更年期やストレスが原因の抜け毛に対する育毛は?
髪の毛の元気がなくなってきた、どうも近頃抜け毛が増えてきた、分け目が何となく目立ってきたような気がする。
どれも「あるある」と思った方は、そろそろ育毛の時期かもしれません。
一昔前までは女性には無縁だった抜け毛や薄毛も、近頃では他人事ではなくなってきています。
ちょっと危ないかもと思った時が、育毛を始める時期でもあります。
特に更年期前後は、要注意なのです。
目次
抜け毛薄毛の原因は?
でもまず、髪の毛に異常が発生した原因を突き止めることが、育毛するうえで一番大切なことです。
原因は様々ありますが、ここでは女性特有の更年期によるホルモンバランスの崩れや、それによるストレスが原因での抜け毛に対する対策と育毛に焦点を当ててみましょう。
実際この時期は女性にとって大きな転換期でもあると言うことは、どなたでもご存知でしょう。
抜け毛薄毛などの原因になりかねないホルモンバランス
男性ホルモンの影響が多くある髪の毛の問題ですが、では男性ホルモンが少なければそういった問題が起きないかと言うと、残念ながら今の世の中他にも原因は多くあります。
特に女性の場合、更年期に差し掛かりホルモンバランスの狂う時期は身体も心もそれに大きく影響されてしまいますし、年齢的にも丁度仕事は忙しくまた近親者の介護の始まる時期でもあります。
ホルモンバランスの問題だけでなく、生活上のストレスもまた襲いかかってくる時期でもあるのです。
極端な話、もしホルモンバランスだけの問題であるなら、婦人科でのホルモン治療である程度解消されるはずです。
実際それで、マシになったと言う人もいるので、これも一つの手であることは間違いありません。
ホルモンの調整をすることで、身体の状態も調整出来るのですから、特に若年性の更年期を迎えた方で抜け毛に悩む方には、このホルモン治療もおすすめです。
更年期などのストレスも抜け毛の原因に
若年性の更年期でなく、大体年齢的にも身体的にも丁度更年期に当たってしまっている方の場合、こればかりはホルモン治療だけでは症状の緩和程度にしかなりません。
ホルモンバランスの崩れによる身体的な疲労と、そこから導き出される心理的なストレスが、髪の毛にも影響してくるのです。
ストレス社会と呼ばれる、普段の生活だけでもストレスが満載の昨今です。
そこに身体や心の揺らぎや疲労が加われば、心も体も疲れ切ってしまうのは明らかです。
また前述しました通りこの時期は、丁度近親者の介護の問題も出てくる時期です。
そちらにも心を砕き動き回ることで、一層の疲労とストレスが溜まると言うことは、避けられないとは言えきつい事でもあります。
これらの過労とストレスが原因で体調が崩れ、もしくは元々抱えていた不調が表に出て倒れるなどと言うことも、無いとは言えません。
私事で失礼ですが、この時期に見事な抜け毛を経験し、それが多分前兆だったのかもしれません。
その後に慢性で抱えていた内臓疾患が表に出て、手術入院などと言う経験もしたことがあるのです。
この時期の抜け毛は、こう言った何かの前兆と言うこともあるので決して軽く扱わないようにしましょう。
そしてまたその原因であるストレスの緩和に、努めていきましょう。
更年期辺りのストレスが原因の場合まずどうしたら?
若年性の更年期、40代くらいで始まった更年期の場合、婦人科でのホルモン治療でホルモンバランスを整えることで、抜け毛も落ち着くことでしょう。
育毛に関しても抜け毛さえ落ち着けば、年齢的にも神経質にならなくても大丈夫な年代です。
気にしすぎる方が、逆に問題が起きてしまうこともありますので、それこそ気持ちを楽に構えておきましょう。
本来の更年期の年代、50代後半から60代辺りで更年期を迎えた人の場合、こちらも更年期症状があまりにきつい場合は、まず婦人科へ行くことがおすすめです。
また心因性のストレスが大きい場合、精神科のクリニックで相談するのも気持ちを整理するのに役立ちます。
気持ちが落ち着けば、身体も落ち着いてくるものです。
身体的なストレス、過労の場合はとにかく休養が大事ですが、それが難しい場合は睡眠だけでも短時間でもしっかりととりましょう。
身体の疲労は、髪の毛に大きく影響してくるのです。
ストレスから来た抜け毛の育毛剤はいつ使う?
さて出来るだけそのストレスの原因を突き止めたら、上記のように少しでもストレス緩和を目指します。
そしてその後育毛剤のお世話になるのが、最もおすすめです。
と言いますのも、育毛剤の使用はお風呂上りシャンプーの後が一番効果的だからです。
つまりはお風呂でリラックスした後に、育毛剤を使ってほっこりすると言う、気持ちも心もゆったりできる時間だからです。
1日の疲れと汚れを落とし、お風呂上がりのひと時を身体と気持ちもほぐしつつ、育毛剤を使う。
リラックスタイムの極致と言っていいかもしれません。
ストレスをほんのちょっとでもやわらげられる、そんな時間を作ってくれるのもまた、育毛剤の力なのです。
この時に注意するのは、しっかりと髪の毛と頭皮を乾かしてから育毛剤を使うことです。
髪が濡れた状態だと育毛成分も流れてしまう、もしくは乾いていく段階で水分と一緒に蒸発してしまうと言うこともあるからです。
育毛剤とシャンプーを選ぶ時に気を付けること
心因性のストレスでも身体的な問題でも共通していることは、身体全体内臓から頭皮まで疲れ切ってしまっていると言うことです。
なのでここでは、頭皮に対して刺激の少ないシャンプーを選びましょう。
ノンシリコンで無添加のものがおすすめです。
香りもリラックス効果がありますが、人工香料の場合は肌に影響を与えることがありますので、自然由来の香料のものを選ぶようにしましょう。
また育毛剤も、出来れば自然天然由来成分のものがおすすめです。
どちらもしっかりとパッチテストの上、使用を開始してください。
ストレスで疲れた頭皮や髪に、これ以上の刺激やストレスは厳禁です。
出来るだけ無駄な時間を作る
何から何まで時間に追われ、スケジュールが詰まった状態では、ストレスも疲労も溜まる一方です。
頭皮も毛穴も疲れ切ってしまうのは、勿論のことです。
なので1日に10分でも、無駄な時間を作りましょう。
何もしない時間、仕事も家事も介護も読書もテレビも、寝ることもしない時間です。
10分間退屈する時間を作ることで、心のケアがかなり出来ることになります。
この10分、先の育毛剤の使用の、髪を乾かす時間などこれに当たりますね。
ただぼんやりと、髪を乾かすだけの時間心も空っぽにすることでストレスも緩和され、その後の育毛剤の効き目も大きくなることでしょう。
一時的にウィッグも併用する
抜け毛が増えるとどうしても、気持ちも暗くなってしまいます。
外出しても、電車の窓に映る自分の髪を見て、ため息が出てしまったりもします。
このマイナーな気分もまた、ストレスに繋がってしまいます。
ではいっそのこと、育毛が波に乗るまでの一時的なつなぎとして、ウィッグを使用することも視野に入れてはどうでしょう。
外出時の他人の目が気にならなくなるだけでも、その分のストレスを減殺できます。
帽子代わりにウィッグ、と考えてストレス緩和のために使用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
何と言ってもストレスが原因の抜け毛の育毛は、気持ちを穏やかにすることから始めるのが一番です。
特に更年期のストレスの場合、複雑に入り組んだ迷路に入ったような出口の見えないストレスを感じるものです。
同時に身体の不調も襲ってくるのですから、少しでも気持ちと身体を落ち着けて上げなくては先に進めません。
気持ちと身体のリラックスに、育毛剤の利用でゆっくりと育毛していってください。