まくらの高さが健康に直結する?その原因や対策を詳しく紹介
まくらを選ぶ時には、デザインや柔らかさばかりを注目する方がいますが、まくらの高さもそれと同じぐらい重要なポイントです。
なぜなら、まくらの高さは健康と直結しているからです。
もしも、高さの合わないまくらを使用していたら、健康面で悪影響を与える事になります。
そこで、高さの合わないまくらを使用したら、どのような事が起きてしまうのか?
その危険性や正しいまくらの高さを調べる方法を紹介しましょう。
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高さの合わないまくらは危険?
まくらは高すぎても低すぎても問題があります。
そこで、高過ぎる枕を使用した場合と低過ぎるまくらを使用した場合に起きる危険性について紹介しましょう。
高いまくらを使用した場合
高過ぎるまくらを使用したら、頭部がまくらに押し上げられる形になってしまいます。
そうなれば首に角度が付いてしまうので、それだけ首や肩周辺に負担をかける事になります。
首や肩に負担をかけている状態で何時間も寝ていたら首コリや肩コリに悩まされて1日中苦しんでしまうでしょう。
そして、高過ぎるまくらによって最も注意するべき点として、気道を圧迫して狭くする事があげられます。
この気道は呼吸をする際に空気が出入りする通り道になるので、気道が狭くなったら粘膜が振動していびきをかく事になるのです。
そうすれば周りの家族に迷惑をかける事になり、同じ部屋で寝てもらう事を断れてしまう事もあるでしょう。
夫婦が違う部屋で寝るようになったら、離婚をするケースが多いので「夫婦別寝は離婚の始まり」と言われているほどなので、そうならないうちに高過ぎるまくらは使用しないほうが良いのです。
低いまくらを使用した場合
高過ぎるまくらは色々と問題がありますが、低過ぎるまくらも同じぐらい問題があります。
なぜなら、低過ぎるまくらを使用したら、頭部に血流が集中してしまい顔がむくんでしまいます。
顔がむくんでしまうと美容にあまり良くないので、美容にお金をかけている方は特に注意したほうが良いでしょう。
さらに頭部に血流が集中していけば、脳に大きな刺激を与える事になるので、睡眠不足になってしまいます。
睡眠不足になると様々な悪影響を与える事になって、昼間は集中力が散漫になってしまうでしょう。
集中力が低下している状態では、会社で良い仕事が出来るのは難しくなり、上司や同僚からの評価は決して良いものではないでしょう。
そのため低過ぎるまくらも使用しないほうが良いです。
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高すぎるまくらの危険性
高過ぎるまくらを使用したら、気道を圧迫して『無呼吸症候群』になったり、肩こりや首コリに悩まされたりするでしょう。
この無呼吸症候群や首コリと肩こりを治さないでいると最悪の結果を招く事になるので、詳しく説明します。
無呼吸の恐怖
気道が圧迫されて狭くなる場合は、イビキをかくぐらいで済みますが、気道がふさがれて無呼吸症候群になってしまえば命の危険に関わります。
この無呼吸症候群は、10秒以上呼吸が停止する状態の事なので、低酸素状態に陥ってしまうのです。
そうなれば、心臓に負担をかけてしまい、心筋梗塞や脳卒中などの病気を併発する危険性があります。
心筋梗塞は心臓の血管が詰まってしまう病気で、肩・背中・首など体の至る所が痛み出して、動機や息切れを起こしてしまいます。
そして呼吸困難に陥ってしまう恐ろしい病気なのです。
脳卒中は、血管が詰まってブドウ糖や酸素が届かなくなってしまい、脳細胞が死んでしまう病気です。
どちらの病気も危険性や治療費の高さを考えたら、決して軽く見てはいけない病気でしょう。
肩コリや首コリ
朝になって目覚めた時に首コリや肩コリがあっても、それほど深刻に考える方は多くないでしょう。
まくらが身体に少し合わないのかなと思う程度で、そのまま放っておく方が多いのが実情です。
所が、首コリや肩コリを放っておくと脳へ届けなくてはいけない血液量が少なくなっていき、老廃物もたまってしまいます。
その結果、頭痛や吐き気などを引き起こしていきます。
そして、この頭痛も放っておくと脳梗塞や脳卒中を引き起こす危険性があるのです。
脳梗塞というのは、脳の血管が詰まってしまい、脳に障害をもたらして、最悪のケースでは死に至る事もあります。
高過ぎるまくらを使用するだけで、これだけ恐ろしい病気を引き起こす可能性があるので、くれぐれも高過ぎるまくらの使用は控えたほうが良いでしょう。
低すぎるまくらの危険性
低過ぎるまくらは、高過ぎるまくらに比べれば、それほど危険な事ではありません。
しかし、健康に悪い事だけは確かなので血流の悪化や睡眠不足が続けば、どのような結果を招くのか説明しましょう。
血流の悪化
血流が悪化する事によって、顔がむくんでしまえば顔が腫れてしまい、ほうれい線が目立つようになってしまいます。
人の顔はほうれい線が目立ってしまうと老けて見えるようになってしまうので、いつまでも若く見られたい方は特に気を付けなければいけないポイントでしょう。
顔のむくみはマッサージをしたり、ツボを押したりすれば改善されていきますが、外出する時に多くの方からむくんだ顔を見られるのは嫌なものでしょう。
それを防ぐためにも低過ぎるまくらを使用しないほうが良いです。
睡眠不足による影響
低過ぎるまくらを使う事によって睡眠不足になってしまえば、成長ホルモンが分泌されなくなって様々な問題が起きてしまうのです。
その問題とは、筋肉量の低下・脂肪の増加・皮膚の乾燥などが起きやすくなります。
この程度の症状であれば、まだ良いのですが、深刻な病気である糖尿病・心筋梗塞・狭心症などを発症する危険性があります。
糖尿病は、血糖値が高くなる病気で、放っておけば重症になり足を切断するケースがあるのです。
そして狭心症は、胸の痛みや圧迫感などを引き起こす病気です。
ただし成長ホルモンが分泌されなくなれば、すぐに心筋梗塞や狭心症になる訳ではなくて、徐々に心臓の機能が低下していきます。
そのため短期間ですぐに命の危険があるという訳ではないので、身体に異変を感じたらまくらの高さを確認したほうが良いでしょう。
正しいまくらの高さを知る方法
身体に合うまくらの高さを知るために、自宅で測る方法とまくらの専門店で測る方法を紹介します。
この測り方さえ覚えれば、身体に合ったまくらを選ぶ事が出来るので、参考にしてみて下さい。
自宅で測る方法
正しいまくらの高さを測る方法として、まくらを使用している状況で確認する事が出来ます。
実際に寝ている姿を家族に見てもらって、首の角度を確認してもらいます。
理想的な首の角度は15度と言われているので、首の角度が15度になっていない場合は、他のまくらを使用したほうが良いでしょう。
おすすめなのは、バスタオルを何枚か重ねていき、首の角度が15度になるまで試していく方法が有効です。
この方法であれば、お金をかける事もなく行えるので気軽に試せるはずです。
理想的なまくらの高さが分かれば、後はその高さのまくらを購入すれば良いでしょう。
まくらの専門店で測る方法
自宅で正しいまくらの高さを測るのが面倒な方は、まくらの専門店でスタッフの方に測ってもらいましょう。
まくらの専門店では、理想的なまくらの高さを測れる道具を揃えてあるので、短時間であなたの身体に合うまくらの高さが分かります。
まくら専門店では、多くの所で睡眠に関する悩みを聞いてくれるサービスを行なっている所があるので、睡眠に関する悩みがあれば、まくらの高さを測るついでに睡眠に関する悩みを相談したほうが良いでしょう。
まとめ
高過ぎるまくらや低過ぎるまくらを使用したら、健康面によくない事が起きるので、出来るだけ早く正しい高さのまくらを使用したほうが良いです。
もしも、あなたがまくらの高さが合わないと感じた場合は家族の方に協力してもらって正しいまくらの高さを測ってもらって下さい。
そうすれば、正しい高さのまくらを購入する事が出来て、質の高い睡眠を確保しやすくなるでしょう。