ハンコン(ハンドルコントローラー)の有名メーカーThrustmaster
ハンドルコントローラー(以下、ハンコン)を使うことで、プレイが、よりリアルに実車に乗ったような感覚を得ることができます。
このハンコンメーカーは、数多くあるのですがいずれもハイエンド専門であったり、ミドルエンドやローエンドしかラインナップがない場合も少なくありません。
しかし、今回紹介するThrustmaster(スラストマスター)は、幅広いラインナップを誇り、ローエンドからハイエンドまでを網羅しています。
今回このThrustmasterに焦点を絞って紹介していきます。
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目次
Thrustmasterとは
Thrustmasterは、フランスのハードウェア企業であるGuillemot Corporationの関連会社になっているフランスの老舗ハンコンメーカーです。
設立が1984年と比較的古く、ハンコンをはじめとしたゲーム関連の製品において高い知名度と世界的なシェアの高さを誇っています。
海外展開も積極的で本国フランスの他、欧州(英、独、イタリア、オランダ、ベルギー、ルーマニア)や北米(米、カナダ)、アジア(香港)などに拠点を設けています。
日本でのThrustmasterについて
日本には直接の拠点を持っていませんが、東京の株式会社アスクを通じて販売しており、容易に手に入れることが可能となっています。
また、SONYの人気ソフト「グランツーリスモ」の公式ハンコンに認定されるなど、日本とのつながりも深いブランドです。
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Thrustmasterハンコンその1:T80
ローエンドモデルから順に紹介していきます。
まず、普及モデルのT80ですが、ハンコンとしては破格の実売1万円程度で購入可能です。
ステアリングが240度で止まったり、ペダル数が2ペダルのみと、中級ユーザーには物足りない仕様となっており、FFB(振動などが体感できる機能)が装備されていないなど、徹底してコストダウンを図ったモデルとなっています。
その分低価格で老舗メーカーのハンコンが手にできるというメリットもあります。
おすすめポイント
コストが非常に安いため、お年玉やお小遣いで手に入れることができるモデルです。
PSにもしっかり対応していますから、通常のキーコントローラーが物足りないユーザーにおすすめです。
低価格ですがパドルシフトも搭載されており、スポーティーなシフティングが楽しめます。
Thrustmaster ハンコンその2:T150
ハンコンを使って本格的に楽しみたいのであれば、このT150からがおすすめです。
PCにも対応しているので、ハイクオリティなPCのレーシングゲームを楽しむこともできます。
それにハンドルも240°~1080°まで切ることができるので実車に近いハンドルさばきも可能です。
最大のポイントはここからFFBが実装されること。
これによって路面の振動やギアチェンジの挙動などを体感することができるようになっています。
おすすめポイント
本格的に楽しみたいのであればおすすめのモデルです。
T80よりも2万円程度高くなりますが、FFB(フォースフィードバック、衝撃などを伝える機能)効果により迫力のあるゲームプレイが楽しめます。
ただ、どちらかと言うとローエンドに属するモデルになりますので、ハンドルやペダルの質感がやや安っぽい印象を受けます。
おすすめとしては、プレイを純粋に楽しみたい中級者や予算に余裕のある初心者の方になります。
Thrustmaster ハンコンその3:T300RS GT EDITION
振動の伝達方法をブラシレスモーター デュアルベルト式というベルトを利用した装置にしています。
この効果によって、よりリアルな振動や反動、自然な衝撃と言う体験をすることができるようになっています。
操作するフィーリングもとてもナチュラルで、実車に迫る迫力を体感できます。
おすすめポイント
ミドルクラスのモデルになりますが、リアルさがより増してハンドリングも更に自然なものになっています。
実際に車を運転している方や中級者、上級者の練習用に使い潰すつもりで利用するのがおすすめです。
また、ペダルにクラッチが追加されているので、MT車をゲーム中に多用する方にもおすすめできます。
Thrustmaster ハンコンその3:T300 Ferrari Integral Racing Wheel Alcantara Edition
最大の特徴は、フェラーリとのコラボにより、ハンドルがスポーツカーに搭載されているD型ハンドルを搭載しています。
このハンドル形状により、より素早いステアリングさばきが可能となっており、コンマ数秒を争う場合、圧倒的に有利になります。
また、フェラーリのエンブレムもかっこいいです。
基本性能は、T300RSと同じですが、フィーリングや所有欲を満たすという点で優れています。
おすすめポイント
D型ハンドルを採用しているので、e-スポーツなどの競技で対戦を考えている方や、フェラーリが好きな方、主にスーパーカーなどをモチーフにしたゲームをプレイするような方におすすめです。
ハンドルが変わっただけでもフィーリングもガラッと変わるはずです。
Thrustmaster ハンコンその4:TS-PC
F1のe-スポーツ大会でも採用された形状がF1ハンドルに似せて作られたモデルです。
スイッチ類の配置もF1などのフォーミュラーカーに近い配置となっていて本格的な装置になっています。
ただ、日本の代理店では取り扱っていないので、並行輸入品を購入する必要があります。
また、ペダルが付属していないので、別途購入する必要があります。
おすすめポイント
F1などのフォーミュラーカーのハンドルに似ているので、文字通りF1をモチーフにしたゲームを本格的にプレイしたい方におすすめです。
ペダルもこのくらいの上級者になると資産で持っていたり、わずかなべダルフィーリングも大切にしている方も少なくないので、敢えて別売りと言う可能性が高いです。
Thrustmaster ハンコンその5:T-GT
グランツーリスモSports向けに製造された新作のモデルです。
レザーを贅沢に使用し本格的なハンドルになっており、ペダルも金属製で実車に近い作りになっています。
T300RSよりも上位のモデルと言う位置づけでFFBもリアルになり、耐久性を上げるため冷却性能も向上しています。
おすすめポイント
新しいタイプの製品が欲しい方やT300RSの買い替えとして候補にできるモデルです。
質感も高いので、T150からのアップグレードを考えている方も購入をおすすめします。
Thrustmaster ハンコンその6:T500RS
本格的という言葉すら、安っぽくなるような質感のハンコンです。
産業用モーターを使用したFFBの質感がが非常にリアルなシミュレーター顔負けの性能を誇ります。
グランツーリスモ6用に最適化され、Thrustmasterの技術の粋を集めた作ったモデルです。
実車並みのフィードバックのため、プレイしていると非常に疲れます。
疲労度まで再現してしまうので、プレイする方のレベルによってはリアル「すぎる」性能です。
おすすめポイント
実際にサーキットなどで走ったりしたことがある方や真剣にe-スポーツを楽しみたい方、今までのハンコンが物足りない方におすすめのモデルになります。
まとめ
まとめとしては、ビギナーからe-スポーツのプレイヤーまで幅広いユーザーに対応している懐の広さがThrustmasterのハンコンの真の魅力かもしれません。
ただ、日本代理店では取り扱いのないモデルもまれにあるので、マイナーな製品については並行輸入や直接代理店に要望してみるのも良いのではないでしょうか。