にも期待できます。
浸透力に優れたタイプ
有効な美白成分がたっぷりと配合されていても、肌に浸透しなければシミにも作用してくれません。
そのため、メーカー独自の浸透技術が使われていたり、成分がナノ化されて浸透しやすくなっていたりするタイプを選びましょう。
また、自分でちょっと工夫するだけでも浸透力をアップできます。
美容液を使う前に肌をホットタオルなどで温めてあげると、肌が柔らかくなって美容液の浸透が良くなります。
多機能なビタミンC誘導体
美白効果のあるビタミンC誘導体は多機能で色々な化粧品に含まれています。
コラーゲンの生成を高める作用がありますからしわやたるみケアにも効果的ですし、活性酸素を減らしてくれますからアンチエイジング効果にも期待できます。
毛穴の引き締めや皮脂分泌の正常化など、あらゆる肌の悩みに役立ってくれます。
そんなビタミンC誘導体にもいくつかのタイプがあります。
一番注目されているのがAPPSという次世代型の浸透力が高いタイプで、水溶性と油溶性の両方の効果を持っています。
一般的なビタミンC誘導体は化粧水に含まれているタイプが水溶性で、美容液やクリームに入っているものが油溶性です。
また、ピュアビタミンCという誘導体ではない、純粋なビタミンC配合の美容液もあります。
シミ対策に効果的なのはこのうち、APPSとピュアビタミンCで、一般的なビタミンC誘導体よりも高機能で浸透力が高いので、肌に合うならこれらのビタミンC化粧品を選ぶと良いでしょう。
デリケートな肌質の注意点
敏感肌や乾燥肌など化粧品で刺激を受けやすい肌質の方は、美白美容液選びにも注意が必要です。
美白成分は肌を乾燥させたり刺激になったりするタイプもありますから、なるべく低刺激で無添加タイプのものを選ぶようにしましょう。
高保湿なタイプや敏感肌用なら刺激も弱いですから、安心して使えます。
肌に合ったものを選ぶ
CMや雑誌で取り上げられている人気の美白美容液や、口コミでシミが薄くなったというものなど、評判になっているものほど心惹かれます。
しかし、人の肌質は千差万別ですから、人気のあるものが自分の肌にも合うとは限りません。
まずはサンプルでお試ししてみてしっかり使い心地や安全性、満足度などを判断してから、現品を買って使うのが鉄則です。
口コミを参考にするなら万人の口コミではなく、自分の年代や肌質と同じ人の口コミをピックアップして、効果のありそうなものを選びましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
美白美容液選びも成分をチェックしたり浸透力に着目したりなど、選び方のポイントを知っておけばそれほど難しくありません。
美白ケアは数日や1ヶ月程度では効果は実感できませんから、長く使うためには最初の選び方に時間をかけるようにしましょう。
快適に毎日ケアできる自分にぴったりなものを見つけるためにも、参考にしてください。