間違った使い方は肌トラブルのもと!美顔器を使う上で注意することとは?
文字通り、顔を美しく綺麗にする効果が期待できる「美顔器」は、現在たくさんの女性から注目を浴びています。
美顔器は美顔効果を期待することのできる物ですが、間違った使い方をすると逆効果となる可能性があります。
そのため、使い方には注意したいものです。
ここでは、美顔器による余計な肌トラブルを避けるためにも、美顔器を使用する上で注意することを解説していきます。
美顔器の購入を考えている方や、もうすでに持っている方も、ぜひ参考にしてください。
美顔器を毎日使うのは逆効果
毎日使うとお肌にダメージが蓄積していく
早く美肌の効果を感じたいからといって、毎日美顔器を使用することは肌に良くありません。
美顔器は基本、少なからずお肌に刺激を与えるもののため、早く綺麗になりたいからといって毎日使用していると、刺激によるダメージがお肌に蓄積してしまいます。
そのダメージは、1日2日でとれるものではないので、頻繁に美顔器を使うと、お肌を傷つけてしまいます。
美顔になりたいのに、毎日使っていたら逆に肌荒れなどの肌トラブルを起こしていたということがないように、説明書をよく読み、使用頻度の目安は守るようにしましょう。
お肌が美顔器に慣れる
毎日美顔器を使用することは、お肌へのダメージ蓄積だけでなく、美顔器の効果にお肌が慣れてしまう場合もあります。
特に、美容成分をお肌に効率的に浸透させるイオン導入美顔器は、毎日使うとお肌が慣れてしまう可能性があります。
そのようになると、美顔器を使用しないと美容成分が浸透しにくいお肌になってしまう危険性が出てきます。
人間の体にはお肌を修復する力があるので、特に修復する力が強い若い頃は、頻繁に美顔器の効果に頼る必要はないかと思います。
表情筋が疲労する
美顔器の中には、電流を流して表情筋を動かすことにより、運動と似たような効果を生み出す物があります。
それはEMS美顔器というもので、このような効果は顔だけでなくボディにも利用されています。
顔に電流を流して運動のような効果を生み出すため、毎日使うと当然疲労が蓄積していきます。
このことは、毎日運動をすることにより筋肉に疲労が蓄積され、休養日を設けないとオーバーワークになってしまい、体がボロボロになってしまうことと同じことになります。
つまり、毎日EMS美顔器を使ったら、顔の筋肉を回復させることができなくなり、肌トラブルの原因となるのです。
そのため、顔の筋肉を休ませる必要があり、毎日使用せずに使用頻度の目安を守ることが重要になります。
このことは、EMS美顔器だけでなく、他の美顔器にも同じようなことが言えます。
具体的な使用頻度とは?
ここまで、美顔器の使用頻度の目安を守る大切さについて解説してきましたが、それではどのくらいの頻度で使うのが適切なのでしょうか?
それは、美顔器の種類によって異なりますが、ほとんどの美顔器は週に2~3回が目安となっています。
しかし、週に1回でも効果を期待することはできます。
週に2~3回行う場合は、やる間隔をできるだけ空けるようにしましょう。
でないと、肌が回復する時間がなく、肌トラブルを起こす原因になります。
多くの美顔器の使用頻度は週に2~3回が目安となっていますが、顔の上を転がすだけのフェイスローラーは毎日使用しても問題ありません。
問題ないどころか、フェイスローラーは毎日続けることが大切になります。
ですが、長い時間行うと、お肌にダメージを与えてしまうので、やり過ぎには注意しましょう。
比較的長い時間使用しないこと
先程、美顔器を毎日使用することは良くないということを解説しましたが、毎日だけでなく長い時間使うことも良くありません。
それは、毎日使用することと同じことで、使用頻度が少なくても使用時間が長いと、お肌に長い時間刺激を与え続けることになり、逆にお肌を痛めつけてしまいます。
綺麗になるために、比較的長い時間使いたくなる気持ちは分かりますが、過度に美顔器を使うと肌トラブルを起こす原因になります。
では、1回何分くらいが使用時間の目安なのかというと、それは美顔器の種類によって異なります。
そのため、商品の説明書をしっかりと確認し、1回の使用時間を守るようにしましょう。
多くの美顔器は、1回の使用時間が5~15分ほどになっています。
したがって、それ以上の時間使わないことが大切になります。
美顔器の当て方の注意点
同じ部分に当て続けないこと
これまで、使用頻度、使用時間のことを解説してきたので分かるかと思いますが、美顔器を同じ部分に当て続けることも良くありません。
シミやシワなど、改善したい気持ちが強いことから、美顔器を気になる部分に当て続けたくなりますが、それは逆効果となります。
使用頻度や使用時間について解説した時に話しましたが、美顔器を当てるということは少なからずお肌に刺激を加えていることになります。
そのため、同じ部分に美顔器を当て続けると、その部分だけどんどん刺激が加わり、ダメージが蓄積していきます。
そのようなことが肌トラブルに繋がる恐れがあるので、美顔器を同じ部分に当て続けるのは良くありません。
美顔器を動かす方向
美顔器を肌に比較的長い時間当て続けるのは良くなく、美顔器の動かし方は基本、下から上に、中心から外側になります。
このように動かすことは大事なことで、逆に上から下に動かすとリフトアップ効果を得ることができなくなってしまいます。
美顔器の動かし方は、シワやたるみの改善にも大きく関わってきますので、上から下に動かしたり往復したりしないよう、「下から上へ」動かしましょう。
そして、首筋をケアする際は、上から下に美顔器を動かすことが大切になります。
それは、リンパの流れる方向に動かすことによって、リンパの流れが良くなるためです。
このように、美顔器は適当に動かすのではなく、効果を引き出す動かし方をする必要があります。
美顔器の種類や目的に適したジェルや美容液を使うこと
美顔器には、超音波美顔器やイオン導入美顔器やLED美顔器など様々な種類があり、肌の悩みに合わせて選ぶことが大切になります。
美顔器の種類や肌の悩みによって、使用するジェルや美容液は変わってきます。
そのため、美顔器や肌の悩みに合った物を使用しないと、美顔器で肌の手入れを行っていても、欲しい効果を得られなくなります。
シミやくすみや黒ずみが気になるという方は、トラネキサム酸が含まれた美容液を選び、シミやたるみが気になるという方はコラーゲンやプラセンタ、エラスチンが含まれた美容液を選ぶなど、自分の目的に適した美容液を使うようにしましょう。
また、ジェルや美容液の使用量も大切となり、もったいないからといって少量しか使わないと、美顔器の効果を十分に発揮することはできません。
そのため、「ジェルや美容液が高いから」や「もったいないから」と言ってジェルや美容液をケチるのは良くありません。
美顔器の効果を十分に発揮するためにも、適量使用するようにしましょう。
それと、超音波美顔器はジェルを使用しますが、「クリームで代用できるのでは?」と考える方もいます。
しかし、クリームでは超音波が肌に上手く伝わらないので効果が出ません。
そのため、超音波美顔器はジェルを使用しましょう。
また、含まれている成分のことを考慮すると、専用のジェルを使用することをおすすめします。
まとめ
美顔器を使用する上で注意することは以上のようなことになりますので、美顔器を使っている方や購入しようと思っている方は理解しておきましょう。
また、力を入れすぎて美顔器を肌に押し当てるのも良くなく、そのように使うと肌に余計な刺激を与えてしまい、逆にシワの原因になる可能性があるので注意しましょう。
それでは、美顔器を正しく使い、美しさに磨きをかけてください。