徹底比較!BBクリームとCCクリーム、何が違うの?
BBクリームとCCクリーム、どちらもファンデーション以外に化粧クリームや化粧下地などがいっしょになったものですが、何が違うのかよく分からない方も多いでしょう。
Bの次がCだから、CCクリームはBBクリームの進化形のように考えていませんか?
どちらを買おうか迷っている人のためにも、ここではBBクリームとCCクリームの違いを説明した上で、基本的な使い方を紹介しましょう。
元は医療目的だったBBクリーム
化粧下地のようにして使う点では、BBクリームもCCクリームも共通しています。
元々は医療用に開発されたBBクリームに対し、CCクリームの場合は化粧品メーカーが独自に商品化したもので、「コントロールカラークリーム」「カラーコンディションクリーム」など、正式な名称も統一されていません。
BBクリームの「BB」とは、「Blemish Balm」の略で、ブレミッシュ(傷・欠点)を補うためのクリームという意味です。
皮膚の治療でダメージを受けた肌を、紫外線などの刺激から保護しつつ鎮静化する目的で考案されましたが、保湿効果や再生効果に注目が集まって化粧品へと発展しました。
オールインワンの手軽さは同じでも使用感が違う
BBクリームはクリームや化粧下地、日焼け止め、コンシーラー、ファンデーションなどが一体になった液状の化粧品です。
忙しい朝でも一つ塗るだけでメイクがほぼ完成してしまうこと、化粧品に詳しくない女性でも気軽に購入できる手軽さから人気となりました。
BBクリームの好評を受けて売り出されたCCクリームですが、その名称から何となくBBクリームを超える機能を持っているように思ってしまいがちです。
特にBBクリームよりも優れているというわけでもなく、使用上の大きな違いは付け心地や用途にあります。
欠点をカバーするBBクリーム、カモフラージュするCCクリーム
BBクリームは元々、傷跡や赤みなど、肌のコンプレックスを隠すのが目的だったため、カバー力に優れてマットな仕上がりが特徴です。
一方、CCクリームは肌をトーンアップさせることで欠点をカモフラージュする効果があり、透明感のあるナチュラルな印象に仕上がります。
テクスチャ―もCCクリームの方がさらさらとしていて、BBクリームになれてしまった人からすると、使いはじめは物足りないように感じるかもしれません。
シミやソバカスなどをしっかりと隠したいのならBBクリームの方がおすすめですが、薄付きで顔を自然に明るく見せたい人にCCクリームはぴったりの化粧品です。
スキンケア後に適量を広げたらパウダーをはたいて完成
CCクリームは化粧下地とコントロールカラーが一つになったものです。
洗顔後、化粧水や乳液でスキンケアをして、日焼け止めを塗った後に使用しましょう。
手の甲にパール粒大ほどのクリームを出したら、おでこや鼻の頭、頬などのポイントとなる部分に載せます。
指を使って顔の中心から外側に向かって伸ばしていきましょう。
小鼻や生え際などの細かい部分は、ヨレないよう指先で丁寧になじませます。
顔だけが白く浮かないよう、フェイスラインをぼかすことも忘れないように。
ナチュラル派の中には、そのままでメイクを終了する人もいますが、フェイスパウダーを重ねると化粧崩れしにくくなります。
ちょっとしたお出かけの際はサッと塗るだけで済ませられるので、とても便利です。
CCクリームの上にリキッドファンデーションかクリームファンデーション、またはパウダーファンデーションを載せる方法もあります。
肌質や仕上がりのイメージに合わせて調整するといいでしょう。
まとめ
別々の機能が合わさったBBクリームとCCクリームはどちらも便利ですが、化粧品として売り出された経緯や使用感が異なっています。
CCクリームのカバー力はBBクリームほどではありませんが、滑らかに伸びて色補正することで明るく透明感のある肌に仕上げてくれます。
ナチュラルメイク派の人におすすめです。
付け心地や崩れにくさなど、肌との相性で選んでみてください。