脂性肌のタイプ別解説・化粧水を含む基礎化粧品との付き合い方を考える

脂性肌

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脂性肌・テカリやすいお肌と十握ひとからげにいっても、様々なタイプがあります。

まずはご自身のタイプを把握しないと、対策しようもありません。

そこで、この記事では、どのようなタイプがあるのか・対策として普段からどう過ごすべきなのかを最初に書かせていただきます。

そのうえで化粧水との付き合い方・基礎化粧品の工程や乳液についての考察なども解説していきます。




脂性肌のタイプ

ひとくちに脂性肌と言っても、様々なタイプがあります。

基礎化粧水の使い方の説明の前に、まずはこのお話からさせていただきます。

体質

もともとオイリーな肌である、というのは男性に多いようですね。

  1. 汗をかきやすい
  2. 全身の毛穴が大きく感じる
  3. 頭皮がじめじめしやすい

こういったことに覚えがありませんか?

10代の頃から同じ体質が続くかた・または今まさに思春期のかたの場合、体質型の脂性肌にあてはまるかと思われます。

この原因は、ずばり男性ホルモン。

もっと詳しく言えば、男性ホルモンにもいくつか種類があり、なかには身体の機能を修復したりするものもあります。

こうしたものは「成長ホルモン」とも言い換えられ、思春期の頃がもっともピークで、成人した後ももちろん分泌されます。

男性にオイリー肌のかたが多い・いわゆる「男臭さ」の原因はこれ。

しかしながら、女性にとっても、関係のない話ではありません。

スポーティで健康的な生活をしている人ほど悩まされるとも聞きますし、こういった体質は「改善」が難しいのです。

アロマや日ごろのちょっとした心がけで女性ホルモンを刺激してあげる、というのが考えやすい方法ですが、急激な変化にはつながりません。

むしろ正面きって、体質とお付き合いしていくべきものです。

また、付記すれば、元来こういった体質であった人は、加齢によって落ち着いていく傾向にあるようです。

そのため、心配しすぎないのも大切なことです。

生活習慣

食べ物・寝具・睡眠のタイミング…こうしたあらゆる生活習慣が原因で、脂性肌になるかたもいます。

第一に食べ物について述べると、スナックを寝る前に食べる・日ごろから脂質の量を気にしていない…など、「特に自分は太っていないから」と安心していませんか?

実は、太りにくい体質の人ほど、脂質が直接肌などから排出されやすい傾向にあるようです。

そうしたかたは、思い切って脂質制限ダイエットをするのもよいかもしれません。

ここで「ダイエット」の本来の言葉の定義に入りますが、もともとは痩せることが目的ではなく、健康になることを指す言葉です。

なので、この場合にも当てはまるかと思います。

二つ目が、寝具。

ずばり、汚れた枕カバーです。

寝具のなかでも、頭髪が直接長時間触れる枕カバーは、雑菌が繁殖しやすく肌を荒れさせる原因の多くが眠っています。

そこで、不潔な枕カバーをそのまま使い続けていると、「肌を守らなくてはいけない」と皮脂が過多に分泌される結果になります。

朝の洗顔でどうにかならないのか?

とここで疑問に思われるかと思いますが、夜の間に敏感になってしまったお肌を昼間に整えるのは至難の業。

プロのメイクアップアーティストや皮膚科の先生の一部の意見によると、枕カバーは最低でも2日に1回は変えることが理想的であるそうです。

もしこれが難しい人であれば、布用の除菌アルコールスプレーなどで、毎日なるべく清潔に保つようにしましょう。

つぎに、睡眠のタイミングです。

ここで述べますが、結局のところ、皮脂の分泌過多と関係する作用は2つあります。

  1. 成長ホルモンによるもの
  2. 肌を守ろうとするもの

前者の場合、適切なタイミングで分泌されるのであれば、実は全く問題がありません。

むしろ、昼間の皮脂過多を抑えられるので、メイクをする女性にとってはうれしいことなのです。

その適切なタイミング・行動というのは、夜間の睡眠が全て鍵を握っています。

人間の身体を司るホルモンには様々な働きがありますが、

  1. 昼間は活動ホルモンを出す
  2. 21時頃から、活動ホルモンが睡眠ホルモンに変わる
  3. 睡眠に入ってから4時間ほど、身体の修復のために成長ホルモンが分泌される

こういった順番で働きかけるようになります。

この、睡眠にはいってからのタイミングですが、普通の昼行型の人であれば22時~2時頃がピークとなって身体の修復機能が働くようです。

現実的に考えると、お肌のためには、0時には眠ると考えた方がいいでしょう。

そうすれば、昼間にその場しのぎで大量の皮脂分泌をする必要がない、と身体が判断してくれます。

加齢

これは悲しいことですが、お肌の曲がり角ともいうように、加齢によってオイリー肌になる場合もあります。

上述で述べてきた肌の修復機能と関係があり、ずばり肌の水分量が少なくなることにより、表面から守ろうとする身体の防御機能が原因です。

この場合ですが、美容皮膚科などで根本的な解決を図っていくことも可能です。

身体の内側からアンチエイジングをしていくのも、十分効果的と言えるでしょう。

それでは次からは、化粧水との付き合い方をご紹介していきます。




化粧水との付き合い方

化粧水は大切なものです。

しかし、あくまでも根本的な解決方法ではないということを、心しておくべきだと考えます。

専門家の一部の意見によると、「高級な化粧水を使う必要はないが、たっぷりと使えるようにコストパフォーマンスを考えるべきだ」とのことです。

皮膚の防護機能としての皮脂過多を抑えるために、日々たっぷりと肌に浸透させる必要があるからでしょう。

後にも記載しますが、化粧水は大型ボトルで・乳液は少しずつ使う…というイメージが、特にオイリー肌の人にとっては肝要であるようです。

おすすめのお手入れサイクル

ここでは、オイリー肌のかた向けのおすすめのお手入れのサイクルをご紹介します。

筆者も実践しましたが、1~数カ月で改善したので、ぜひお試しを。

  1. クレンジング…がっつりメイクした日はするけれども、石鹸で落とせる程度の薄化粧ならば2日に一回程度
  2. 洗顔…粉もしくは固形タイプのソープをしっかり泡立てて、泡をのせるようにする
  3. 基礎化粧水(夜)…化粧水をたっぷりと手のひらにとって、肌を抑えるように浸透させる
  4. 乳液…肌に化粧水が浸透してきたところで、気持ち薄付け

乳液が苦手な人へ

オイリー肌の人の意見で一番多いのは、「乳液がべたつくので苦手」というものです。

これはどう解決すればいいのでしょうか。

最後に、そのお話をして終わりたいと思います。

朝はむしろ使わない

近年は、しっとりタイプの化粧水が増えてきました。

中には「乳液も含めてオールインワン」といったものもあります。

筆者個人の考えとしては、オイリー肌の人はむしろ、こういったものでシンプルケアを心掛けてもいいのではないでしょうか。

事実、朝のお手入れで乳液を使った場合、そこからメイクをつかうとなると大変なことです。

乳液成分がお顔に残ってしまい、そこからテカリ始めるひともいます。

少なくとも、朝に乳液を使う必要は本当にあるのか?

というのは、実体験から言えば疑問であるところ。

朝のお手入れから外してしまうのもアリではないでしょうか。

まとめ

脂性肌全般において言えることではありますが、化粧水や乳液・その他基礎化粧日だけで急激に変わるものでありません。

お化粧の仕方でかなり目立たないようにはできるものの、根本的な解決のためには、身体の内側からという意識が常に大切です。

そのうえで、普段のお手入れ方法や乳液についての筆者の考え方を述べさせていただきました。

是非ご参考に。






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