白髪染めで心配な経皮毒とは？
白髪染めをすると髪もきれいになるため使っている人も多いでしょう。
ただ使われている薬剤によっては体に害を及ぼすものもあります。
経皮毒といって皮膚から体によくないものが吸収されることもありますので注意しましょう。
特に白髪染めの場合は自分では気が付かないうちに頭皮から体に入っている場合もあるため、薬剤のチェックや使い方などは気を付けるようにしましょう。
目次
手軽さだけで選ばないようにする
今は自宅で白髪染めをする人も増えました。
ドラッグストアに行けばたくさん売られていますし、迷ってしまうほどです。
自分で好きなものを使う事が出来ますので、選ぶのも楽しいのではないでしょうか。
カラーも豊富で自分好みのものを見つけられたり時間的にも自由に染められるためとても便利でしょう。
もちろん美容院に行ってやってもらうのでもいいですが、やはり少し高くなってしまいますので節約のためにも自分で染めている人も多いのかもしれません。
ただ売られている白髪染めによっては体に負担のかかる薬剤を使っている場合もありますので注意が必要でしょう。
白髪染めとしては染まりも早く、色持ちがいいものもたくさんありますが、そういうものは体によくないものが使われている可能性があります。
経皮毒と言って頭皮から吸収されてしまうと気が付かないうちに蓄積され体に負担をかけてしまう場合もありますので、気を付ける必要があるでしょう。
使う側からするとつい便利なものを選びがちですが、体の事も考え手軽さだけで選ばないようにしましょう。
ジアミン系は注意しましょう
白髪染めに含まれている成分の中で、体に負担があるのは主にジアミン系の化学物質と言われています。
頭皮にふれるとチクチク、ジカジカした経験がある人もいると思いますが、成分がとても強いため、皮膚の弱い人だとアレルギー反応を起こしてしまいます。
ただジアミン系のものが含まれているととてもきれいに染まるため多くの人が利用しているのではないでしょうか。
白髪染めの場合は定期的に染め直しが必要になりますが、ジアミン系の成分が入っているものは比較的色持ちもいいため節約にもなります。
メリットもそれなりにあるためつい使ってしまう人もいると思いますが、知らないうちに頭皮から体によくないものを吸収している可能性があります。
その時はなんともなくても後になって体調がわるくなることもありますので十分注意しましょう。
個人差があります
経皮毒は知らないうちに皮膚から体内に吸収されています。
ただ個人差もあるためそれに気が付かずに使い続けている場合もあるでしょう。
確かにジアミン系の成分は体に負担になるものですが、アレルギーになりにくい人や皮膚がとても強い場合はでにくくなります。
そのため体の中に蓄積され、ある時突然症状となってあらわれることもあるでしょう。
今まで何の問題もなく使っていたのに急にこういうことになるとショックを受けるかもしれませんが、やはり体に症状が出た以上そのまま放置するわけにもいきません。
体調が悪くなった場合は直ちに使用を中止するようにしましょう。
また肌がもともと弱くてアレルギー反応がでた場合も同様です。
無理に使い続けるとさらに状態も悪くなってしまいますので、無理をしない事が大切です。
蓄積されると内臓に異常がでることも
中にはジアミン系の成分が入っているものを使っていても、まったく問題がない場合もあるでしょう。
そのため体に悪いとわかっていても長期間使い続けてしまう事もあるようです。
ただ経皮毒は絶えず体に入っていますので、体内に蓄積されている可能性があります。
ある程度の期間蓄積されると、他の臓器に問題がおこる場合もありますので注意しましょう。
ジアミン系の場合は、子宮や腎臓、肝臓に負担をかけますのでこれらの臓器に異常がでてくる事もあるでしょう。
白髪染めと内臓の不調はなかなかすぐには結び付かないかもしれませんが、ジアミン系のものを使っている場合はそういった事にも気を付けなければいけません。
発がん性の危険
ジアミン系の白髪染めを使い続けると発がん性があるとも言われています。
そういった危険性があるものはこれに限らず私たちの生活の中にもたくさんありますが、白髪染めの場合は定期的に使うため他よりもその可能性が高くなってしまうかもしれません。
特に自分にあっているものが見つかると、それを使い続けることも多いのではないでしょうか。
使い心地や微妙な色遣いなどもありますので、どうしてもそうなってしまう事もあるでしょう。
ただその分、体への負担などもよく考える必要がありそうです。
使用頻度や使い方などには十分注意しましょう。
ジアミン系のものを避ける
もしも経皮毒が気になるのなら、ジアミン系の成分が入っていない白髪染めを使うといいでしょう。
購入する際に成分などをよく見てから買うようにします。
今はそういったものもいくつか売られていますし、ネットでもすぐに手に入れることができるのではないでしょうか。
白髪染めの無添加のもので探すとすぐに見つかるでしょう。
ジアミン系などの化学物質が使われていないため安心して使えます。
天然素材のものは肌にも優しい
白髪染めでも最近は天然素材のものを利用したものなどもよく見かけます。
髪にいい海藻を用いたものや色素も天然のものを利用するなどいろいろなものがあるでしょう。
他のものと比べると色の入り具合はやや弱いですが、天然素材を使っているため肌に負担も少なくおすすめです。
しっかりと色を付ける事も大事ですが、それによって体調が悪くなるのも困ります。
様子を見ながら、こういったものも取り入れてみるといいかもしれません。
自分に合った使い方をしましょう
白髪染めでもカラーリングなどは体に負担となるものが入っていることも多く注意が必要かもしれません。
ただトリートメントタイプなどのように素手で扱えるようなものは刺激も少ないため安心でしょう。
このほかにもヘアマニキュアなどは外側からコーティングするだけですので負担も少ないです。
ただヘアマニキュアでも一部では体に負担のあるタール成分を使っている場合がありますのでその辺はチェックしておくといいでしょう。
コーティングするタイプのものは色の付き方が遅かったり薄い場合も多いですが、それだけ髪や頭皮への負担も少なくて済みますので何かと安心かもしれません。
ただその分色落ちもしやすいため使用する頻度も少し多くなってしまうでしょう。
中には費用面で心配という人もいるかもしれませんが、長い目でみればその努力も無駄にはならないはずです。
またどうしてもしっかりと色をつけたい場合はジアミン系のもので一度染めてしまい、染め直しの際に無添加のものに切り替えるのでもいいかもしれません。
最初にある程度色がついているためそれほどしっかりと染めなくても大丈夫ですし、次からは根元など部分的に補修していくだけです。
少しでも体への負担を軽減するためにも、いろいろ工夫して白髪染めを使い分けてみてもいいでしょう。
白髪染めは一度使い始めると長く使用する場合がほとんどです。
見た目と体への負担、両方のバランスをうまくとりながら付き合っていけるように自分に合った使い方をしていきましょう。
まとめ
白髪染めの中には肌に負担のかかるジアミン系の成分を含んだものもたくさんあります。
経皮毒といって頭皮などから吸収されることもありますので気を付けましょう。
蓄積されると体調を崩すこともありますので、様子を見ながら無添加や自然素材のものを取り入れるといいかもしれません。
自分でうまく工夫しながら白髪染めと付き合っていくようにしましょう。