ランニングタイツの正しい履き方は?4つの注目ポイント
ランニングタイツは、快適にランニングをするための便利なアイテムですが、履き方には注意しなければなりません。
というのも、適当な履き方をしていると、デメリットが出てくる可能性があるからです。
いくら優れた商品でも、正しく使わなければ、そのメリットを得ることはできません。
ここでは、ランニングタイツを履くときのポイントについて、詳しく説明していきます。
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正しい手順で着用する
ランニングタイツを履くときに最も重要となるポイントは、履き方の手順になります。
「ただ足を通すだけなら手順は関係ない」と考え、無造作に履いてしまう人もいますが、それはおすすめできません。
ランニングタイツは、ぴっちりと体にフィットすることで、筋肉のサポートや疲労の軽減といった効果を発揮してくれますが、雑な履き方をしていると、そうした効果を妨げる可能性があります。
どんなものでも、使い方が間違っていれば、本来の効果を十分に引き出すことはできません。
ランニングタイツを履くときも、正しい手順でしっかり着用することが大切なのです。
では、その手順を紹介していきましょう。
まずは膝まで履く
ランニングタイツを正しく着用するのであれば、上まで一気に引き上げるような方法は避けるべきです。
そのような履き方をしていると、生地に大きな負担がかかり、破れてしまう恐れがあります。
たとえ破らずに足を通せたとしても、乱暴な履き方では、よじれたり曲がったりする可能性が高く、それが効果を妨げてしまうのです。
そのため、ランニングタイツを履くときは、一気に引き上げるのではなく、少しずつ履いていくようにしましょう。
まずは椅子などに座り、足先から膝までを、徐々に通していきます。
くれぐれも立ったまま履かないように注意してください。
ぴっちりと体にフィットするランニングタイツは、履くときも強い抵抗があるので、片足を上げたような不安定な姿勢では、正しく着用することができません。
きちんと座って、両足を少しずつ通していくのが、ベストな方法になります。
縫い目や模様などを目安にして膝の位置を確認し、ずれないようにゆっくり引き上げていきましょう。
腰まで引き上げる
最初に下まで履いたら、次は腰までしっかりと引き上げることになりますが、このときも、ずれないように注意しなければなりません。
ランニングタイツを曲がったまま履いていても、体をきちんと圧迫できないため、筋肉のサポート効果などが弱まってしまうのです。
それでは、せっかく履いた意味がなくなってしまいます。
確実に効果を得るためには、左右がずれたり、変によじれたりしていないか、ゆっくり確認しながら履くことが大切です。
面倒だからといって、適当に引き上げてはいけません。
紐でサイズを調整するタイプの商品を使っている場合は、その作業も忘れずに行い、きっちりと自分の体に合わせるようにしましょう。
最後にもう一度確認を
ランニングタイツを正しく着用するためには、引き上げただけで安心してはいけません。
注意しながら腰まで引き上げたとしても、曲がったりよじれたりしている部分を、見落としている可能性もあります。
細かいことではありますが、ランニングタイツの効果とは、体にフィットすることで最大限に発揮されるものなので、ずれる部分を少しでも減らすことが大切なのです。
そのため、腰まで引き上げたら、そのまま走るのではなく、最終確認を行ってください。
全体を眺めて、シワが寄っていないか、布が浮いている部分がないかを念入りに確かめましょう。
このとき、後ろの方は見づらいので、鏡があると便利です。
それで問題がないようなら、正しく着用できたことになります。
こうした手順を面倒に感じてしまうこともありますが、効果を妨げたり、破ったりしないためにも、省略したりしないようにしましょう。
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下着選びに注意
ランニングタイツは、体に密着するようになっているため、中に履く下着にも注意しなければなりません。
下着を適当に決めてしまうと、デメリットが出てきます。
例えば、男性が下着を選ぶ場合、「いつものトランクスでいいだろう」と安易に決めてしまうのはNGです。
ランニングタイツの下にトランクスを履くと、モコモコしてしまうため、走っていて不快に感じることがあります。
また、フィット感も弱まるので、筋肉のサポートや疲労回復といったさまざまな効果が、十分に発揮されない可能性もあるのです。
ランニングタイツの下に履くものを選ぶときは、ぴっちりしていることに注目してください。
男性の場合、ブリーフやボクサーパンツなら、快適に使うことができます。
スポーツ用が最適
下着が体にフィットしていることは、ランニングタイツを履くときの重要なポイントのひとつですが、ピッタリと密着するものは、通気性が気になってしまいます。
モコモコしない下着でも、蒸れやすいものを履いていると、不快感は解消できません。
そんなときは、スポーツ用の下着を使うことをおすすめします。
スポーツ用につくられた下着なら、通常よりも吸水性と速乾性が高くなっているため、汗をたくさんかいても、それほど不快にはならないのです。
ランニングタイツをしっかり履くためには、ぜひ試してみてください。
直履きのメリットとデメリット
ランニングタイツを履くときは、下着を使わず、直に履くという方法もあります。
その場合のメリットは、なんといっても、ランニングタイツがしっかりと体にフィットすることです。
下着がない分、より密着することになり、さまざまなサポート効果を最大限に発揮できるようになります。
そのため、「ランニングタイツは直に履く」というスタイルを常に維持している人もいます。
メーカーによっては、下着推奨の商品もありますが、そうでない場合は、なにもつけずに履く方法もアリなのです。
ただし、直履きはメリットばかりではありません。
直に密着することで、肌の摩擦や蒸れが多くなり、痒みや痛みを感じてしまうことがあります。
また、汗を大量にかくと、透けてしまうのも問題です。
そうしたデメリットが気になる人は、なるべく下着をつけることをおすすめします。
重ねて履くものを用意する
ランニングタイツを使うときは、その上に何かを重ねて履くか、それとも履かないかで迷ってしまうことがあります。
基本的には、ランニングタイツは単体で使用できるものであり、何も重ねなかったとしても、効果が弱まるようなことはありません。
そのため、ランニングタイツのみで走る方法は、特におかしいことではないのです。
実際に、海外ではほとんど重ね着が行われておらず、多くの人がランニングタイツだけで普通に走っています。
しかし、日本国内でそのスタイルを選択している人は、あまり多くありません。
どちらかというと重ね着をする人の方が多く、短パンやランニングスカートなどがセットで使用されているのです。
これは、体のラインがはっきりと見えるような状態に、抵抗を感じる人が多いためです。
また、女性の場合は、下着のラインがわかりやすくなってしまうという問題もあります。
したがって、日本でランニングタイツを使うのであれば、重ねて履くものを用意しておくのがおすすめです。
もちろん、人目が気にならない場合は、そのままでもまったく問題はありません。
しかし、快適に走れなくなるようなら、しっかり対策をしておきましょう。
まとめ
ランニングタイツは、走るときにはとても便利なアイテムですが、効果をしっかり引き出し、快適に着用するためには、ここで紹介したようなポイントを押さえておく必要があります。
履くときの手順を無視したり、下着の選び方を間違えたりすると、いくら優れたランニングタイツでも、デメリットを防ぐことはできません。
正しく使って、楽しく体を動かすようにしましょう。