折りたたみ自転車の選び方は?チェックしたい4つのポイント

折りたたみ自転車

折りたたみ自転車は、コンパクトにまとめて持ち運ぶことができる便利な自転車であり、多くの人から重宝されています。

ただし、一口に折りたたみ自転車といっても、さまざまな種類があるので、初めて選ぶときは、少し注意が必要です。

どんな商品がよいのかわからず、なかなか決められないことがあるのです。

そんなときは、選び方のポイントをチェックしておきましょう。






何を重視するか

折りたたみ自転車を選ぶときは、漠然と商品を眺めてみたところで、自分にぴったりの商品を見つけることはできません。

よい商品を選ぶためには、何か基準となるものが必要になります。

それを参考にして、さまざまな商品を見比べていけば、最適なものを見つけやすくなるのです。

選ぶときは、最初に「何を重視するか」ということを、じっくり考えてみてください。

自分が最も優先したいことをはっきりさせておけば、そのためにどんな折りたたみ自転車が必要になるのか、自然と見えてきます。

それなら、迷って決められなくなる心配はありません。






重さはどれくらいか

折りたたみ自転車を選ぶときの重要なポイントとしては、重さがあります。

これは、折りたたみ自転車で輪行がしたいときには、特に注意すべきポイントです。

輪行とは、車や電車に自転車を乗せて、遠くへ運ぶことです。

この方法なら、旅先で自分の自転車が使えるようになるため、普通にサイクリングなどを楽しむことができます。

これは、普通の自転車ではなかなか難しいことであり、折りたたみ自転車ならではのメリットです。

そして、輪行が主な目的であるなら、重い商品は避けるようにしましょう。

車や電車で運ぶとしても、そこまで持って行くのは自分であり、駅の中などは自分で持ち歩かなければなりません。

それが重いものだったりすると、大変な労力を使うことになるので、重いものはNGなのです。

選ぶときは、軽いことに注目して、自分が持ち運ぶときに不便でないものを探しましょう。

安さに惑わされない

折りたたみ自転車はコンパクトになるので、なんとなく軽そうなイメージを抱くことも多いですが、商品によっては、かなり重くなっているものもあります。

普通の自転車と同じくらいの重さになっていることもあるので、輪行をする場合は、そうした商品を避けることが大切です。

そのためには、値段だけで選ばないように注意してください。

折りたたみ自転車の中には、激安になっている商品もありますが、安いものほど軽さは期待できません。

「安くてお買い得」という安易な理由で決めてしまうと、汗だくになって持ち運ぶはめになり、後悔してしまうことも多いのです。

確実に軽いものを購入するためには、安さばかりにこだわらず、それなりの値段のものを選んでください。

素材にも注目

折りたたみ自転車の重量には、フレームに使用されている素材も大きく影響しています。

軽い商品の場合、アルミニウムかスチールになっていることが多く、10kgくらいの重さになっているものです。

さらに軽い商品だと、チタンやカーボンを使用することで、約6kgまで重量を落としています。

重さを考えるときは、使用されている素材についても、よく見ておくようにしましょう。

タイヤのサイズをチェック

折りたたみ自転車で、他の自転車と大きく異なる点といえば、やはりコンパクトにたためることです。

ただし、コンパクトであることを優先するあまり、タイヤのサイズが極端に小さくなっている商品もあるので、選ぶときは注意しなければなりません。

タイヤのサイズが小さいと、折りたたんだときに小さくまとまるので、携帯するにはとても便利です。

しかし、実際に乗るときは、デメリットも出てきます。

小さすぎるタイヤは、少しの段差でも大きく揺れてしまうことが多く、バランスを崩して転んでしまう可能性もあるのです。

そうなると、通勤や通学で町の中を移動するときは、かなり不便になってしまいます。

したがって、選ぶときはタイヤのサイズをよく見て決めるようにしましょう。

20インチくらいあれば、走行を妨げるようなことはありません。

小さすぎると交換できない

タイヤが小さすぎる折りたたみ自転車は、パンクしたときなどに、交換が難しくなってしまいます。

あまり小さすぎて、ピッタリなサイズがなかなか見つからないことが多いのです。

そうなると、壊れたのがタイヤだけだったとしても、それ以上は使用できなくなってしまいます。

このように、商品を選ぶときは、メンテナンスのしやすさも考慮しなければならないのです。

いざというとき困らないように、極端に小さいものは選ばないようにしましょう。

使いやすいか

折りたたみ自転車を選ぶときは、重さやタイヤのサイズ以外にも、便利で使いやすいことが重要になります。

例えば、高級な商品を購入したとしても、自分にとって使いづらいものだった場合は、あまり乗る気になれないものです。

そうなると、せっかく高いお金を払ったというのに、しまい込んだまま使わなくなったり、処分したりすることになります。

したがって、「使いやすい」というポイントは、しっかりチェックしておくようにしましょう。

では、便利な機能をいくつか紹介します。

変速ギア

折りたたみ自転車には、変速ギアがついたタイプがあり、調整によって走行しやすくすることができます。

これがあれば、坂になった走りにくい場所でも、スムーズに漕ぐことができるのです。

ただし、ギアの数は商品によって異なるので、よく見て選ぶようにしましょう。

3つしかないものや、20段階で細かく調整できるものなど、さまざまな商品があります。

普通に使う分には7段くらいで十分ですが、必要な数は人それぞれなので、自分の使い方を想像して、ベストな数の商品を選んでください。

電動アシスト

変速ギアをうまく使えば、坂道の走行はだいぶ楽になりますが、あまり坂が多いようだと、いくら変速ギアを使ったとしても、疲労が大きくなってしまいます。

そんなときは、電動アシストの商品がおすすめです。

電動なら、坂道が多くても疲れることはありません。

必死になって漕がなくても、楽に走行することができるのです。

ただし、電動の折りたたみ自転車だと、軽さは期待できません。

走行が楽になる分、どうしても重量が増えてしまうので、折りたたんで持ち運ぶときは、腕が疲れてしまう可能性があります。

また、充電が必要になるので、面倒に感じてしまうことも多いのです。

電動の商品を選ぶときは、そうしたデメリットもきちんと考えておくようにしましょう。

キャスター

軽い折りたたみ自転車は、シティサイクルの半分の重量しかないため、持ち運びが楽になります。

とはいえ、軽くても10kgはあるので、長い距離を移動しなければならないときは、かなり大変な思いをすることになります。

10kgといえば、2リットルの大きいペットボトル5本分の重さであり、持っているうちに疲れてしまうのです。

そんなときに便利なのが、キャスター付きの折りたたみ自転車です。

キャスターがあれば、引いいて歩くことが可能になるため、腕が疲れる心配はありません。

あとからキャスターを取りつけるタイプもあるので、たたんだまま移動する距離が長くなりそうな場合は、ぜひチェックしておいてください。

まとめ

折りたたみ自転車は便利ですが、選び方を間違えると、自分に合わない商品を購入してしまうこともあります。

そうなると、本来は便利なはずの折りたたみ自転車も、「なんだか不便だな」「思ったより使いにくい」といった感想が出てきてしまうのです。

本当によいものを購入するためには、ここで紹介したようなポイントをしっかり押さえて、慎重に選ぶようにしましょう。








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