ママチャリで行動範囲がぐんと広がる! 幼児を乗せるママチャリを選ぶポイント6つ!
幼児がいる家庭にとってママチャリは行動範囲を広げる重要なアイテムです。
幼児を乗せることを前提としたママチャリを選ぶときには6つのポイントを意識して選びましょう。
どのような場合にママチャリを使うのか、どのような頻度で使うのか、どのような幼児を何人乗せるのかによって選ぶべきママチャリは違います。
自分にぴったりのものを選びましょう。
目次
ママチャリに幼児用シートを付けるか付けないか
赤ちゃんが小さいうちならば幼児用シートを使わずに抱っこ紐でおんぶしたり抱っこしてママチャリを運転するという方法もあります。
しかし、自治体によっては禁止されている場合もあるので、自分の住んでいる地域は違反ではないかどうかを確認しましょう。
抱っこ紐でママチャリに乗ることにはメリットとデメリットがあります。
幼児用シートは大抵10カ月からですが、抱っこ紐を使えばまだちゃんとお座りができないうちからママチャリに乗せることができます。
幼児用シートは1万円程度するので、購入しなければその金額を浮かせることができます。
しかし、幼児用シートは子どもが大きくなって使わなくなったら変形させて自転車用のカゴとして使えるものもあります。
また、幼児用シートを付けられるママチャリはフレームの強度に基準があります。
抱っこ紐を使うのならばフレームの基準に関係なくどんなママチャリでも乗ることが可能です。
一方で、抱っこ紐でママチャリに乗れるのは赤ちゃんの間だけです。
また夏場は汗が背中にたまり、とても暑くて大変です。
子どもは前に乗せるか後ろに乗せるか
ママチャリに幼児用シートを付ける場合、ママチャリの後ろか前かを決めなければなりません。
前と後ろにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
ママチャリの前に幼児用シートをつける場合
ママチャリの前に幼児用シートを付ける場合、子どもの様子が常に視界に入るので何かと安心です。
とくに子どもの年齢がまだ小さいときにはおすすめです。
ママチャリの前につける幼児用シートの説明書には子どもの体重は15キロ以下、年齢は10カ月から4歳未満を目安にしていることが多いですが、実際には2歳半くらいになると前の幼児用シートは窮屈になってしまうことが多いです。
結局後ろ用の幼児用シートを購入し直すことになるかもしれません。
そして、冬場はママチャリの前の幼児用シートは後ろよりも風が直接あたるぶん、寒くなります。
しっかりとした防寒対策をするようにしてあげましょう。
ママチャリの後ろに幼児用シートを付ける場合
ママチャリの後ろに幼児用シートを付けると体重が20キロ未満、年齢は2歳から6歳未満までの長い時間使うことができるのがメリットです。
前が重くならないので、ハンドルを扱いやすく、ふらつきにくいです。
また、子どもが視界にいないので、何をしているのか不安になることもあるかもしれません。
幼児2人同乗基準適合車かどうか
ママチャリには幼児2人同乗基準適合車という規格があります。
この規格を満たしているとママチャリの前と後ろ、両方に幼児用シートを乗せることができ、いわゆる3人乗りをすることができます。
一人っ子の予定であったり、二人以上兄弟がいても年齢が開いているのならば必ずしも幼児2人乗道場基準適合車であるものを選ぶ必要はありません。
しかし、幼児2人乗道場基準適合車は頑丈なフレームであったり、倒れにくいスタンドであったり、ふらつきにくいハンドルであったり、太いタイヤであったりと幼児を乗せることを前提として安全で使いやすい設計になっています。
一方で、子どもが大きくなって幼児用シートを必要とせずに普通のママチャリとして使うようになると頑丈なフレームを重く扱いにくいものであると感じるようになるかもしれません。
大きいタイヤか小さいタイヤか
ママチャリを選ぶときにタイヤの大きさは重要です。
幼児2人同乗基準適合車の場合は20インチと小さ目のものが多く、普通のママチャリは24インチや26インチであることが多いです。
小さいタイヤはそのまま車高の低さにつながります。
幼児用シートに子どもを乗せる時に、車高が高いと大変です。
また車高が低い方が重心が下がり、バランスがとりやすくなります。
大きなタイヤは子どもが大きくなるにつれて抱き上げて幼児用シートに乗せるのが大変になってきます。
しかし、タイヤが大きい分、一回のペダルを漕いだだけで進む距離も長いです。
さらに道にあるデコボコのショックを吸収してくれるので乗り心地がよいです。
一般的に身体の小さい人はタイヤの小さいママチャリ、身体の大きい人はタイヤの大きいママチャリが扱いやすいと言われています。
電動アシストをつけるかつけないか
ママチャリの中には電動アシストをつけたものもあります。
子どもを乗せる場合、その分重く、漕ぐのが大変になります。
電動アシストがあれば上り坂でも楽々と登ることが可能になります。
体力に自信がない人や坂道のおおい場所に住んでいる人にとって有難い機能です。
一方で電動アシスト機能がついているママチャリはついていないママチャリにくらべて価格が高いです。
普通のママチャリが2万円程度なのに比べて電動アシストのママチャリは10万円前後します。
さらに、数年したらバッテリーを買い換える必要が出てきます。
電動アシストのバッテリーは本体価格の四分の一から三分の一、場合によっては半額近くかかる可能性も出てきます。
また、電動アシストは重く30キロ程度あるものもあります。
漕いでいるときは軽快ですが、ついて歩くときに段差を乗り越えたりするのはやや大変です。
電動アシストのバッテリーの容量にも種類があります
一口に電動アシストのママチャリといっても、バッテリーの容量には色々あります。
少ない容量のバッテリーの場合、価格が安いです。
また、車体も軽いです。
充電時間が短い場合も多いです。
一方で、一回の充電で走れる距離が短いので頻繁に充電をしなければなりません。
大容量のバッテリーに比べてバッテリーの寿命が短いです。
一方で容量の大きなバッテリーはその分、一回の充電で多くの距離を走ることができます。
しかし、価格は高めで車体も重くなってしまいます。
坂道が多い地域や長距離を運転する人は大容量のバッテリーの電動アシストのママチャリがおすすめです。
安全なママチャリであることに重点を
幼児を乗せることを前提としたママチャリは使い勝手や価格ももちろん大切ですが、安全であることがとても大切です。
フレームの色は目立つものにしましょう。
目立たない場合は反射板などを付けるようにすると街灯の少ない夜道の運転で車に見つけて貰えやすくなります。
ライトも明るいものを選びましょう。
あたりの明るさを測るセンサーが付いている自動点灯のものが好ましいです。
ライトが弱いように感じるのならば買い足すのもおすすめです。
スタンドは片脚ではなく、両足で支えるものにしましょう。
片脚のスタンドは転倒しやすいです。
幼児をシートに乗せたままママチャリが転倒してしまうと大けがに繋がります。
まとめ
幼児を乗せるママチャリは、幼児用シートを付けるか否か、そして前つけるか、後ろにつけるか、あるいは前後両方に着けて三人乗りをするのかを決めなければなりません。
また、電動アシストのママチャリにするかどうかによっても使い勝手も予算も大きく変わってきます。
しかし、何よりも重要なのは安全であることです。
子どもと自分が安全に乗れるものを選びましょう。