折りたたみ自転車を買う前に知っておきたいメリットとデメリット
折りたためる自転車には普通の自転車にはないメリットがあります。
一方で注意をしなければならないデメリットもあります。
折りたたみ自転車が欲しい、購入をしたいという人は折りたたみ自転車とは普通の自転車とどのような点が違うのかについて知っておくようにしましょう。
違いを知ればもっと折りたたみ自転車を活用することができるでしょう。
目次
折りたたみ自転車は小さく折りたためる
折りたたみ自転車の最大の特徴、そして普通の自転車との違いは名前の通り、小さく折りたためることです。
工具も特殊な知識もテクニックも必要なく、簡単な動作で折りたたむことが出来ます。
室内で保管が出来る
普通の自転車を家の中に置いておくのは大変なことです。
自転車用のスペースを大きく確保しなければなりません。
自転車を担いで玄関を通り抜けるのも楽ではありません。
タイヤなども入念に拭かなければ家がよごれてしまうでしょう。
しかし、折りたたみ自転車の場合はそのような大変さがあまりありません。
折りたたみ自転車を折り畳み、専用の袋に入れてしまうのならばそこまで入念にタイヤなどを拭く必要はありません。
コンパクトに折り畳めるので、家の中でもスペースをとりません。
家の中で保管できるメリット
家の中で自転車を保管することで、雨や紫外線に晒されることがありません。
雨や紫外線は自転車の寿命を短くしてしまったり、チェーンなどをサビさせてしまったりします。
また、家の外に駐輪場のスペースが取れなかったり、駐輪場代がかかったりするときにも助かります。
さらに、家の中で折りたたみ自転車を保管することで、盗難予防にもなります。
自転車を電車に乗せることが出来る
普通の電車は普通の自転車をそのまま乗せることを認めていません。
しかし、自転車を分解するか折りたたんで専用の輪行袋に入れることで電車内に持ち込むことを認めていることが多いです。
ロードバイクなどは工具を使えば分解できますが、分解や組み立てには時間と工具と手間と正しい知識が必要です。
折りたたみ自転車は工具など必要なく、簡単にたたんで袋に入れることが出来ます。
自転車で駅まで行き、自転車を折りたたんで電車に乗り、降りた先で再び自転車を広げてサイクリングを楽しむこともできます。
また、サイクリング中に雨が降ってきたので、そのまま最寄りの駅から電車に乗るというのも可能です。
自転車の持ち込みについては事前確認を
ほとんどの鉄道会社で、自転車は輪行袋に入れることで持ち込みを認めていますが、一部認めていないところもあります。
また、通勤ラッシュ時は御遠慮くださいとしている場合もあります。
自転車の持ち込み代がかかる場合もあります。
事前に自転車の持ち込みについては確認をしたり、問い合わせたりしておくようにしましょう。
車に乗せることも可能
普通の自転車を普通の車に乗せようとしたら、専用の用具を車の上や後ろ取り付けなければなりません。
車の上に自転車を乗せた場合、トンネルや立体駐車場などを利用するときには高さ制限に気を付けなければならないでしょう。
自転車をしっかりと固定して乗せるのにも気を配ります。
しかし、折りたたみ自転車ならばそのような苦労や手間はまったくありません。
折りたたんで、輪行袋に入れればトランクや後部シートにとても簡単に収納することができます。
ドライブを楽しみ、ドライブ先でサイクリングを楽しむというレジャーもおすすめです。
コインロッカーの利用も可能
少し大きめのコインロッカーならば折りたたみ自転車を預けることもできます。
普通の駐輪場を使うのは盗難が少し心配という時にとても便利でおすすめです。
ロッカーなので、折りたたみ自転車のほかに小さなもの、たとえばタオルや着替えなども一緒に収納することが出来ます。
自転車や小物をコインロッカーに預けて、身軽に散歩をすることもできます。
対応しない折りたたみ自転車も
折りたたみ自転車の中には中型のコインロッカーに収納可能なものもありますが、全ての自転車が可能というわけではありません。
事前に折りたたみ自転車の規格と使う予定のコインロッカーの大きさについて確認をしておくのがおすすめです。
宿泊先にももって行くことが出来る
折りたたみ自転車で旅行を楽しむこともできます。
折りたたみ自転車をたたんで輪行袋に収納したらホテルの部屋に持ち込むことが可能です。
駐輪場を探したり、盗難を心配したりせず、愛車との旅を楽しむことが出来ます。
普通の自転車よりもやや重い
折りたたみ自転車は強度や安全性を保ちながら折りたためるように作られているため、普通の自転車よりもやや重いです。
折りたたみ自転車はコンパクトになるので、持ち運び安い形状をしていますが、重さ自体は普通の自転車と同じかやや重いくらいです。
人力をメインに持ち運ぶことを想定している場合はその点について忘れないようにしましょう。
漕ぎやすさはほぼ問題なし
自転車は車体が重い程漕ぐのに力がいり、軽い程簡単に漕ぐことができます。
折りたたみ自転車は重いですが、漕ぐのがとても困難になるほどには重くないので安心しましょう。
軽い折りたたみ自転車もあります
安全性や強度を確保しながらも軽く作られている折りたたみ自転車もあります。
しかし、このような軽量化された折りたたみ自転車はそうでない折りたたみ自転車よりもやや価格が高いです。
普通の自転車よりも価格が高い
折りたたみ自転車はたためるように作るためにパーツが多いです。
そのため、普通の自転車よりも価格が高い傾向になります。
格安の折りたたみ自転車もありますが、その場合、車体が重かったり、折りたたむのに手間がかかったり、使い心地がわるかったりなど、それなりの理由があることが多いです。
ある程度快適に走りたかったら3万円以上の価格帯の折り畳み自転車がおすすめです。
ペダルの使い方に注意が必要
折りたたみ自転車の中にはペダルも折りたためるものがあります。
ペダルを折りたたむことが出来ればとても、コンパクトにたたむことが出来ます。
しかし、一方でペダルの外側に芯が入っていないので、力をかけることができません。
ペダルを折りたたむことのできる折りたたみ自転車に乗る場合、ペダルの中心部分に体重をかけることを意識しましょう。
普通に乗っているのならば全く安全性には問題がありません。
アクセサリーがほとんどついていません
折りたたみ自転車はコンパクトな造りにするために、普通の自転車ならばほぼ標準装備と言っていい、前かごや荷台、泥除けなどがついていません。
前かごや荷台がないので、荷物はリュックやメッセンジャーバックなどを背負って運ばなければなりません。
また、泥除けがないので、濡れた地面を走ると泥をかぶってしまうことがあります。
雨上がりの道を走ったら背中に一直線の泥水の痕がついてしまうということもあります。
かんそうしていて綺麗な道を走るのでないのならばそれなりに服や顔が汚れるのを覚悟しなければなりません。
まとめ
折りたたみ自転車の最大のメリットはなんといっても折りたためることです。
室内に保管できますし、電車や車での移動も簡単に行うことがしやすいです。
一方で、重くなってしまいやすいですし、価格も普通の自転車よりも高い傾向にあります。
また、ペダルの使い方についても注意が必要です。
さらに、泥除けが付いていないので、道を選ぶ必要があります。