ショアからエギングロッドで狙うソーダガツオ釣り

エギングロッド

ダイワ(Daiwa) ロッド エメラルダス(インターライン) 86MHI

堤防からカツオが釣れる、それも初心者でも手軽に!

と聞くと皆さんどのような印象を受けるでしょうか。

実は、本ガツオではありませんが確かにカツオが堤防から釣れるのです。

少々ギャンブル性が高い釣りにはなりますが、エギングロッドやルアーロッドでも手軽に楽しめるので挑戦する価値はあります。

では早速紹介したいと思います。



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回遊さえしていれば初心者でも手軽に楽しむことができる回遊魚

皆さんは「カツオ」と聞くとどのような魚を想像するでしょうか。

恐らく釣りをする方もそうでない方も高知の1本釣りなどで有名な本ガツオを想像すると思います。

しかし、カツオと我々が普段ひとくくりにして考えているものには他にも複数種類が存在するのです。

一例ですが、ハガツオやヤイトガツオ、ヒラソーダガツオにマルソーダガツオといった種類です。

そして、カツオ釣りというとイメージとして船で沖合に出てから群れを探して釣るというイメージがあるかもしれませんが、実は堤防からでも手軽に狙えてしかも女性や子どもでも比較的簡単に釣る事ができる種類がいます。

それは、ソーダガツオです。

ソーダガツオは通常スーパーなどの一般的な市場にはなかなか出回らないので馴染みの無いアングラーも多いと思いますが、高知などでは30センチ足らずの大きさのソーダガツオはよくスーパーで販売されているので地元の人達にとっては馴染み深いものとなっています。

今回はそんなソーダガツオを堤防からエギングタックルを使用したルアー釣りで狙うことをテーマにしてタックル面なども含めて書きたいと思います。



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ソーダガツオとは

ここではまず始めにソーダガツオとは一体どのような魚なのかについて簡単に紹介したいと思います。

そもそもソーダガツオと一般的に呼ばれるものにはヒラソーダとマルソーダの2種類に分かれております。

この2種類は見た目は大変似ていて慣れていないと全くの同一種に見えてしまいますが、胴体の有鱗域と呼ばれる鱗のある部分がヒラソーダの場合は胸鰭の後ろの辺りで急激に狭まっていますが、マルソーダの場合は尻尾の手前の辺りまで伸びていることで区別が付きます。

ヒラソーダもマルソーダも両方、全国の比較的温暖な海に棲息しています。

単独行動を行う事は基本的に無くて、サバなどと同様に大規模な群れを為して主に表層付近を回遊しています。

堤防から身近に狙うことができるのはマルソーダの方で、ヒラソーダは沖磯などの潮通しが良い外洋エリアに足を運ばなければなかなか目にすることはできません。

体長はどちらも40センチ前後になりますが、稀に50センチを超えるようなサイズにまで成長する個体もいるそうです。

ちなみに味の方はというと、ヒラソーダの方が圧倒的に上だと言うのが一般的な評価です。

しかしながら、マルソーダも釣ってすぐに血抜きを野〆めをして素早く処理したものは刺身でも非常に美味だと言う人もいます。

しかし、マルソーダは血合いに微毒が含まれていることがあるので食中毒を避ける為にも火を通す調理方法の方が安心して食べられます。

シーズン

ショアから狙うことができるのは、年度やエリアによっても変わってきますがだいたい7月や8月といった真夏の時期が多くなります。

そうした時期には大群で堤防の近くまで回遊してくるので良い日に当たればクーラー一杯に釣る事ができます。

10月頃に釣れることもありますが、群れの規模が小さいのでどうしても単発的になってしまいます。

時間帯について

ソーダガツオは朝や夕方のマズメ時よりは、昼間の方がアタリは集中するので群れが回遊するまでは辛抱強く待った方が良いです。

場合によっては別の魚を狙った釣りをしつつ回遊を待つ方が退屈せず効率的に狙えると思います。

使用するロッドについて

ソーダガツオを狙う際は、遠投性能を重視した比較的長めのエギングロッドをおすすめします。

具体的には8フィート程度あれば十分だと思います。

というのも、ソーダガツオの場合は堤防の近くギリギリまで回遊することもなくは無いですが、どちらかと言えば少し沖合を回遊することが多いので、そういった場合にもしっかり攻めることができるようにする為です。

また、ソーダガツオは40センチ級ともなれば左右に強烈に引くので、その引きに耐えられるだけのバットの粘りというのは必要となります。

魚の引きに耐えるだけであればそこそこ柔らかいロッドである程度遊ばせて引きを楽しむこともできなくはないのですが、ソーダガツオが釣れ始めると多くの釣り人が押し寄せてくるので、あまり長時間のやり取りをしていると周囲の人とオマツリをしてしまいます。

よって、短い時間で多少強引に寄せる必要があるので、先述のようなある程度しっかりとしたエギングロッドが求められるのです。

どういったロッドが良いのか今一よく分からないという場合には釣り具店のスタッフに尋ねるのが一番確実で手っ取り早いと思います。

使用するリールについて

ルアー釣りの場合は常にロッドを動かしてアクションを加える必要があるので、小型のスピニングリールを使用して下さい。

中型のスピニングリールでは持ち重りがかなりあるので長時間手元を動かし続ける釣りにはそれほど向いていません。

普段からずっと中型リールを使用しているので問題無く使用できるという人はそのまま流用したので構いません。

ラインについて

遠投性能を考えるとPEラインの1,5号前後がおすすめです。

メタルジグを遠投するのであまり細いラインを使用すると投げた瞬間の衝撃で高切れを起こしてしまう恐れがあります。

ショックリーダーはナイロンラインの6号前後を接続しておけば良いです。

接続する際のノットは無難なのはFGノットですが強度のムラなく安定して結べるようになるにはかなり時間が掛かるので、電車結びやトリプルエイトノットなどの簡単なものでも問題ありません。

自分が確実に結べるやり方が一番です。

ジグについて

ルアーもミノーやペンシルなど様々な種類がありますが、やはり遠投が効いて表層から海底まで幅広く探ることができるメタルジグが一番使いやすいです。

だいたい25gから重くても40gをメインに用意しておけば安心です。

根掛かりするような釣りでは無いので、予備を大量に用意する必要はありません。

カラーはピンクとブルーは確実に揃えておきたい定番です。

特にラメ入りのイワシカラーは、ソーダガツオに限らず青物には抜群の実績を誇るので是非用意しましょう。

釣り方について

基本的にソーダガツオは表層付近を高速で回遊していることが多いので着水後は高速でリーリングをして足元まで探って下さい。

人間がどれほど高速でリールを巻いても普段から高速で泳ぎ回っているソーダガツオが追い付けないということはありません。

ルアーを後方から追いかける波紋が見えても決して巻く手は緩めずにルアーを見破られないようにそのまま巻き続けるようにして下さい。

アタリがあって針掛かりすればそのまま寄せてきて抜き上げて下さい。

釣った後の処理について

ソーダガツオは非常に鮮度が落ちるのが早い魚なので、釣れたらすぐに首をサバ折りにして血抜きを野締めをしてください。

バケツにそのまま突っ込んだままの状態で放置するとすぐに鮮度が落ちてしまいます。

ある程度血が抜けたら潮氷のクーラーに入れて保管して下さい。

まとめ

今回は身近な堤防から楽しめるカツオ釣りという事でエギングロッドを使用したソーダガツオのルアー釣りを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

この釣りは群れさえ回遊していれば初心者でも気軽に楽しむことができるので、釣りをしたことが無い人に体験してもらうのにピッタリと言えます。

是非、皆さんも楽しまれてみて下さい。







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