バッシュ初心者に参考にしてほしい購入の際の4つのポイント
バスケットボールをするためにバッシュを購入するという人もいることでしょう。
バスケットボールのために開発されたバッシュは、パフォーマンスを上昇させる効果などもあり、本気でやるためには必要なものです。
ですが、初心者にとってはどれも同じように見えてしまい、見た目や値段だけで選んでしまうこともあります。
ですが、実際にはそれ以外にもいろいろなポイントがあり、それらを意識することでより良いパフォーマンスができるように手助けしてくれるのです。
そんなバッシュの選び方について紹介していきます。
バッシュの各部位の名称
バッシュには各部位ごとに名称がついています。
バッシュについて紹介されているときにその名称で呼ばれていることもあるので、知らないと何についての話なのかがわからないということもあり得ます。
そんなバッシュの部位の名称について紹介していきます。
シューレース・シューホール
バッシュでは靴ヒモのことをシューレースと呼ぶことがあります。
それに伴い、それを通す穴のことをシューホールと呼んでいます。
一般の靴にある穴のような形もあれば、等間隔にストラップが配置されていて、穴の代わりの役割をしている場合もあります。
また、最近では靴ヒモのついていないバッシュも販売されています。
そのようなシューズを、「シューレースレスシューズ」と表現しています。
タン
バッシュの内側についている泥除けのことをタンと呼びます。
その形状が舌に似ていることから名前が付けられました。
トゥ
バッシュのつま先の部分にあたります。
ヒール
バッシュのかかとの部分です。
のちに紹介するアッパーやソールの後方部分が含まれることもあります。
ミッドソール
中間のソールという意味があります。
アウトソールとアッパーに挟まれている部分になります。
アッパー
シューズの高の部分で、革に包まれている部分の総称になります。
革製でない場合にも便宜上アッパーと呼ばれています。
アウトソール
靴底の部分になります。
ミッドソールと合わせてソールと呼ばれることもありますが、バッシュに関しては別々に呼ばれることの方が多いです。
バッシュの選び方
バッシュを選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。
これらのポイントを押さえておくことで、自分に合ったバッシュを選ぶことができるようになります。
足の形
人はそれぞれ足の形が異なります。
足の幅が広い人もいれば狭い人もいますし、土踏まずがなく偏平足という人もいます。
足の指の角度も人によって異なってきます。
バッシュは元々欧米で使われていたものですので、欧米で使われているモデルもあります。
ですが日本人と欧米人では足の形の傾向が異なります。
日本人は幅が広く、甲も高い傾向がありますが、欧米人は逆で足の幅が細く、甲も低い傾向にあります。
そのため、自分の足の形に合ったバッシュを使うことでパフォーマンスが向上します。
靴を選ぶ際にサイズは気にしがちですが、形も気にしなければなりません。
自分の足に合わない形のバッシュを履いていると、プレー中の怪我に繋がることもあるので注意が必要です。
時間帯に注意する
実は人間の足は、朝と夕方ではサイズが違うということを知っていますか。
朝は寝た状態が続いた後なので、足のアーチが綺麗な形になっています。
その状態から立って過ごすことで、体重によってアーチがたるんだり、血液が下りることでうっ血するために、足が大きくなっていきます。
その差は、0.5cm~1.0cmとも言われています。
そのため、午前中にバッシュを購入した場合、午後に履いた時にきつく感じてしまうことがあります。
シューズのかえり
バッシュにはかえりがついていて、どこかで曲がるようになっています。
この曲がるポイントは、指先の部分から三分の一、かかとから三分の二の位置であることが理想とされています。
また、柔らかすぎるバッシュは怪我の原因となることがあります。
ポジションに合わせたポイント
バスケットボールには、ポイントガード、シューティングガード、スモールフォワード、パワーフォワード、センターの5つのポジションがあります。
ポジションによってプレーも異なるため、求められることが変わってきます。
そのため、バッシュに関してもポジションによって求められる性能が変わってきます。
まず、2つのガードとスモールフォワードでは、持久力や瞬発力が求められます。
バッシュを履けば持久力が上がるというわけではありませんが、足が疲れにくい環境を整えるという意味では、軽量なものを選ぶ必要があります。
また、瞬発力に関してはバッシュの屈曲性が関わってきます。
そのため、軽量で屈曲性のあるものを選ぶ必要があります。
パワーフォワードやセンターは、ボールの確保のために飛んだり、激しいぶつかり合いの中でゴールを決めるということになります。
そのため、安定感や飛んだ際の着地を考慮したものである必要があります。
安定感を求める場合にはアウトソールが硬いようなフラットなものがおすすめです。
着地の衝撃を和らげるためには、クッション性がある物を選んだり、足のアーチに合ったものを選ぶ必要があります。
バッシュを試し履きする時のポイント
バッシュを購入する際には、実際に試し履きをして履いた間隔を確かめることが多いでしょう。
その際に、正しい履き方をしていくつかのポイントを押さえた上で判断する必要があります。
足の甲
バッシュと足の甲の間をチェックしてください。
足の甲が緩いと感じる場合には、バッシュ内で足が動いてしまい、マメができる原因となります。
逆にきつすぎて圧迫感を感じる場合には、その部分の血行が悪くなり、疲労物質が流れていきにくくなるため、疲れやすくなってしまいます。
ある程度はシューレースで調整することもできますが、あまりにも合わない場合には別のものを試してみましょう。
つま先
つま先は、立った際に足の指がバッシュ内で自由に動く必要があります。
この自由性が無い場合、踏ん張りがきかなかったり、パフォーマンスが落ちてしまう原因になってしまいます。
また、きつすぎると足の指が異常な角度で固定されてしまい、骨の異常の原因となることがあります。
特に成長期の段階では、骨の成長に異常をきたしてしまうこともあるので特別注意が必要です。
アーチ部
足がアーチ状になっているのは、衝撃を吸収する役目があります。
そのため、このアーチが崩れてしまうと足や膝に負担がかかったりする場合があります。
そのため、バッシュにはこのアーチを保つためのクッションがついています。
このアーチが土踏まずの形とずれていると、アーチが崩れてしまったり、摩擦が加わることで疲労の原因になることがあります。
そのため、クッションと足のアーチの形が合っている必要があります。
合わない場合は、クッションを変えるなどして合わせるようにしてください。
また、日本人には裸足文化の弊害で土踏まずが無い偏平足の人がいます。
偏平足の場合にはクッションで無理やりアーチを作るのではなく、クッションを外して足の状態に合わせるようにしてください。
かかと
かかと部分がしっかりと地面についている必要があります。
かかとが浮いてしまう場合には、着地の際に不安定になってしまいます。
バッシュを使う時の注意点
バッシュはその競技の性質上、激しいプレーで傷んでしまうことがあります。
ですが、普段の使い方ひとつで寿命が延びることも縮むこともあります。
バッシュを使う際に日常的に気を付けてほしい事を紹介します。
かかとを踏まない
かかとの部分をクセで踏んでしまうという人もいるかもしれません。
このかかとの部分を踏んでしまうと、バッシュのかかとが潰れてしまいます。
すると、バッシュが持っているヒールを支える能力が発揮されなくなってしまいます。
高温にしない
火などの高温のものに近づけると、アッパーやソールの部分が軟化してしまい、変形してしまう可能性があります。
形を保っていてこそ最大限の能力を発揮できますし、形が崩れてしまうと姿勢がおかしくなり、怪我の原因になることがあります。
そのため、乾燥させる際にも陰干しする必要があります。
まとめ
バッシュを選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえることで、そのサポートを最大限に受けることができるようにすることができます。
また、少し合わないというだけで姿勢が崩れたり、怪我に繋がってしまう場合もあります。
特に部活などで購入する場合には、体の成長を阻害してしまう可能性もあります。
より良いパフォーマンスをするために、自分に合ったバッシュを選ぶようにしましょう。
参考URL・参考文献・根拠など
https://www.rakuten.ne.jp/gold/z-craft/page/shoes-toku-contents/shoes-toku-contents3.html
https://www.tochigi-basketball.net/index.html
https://sakidori.co/article/238870