エギングロッドを他の釣りに流用したいけどできる?
イカ釣りを始めるためにエギングロッドを購入した方も多いのではないでしょうか。
結果、釣りにハマってしまい、他の魚を釣ってみたいと思うようになったという話もよく聞きます。
でも、ロッドって決して安いものではないので、別な魚釣りのためにロッドを買うためのお金ってなかなか用意できない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はエギングロッドが他の釣りに流用できるのかを検討してみたいと思います。
エギングロッドってイカ釣りにしか使えないの?
エギングロッドというからにはエギングロッドはエギングにしか使えないのでしょうか?
実はそんなことはありません。
エギングロッドという名前がついているくらいですから、エギングに一番向いているロッドなのは間違いがありませんが、決してイカ釣り専用というわけではないので安心してください。
他の釣りにも流用することも可能です。
なに釣りに流用できるの?
エギングロッドを他の釣りに流用するとしたらなに釣りでしょうか。
流用するにあたってのおすすめはシーバスロッドの代用としての使用です。
なぜおすすめなのかといえば、シーバス用のロッドに長さが近く(9フィート前後)重さもシーバスロッドと大きく変わらない(エギングロッド:120g~150g前後/シーバスロッド:130g~190g前後)というのがまず理由として挙げられるでしょう。
シーバス専用のロッドより若干軽いのは陸から狙う、ラン&ガンには逆にメリットかもしれません。
なぜシーバスロッドに流用できるのか?
エギングロッドはロッド自体が固めなものが多く全体的に張りがある(粘りがある)ので、根掛かりを回避しやすいという特長があります。
エギング自体、海藻が多く生えている場所が釣りのポイントになりますが、シーバスの場合もボトム(海底)にゴロタ石やストラクチャー(障害物)が沈んでいる箇所がポイントになるので投げ込むポイントが似ているというのが理由です。
また、軽いエギ(ルアー)を投げるエギングロッドでは同様に軽いルアー(ライトリグ)などを投げることのあるシーバスにも流用しやすいというのも理由です。
エギングロッドをシーバスロッドに流用するデメリットは?
ガイド径(糸を通すための穴)が若干シーバスロッドに比べてが小さい為、太いリーダー&ラインは使いにくいという点があるでしょう。
また、メリットとしても挙げましたが、エギングロッドはシーバスロッドより固めのロッドも多く、シーバスがルアーに食いついた際に反発が強いため魚がかなり暴れるように感じるかもしれません。
ですが、これはエキサイティングな釣りを楽しむという意味ではメリットにもなりますし、リールのドラグを気持ち緩めに設定することでバラすことを回避できるので大きなデメリットとはいえないかもしれません。
他に狙える魚はある?
シーバスロッドへの流用をおすすめしましたが、エギングロッドは他の魚釣りのロッドとしても流用が可能です。
基本的に、エギングロッドではPEライン使うことを前提にしているため、PEラインを使用するルアー釣り全般に流用しやすいという特長があります。
シーバスのほかだと青物(ソウダガツオ・カンパチなど)を狙うこともできますので、自分の持っているエギングロッドで投げられるルアーの重さを確認してみてください。
重すぎるルアーを使用する釣りではあまりおすすめできませんが(ジギングなど)重すぎないルアーを使用して青物を狙うなどの使い方は可能です。
まとめ
エギングロッドが他の釣りに流用できないかを検討してみましたがいかがでしたでしょうか。
こうしてみると、エギングロッドは他の専用ロッドに比べて汎用性が高いと言えるのではないでしょうか。
もちろん、エギングロッドはエギングのために特化しているので、他の釣りに流用した場合、エギングロッドとしての長所をスポイルしてしまうことがあります。
最初はその長所をスポイルしてでもエギングロッドを他の釣りに流用するのは、釣りの幅を広げたり、自分の得手不得手を把握するためにもいいのではないでしょうか。