産後の抜け毛に呆然・・・産後の育毛体験記
私は三十代半ばの子育て主婦です。
数年前に第一子を出産しました。
妊娠、出産は楽しいことばかりではなく辛いことも多かったですが、元気な赤ちゃんの産声を聞いてほっとしたのを昨日のことのように覚えています。
そして怒涛の育児がスタートしました。
不慣れなことばかりで泣きたくなることもありましたが、3ヶ月ほどたつとようやく少し余裕が出てきました。
それと同時に髪が抜け始めました。
私の産後の育毛体験記をご紹介したいと思います。
目次
産後に髪が抜けるなんて知らなかった!
それは突然起こりました。
産後三ヶ月ほどたったある夜、入浴中にシャンプーをしていると、指に抜けた髪が絡みついてくるのです。
もちろんそのようなことは今までに何度もあったのですが、絡みついてくる量が普段の数倍はあったのでびっくりしてしまいした。
そのまま手グシを通すと、さらに多くの髪が引っ張られ抜け落ちました。
身体中に抜け毛がくっついたため、それをシャワーで必死に洗い落とし、排水口をチェックすると黒い塊となった髪がそこにはありました。
あの時のショックは今でも忘れられません。
産後の抜け毛は一般的なことかもしれませんが、私は全く知りませんでした。
そのため何かの病気に罹ったのではないかと心配になったほどです。
この日を境に大量の抜け毛に悩まされることになりました。
カーペットをコロコロクリーナーで掃除することと、洗髪後の排水口掃除が毎日の日課となり、なんだか悲しい気持ちになりました。
産後の抜け毛の原因はなに?
では産後に髪が抜けるのは一体何故なのでしょうか?
私がインターネットなどで調べたところ、それは女性ホルモンの働きによって引き起こされるようです。
卵胞ホルモンであるエストロゲンと、黄体ホルモンであるプロゲステロンは妊娠すると増え始めます。
もともと髪の毛は一定のサイクルで抜け落ち生え変わりますが、このふたつの女性ホルモンが増えることによって、髪が抜けにくくなります。
妊娠中に毛深くなった、などという方が多いのはそのためです。
そして出産を終えると、このふたつの女性ホルモンが急激に減少します。
その結果、今まで抜けていなかった髪が、一気に抜け落ちてしまうのです。
また慣れない育児のストレスや睡眠不足、食生活の乱れなども影響を及ぼしてくるようです。
抜け毛を予防し育毛を促進させよう!
産後の抜け毛の始まる時期は個人差があり人によって違いますが、だいたいは産後2、3ヶ月に始まり、早くて半年、遅くとも一年くらいで収束することが多いようです。
しかしこの長い期間を何もせず、抜けていく様をじっと見続けているのは精神衛生的にもよくありません。
女性ホルモンの影響だとしても諦めず、できる限りの抜け毛対策と、健康な新しい髪が早く生えるように育毛促進に邁進しましょう。
僭越ながら私がした抜け毛予防と育毛方法を参考にしてみてください。
頭皮の血行をよくしよう
頭皮の血行をよくすることで育毛効果を促しましょう。
私は抜け毛が気になり始めてから、頭皮マッサージを毎日行うようにしました。
マッサージを行う時間帯は、入浴後がおすすめです。
頭皮が柔らかくなっていますので高いマッサージ効果を得ることができるでしょう。
やり方はいたって簡単で、指の腹で頭全体を掴むようにマッサージするだけです。
注意点としては決して爪を立てないことと、力をこめずソフトに行うということだけです。
マッサージ開始当初は非常に面倒に感じていましたが、頭皮を揉みほぐすことの気持ちよさに気づき、いつの間にか自然と毎日の習慣となっていました。
手軽でお金も一切かからないので、ぜひチャレンジしてみてください。
育毛を促す栄養素を摂ろう
育児に翻弄されていると食べることを忘れがちです。
私は母乳で育てていたためお腹がとても空きやすく、しかし食べる時間がもったいないと、チョコレートやキャンディーで空腹を凌いでいました。
これでは十分な栄養を摂ることができず、頭皮に悪い影響を与えてしまいます。
食べたものがそのまま私たちの体を作っていると言っても過言ではないでしょう。
髪に栄養を与えたいのであれば栄養のあるものを食べる必要があります。
抜け毛を予防し健やかな髪を育てるのに重要な栄養素は、
・タンパク質
・ミネラル
・亜鉛
・ビタミンE
です。
タンパク質は大豆製品、白身魚、鶏肉、チーズ、卵、牛乳などに、ミネラルはほうれん草、レバー、牛肉などに、亜鉛はアーモンド、ピーナッツ、納豆、ごまなどに、ビタミンEはアボカド、ピーマン、オリーブオイルなどに各々含まれていますので積極的に摂取するようにしましょう。
3食しっかり食べよう
育児中はしっかりとした食事時間を確保することができません。
食べ始めると赤ちゃんが何故か泣き出す、ということが頻繁に起こり次第に食事が適当になっていきます。
しかし抜け毛を防ぎ、健康な髪を育てるためには3食きっちりと食べることが大切です。
バランスの良い食事を心がけてください。
もし赤ちゃんが途中で泣いても、少しだけ待っていてもらいましょう。
私は「母親が健康であることは赤ちゃんにとっても幸せなことである」と自分に言い聞かせ、食事時間を確保しました。
週末などに日持ちする作り置きおかずを作っておけば、よく噛んで食べても一回の食事時間は短く済ませることが可能です。
様々な工夫をしながら、しっかりと食事をとるようにしましょう。
スタイリング剤の使用を控えよう
私は抜け毛が激しいとき、スタイリング時にそれまで使っていたワックスやスプレーの使用をやめました。
それらは頭皮の毛穴につまり、薄毛の原因となりやすいからです。
育毛中はスタイリング剤の使用を控えましょう。
生え際が後退しおでこが大きくでるようになったので、ヘアバンドをうまく使って誤魔化したり、よく帽子を被っていました。
もしどうしてもスタイリング剤の使用をやめられない方は、しっかりとシャンプーをし頭皮に成分が残らないようにしましょう。
ストレスをためない
ストレスは髪に悪影響を及ぼします。
私の周囲でも仕事や恋愛のストレスで、脱毛症になった人が数人います。
フサフサだった髪が本当にゴソッと抜け落ちてしまっていて、とても痛々しい姿になっていました。
育児にも多大なストレスがかかります。
特に赤ちゃんの頃は寝かしつけに数時間かかったり、あやしても泣き止まなかったりとイライラすることも多いでしょう。
ストレスは溜めきってから発散するのではなく、こまめに発散するようにしましょう。
そのために、簡単にできるストレス発散方法を日頃から準備しておいてください。
私のストレス発散方法は、
・好きな歌を聴いて一緒に思いきり歌う
・高級チョコレートを食べる
・友人とランチに行く
・湯船にゆっくりと浸かる
などと他愛もないものばかりですが、ストレスフルになる前にこれらを行うと自然とイライラがおさまり明るい気持ちになりました。
育毛のためにも自分自身を癒すことを忘れないようにしましょう。
ゴールデンタイムに眠る
育児中は睡眠不足になりがちです。
しかし睡眠をしっかりとることは髪に良い影響を与えるので、できるだけ眠るように心がけましょう。
特に夜の10時から深夜2時までが育毛のゴールデンタイムと呼ばれています。
この時間帯に成長ホルモンが分泌され、髪の成長を促進させますので、この4時間だけでもぐっすりと眠れるようにしたいところです。
良質な睡眠を得るためには以下のことに注意してください。
・寝る3時間前までに食事を終えておく
・寝る直前にスマホやパソコン操作をしない
・照明をおとし、部屋を暗くしておく
・寝具はいつも清潔にしておく
これらのことを意識してぐっすりと眠るようにすれば、ゴールデンタイムの恩恵を受けることが可能でしょう。
まとめ
いかがでしたか。
私はこのようなことを意識しながら生活したところ、産後半年ほどで酷い抜け毛は収束し、新しい毛が生え始め、育毛効果を感じることができました。
産後の抜け毛対策において大切なのは、焦らず悲観しないことだと思います。