シャフトドライブ方式のママチャリはどんなもんか?
ママチャリと言えば日本人にとって、非常にお手軽な移動手段です。
特に電車と自転車通勤を組み合わせるサラリーマンや自転車通学に学生にとってママチャリは一番コストパフォーマンスが良いです。
しかし、ママチャリを含めチェーンドライブ方式の場合、チェーンが外れた際、元に戻すのが手間というより非常に汚れて、テンションがガタ落ちになります。
そこで、今回はシャフトドライブ方式のママチャリを探してみました。
ママチャリのドライブ方式は?
一般的にママチャリを含む自転車のドライブ方式はチェーンドライブ方式です。
ペダルと漕ぐとフロントのギアが回転し、リアのギアにチェーンが動力を伝達します。
これは、ママチャリ以外にもクロスバイク、ロードバイク、ミニベロにも利用されています。
自転車ではありませんが、バイクに利用されるのもこのドライブ方式です。
この他に、ママチャリに多く採用されているのがベルトドライブ方式です。
文字通り、ベルトで動力を伝達します。
この方式は、かつてアルベルトというママチャリの登場で有名になりました。
チェーンを利用しないといった画期的な方式で現在も価格の高いママチャリには採用されています。
しかし、チェーンドライブ方式に比べ、メンテナンス性や耐久性に劣るといった欠点があります。
また、チェーンドライブも定期的な注油やチェーン外れといったトラブルに見舞われます。
そこで、シャフトドライブ方式のママチャリが登場しました。
シャフトドライブ方式とはどのような原理なのか紹介します。
シャフトドライブ方式ってどんなもの?
シャフトドライブ方式の代表例は、自動車です。
自動車は、エンジンからの動力をギアを経由してドライブシャフトに動力を伝達します。
FF式の自動車はフロントタイヤが回転します。
一方、4WDの場合はリアのドライブシャフトに動力を伝達するため中間シャフトがあります。
簡単に動力構造を理解するには、ミニ四駆がおすすめです。
ミニ四駆はモーターからの動力をピニオンギアとべベルギアを介し、動力をタイヤに伝達します。
約20年以上も前におもちゃに採用されたものですが、何故、今さら自転車に採用されたか疑問があると思います。
そもそもシャフトドライブ方式は、価格が高くなります。
技術的には確立されていたものの、生産性の問題や消費者のニーズにより、市場投入が遅れたものと考えます。
しかし、本来であれば、動力の伝達効率が一番いい方式だと考えます。
おすすめのママチャリは?
さて、シャフトドライブ方式を採用したママチャリは多くありません。
現在、おすすめなのは丸石自転車の『AL HTAP273C』です。
価格は、63,000円と高額です。
しかし、フレームはオールアルミ合金で、車体重量は20.6kgと軽量です。
一般的なママチャリが平均26~27㎏に対し、この車体重量は遥かに軽量です。
また、盗難補償が3年間付きで、BAA適合車というのもおすすめのポイントです。
内装変速は3段であるものの、LED式オートライトが採用され、安全性は非常に高いと思います。
また、丸石自転車は自転車業界での定評も高く、ママチャリや子供乗せ自転車においてトップクラスです。
この丸石自転車がシャフトドライブ方式を採用したことは今後のママチャリの進化が予想されます。
今後の予想と有効性!
ズバリ、シャフトドライブ方式のママチャリは今後、大きな変化をもたらすと考えます。
現在、電動アシスト付き自転車が人気ですが、シャフトドライブ方式は電動アシストに一番最適な方式なんです。
元々、モーターやエンジンと相性の良いものですから今後の市場拡大が期待できます。
また、メンテナンス性を考えれば明らかに、自転車ユーザー向けであり、有効性が高いと考えます。
さらに、モーターサイクルすなわちオートバイ業界に採用されれば、エネルギーの消費を大幅に削減できる期待があります。
自転車で考えれば、電動アシスト用のモーターが小型化でき、バッテリーも小型化出来ます。
上手くいけば、今までより軽量な電動アシスト付きママチャリが実現可能です。
まとめ
筆者自身、電気事業に関する会社に勤務しております。
今回、シャフトドライブ方式のママチャリには驚きました。
これは、かつて自動車業界でマツダが提唱したロータリーエンジンに類似しており、一番理想的なものだと考えます。
少ないエネルギーで動力を伝達することは日本人の夢と考えます。
自転車こそ、シャフトドライブ方式が採用され省力化できれば今後の交通事情は大幅に変化すると考えます。
シャフトドライブ方式ですが、手が汚れない、服が汚れないといった面もあるので非常におすすめです。