リハビリ目的でランニングマシンを利用したい、選ぶ時や運動する時の注意点は?
ランニングマシンの利用には、多くの目的があります。
屋外を走ることが出来ない状況の時に使用するランナー、というのはその代表です。
その他にも、外を走るのはちょっと恥ずかしいという人もいますし、家でひっそりと筋トレという人もいます。
こっそりダイエット、という人も皆無ではありません。
そしてまた、リハビリに利用という人も、勿論多くいるはずです。
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目次
屋外での運動には危険も
本来なら、ランニングにしてもサイクリングにしても、アウトドアのスポーツです。
屋外で走ったほうが気持ちいいのは、勿論言うまでもありません。
しかし天候の問題や気温の問題、交通事故など屋外での運動は常に危険も伴います。
若い人でも反応が遅れれば、事故の元になってしまうのが屋外運動です。
高齢者や、怪我や手術のリハビリで運動する人の場合、屋外での運動はやはり避けておきたいものですね。
何かあった時の反射速度も鈍っていますし、それが事故につながることもあります。
また通行人とのトラブルなども、無いわけでははありません。
元気な人ならともかく、リハビリに運動したい人にはあまり向かない、と言っていいかもしれません。
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そんな人には屋内運動のランニングマシンが最適
そういったリハビリ目的での運動をしたい人には、屋内でのランニングマシンの使用はかなりおすすめです。
まず気温や気候に妨げられずに運動が出来るという点です。
何しろ夏の暑さや冬の寒さは、健康な人にも堪えるものです。
ましてやリハビリ中の人には、健康を取り戻したくてやっている運動が、逆効果にもなりかねません。
また暑い時期は夜間に走ろうと思っても、人気のない時間の屋外ランはやはり危険が伴います。
人気がない分、何かあった時にもすぐに通報もしてもらえません。
出来れば屋内で運動して、リハビリにしたいものですね。
リハビリは急激な運動はご法度なので
リハビリでの運動の場合、急激に身体に負担を掛けるようなものは、勿論ご法度です。
例えば、50メートルダッシュとか、ベンチプレスとかは元気になってからやってください。
少しずつ、でも弛みなく続けるのが、リハビリ用の運動です。
疲れたらすぐに休むことは必要ですが、でも1日やったら次の日は面倒だから休む、などということのないように、完治に向けて少しずつ進むのがリハビリです。
勿論高齢者のリハビリも、怪我や手術で弱った筋肉のリハビリも、医師の指導は大切です。
自宅でランニングマシン使用してのリハビリも、まずは医師に相談許可をとってからにしたいですね。
と言うより、許可無しでの勝手なリハビリは止めておきましょう。
自宅でのランニングマシン使用許可が出たら
自宅でランニングマシンを使っての運動の許可が出たら、まずは何より歩くことから始めたいですね。
走るのは後のお楽しみにしておいてください。
高齢者の場合は、まず筋肉を作り直さないと走ることはできません。
また術後のリハビリの場合も、入院中や寝たきりの時に落ちた筋肉を、つけ直してからでないと走ることは不可能です。
特に注意したいのは、術後や怪我の後のリハビリの人です。
つい以前の感覚で走ってしまったりするのですね。
これが怪我につながって二次災害ということにならないように、充分に注意してください。
まずしっかりと歩くという、その歩くための筋肉を付けることから、始めたいものです。
そんな風に利用するランニングマシンの選び方
まずはウォーキングからを目的にした筋トレなので、ランニングマシンもそれに合わせて選びます。
モーター馬力は大きいものを選ぶ
歩くだけ、もしくはゆっくり走るだけならモーターの馬力は小さなものでも充分、と考えてしまいますね。
しかし低速で動くためには、馬力は大きな物が必要なのです。
自転車を走らせる時に、最初のひと漕ぎには大きな力が必要です。
その後しばしゆっくり走っている時にも力が必要ですし、何となく動作も不安定な感じがしますね。
あれと同じで、低速での可動には大きな馬力がいりますし、安定性の増加のためにも大きな馬力が必要なのです。
手すり付きのものを選ぶことも
普通にランニングマシンを使用する時には、実は手すりは不要というか邪魔になることもあります。
ウォーキングにしてもランニングにしても、しっかりと腕を使用して運動することが、身体の安定と筋肉作りに役立つからです。
しかしリハビリ目的での使用の場合、やはり何かあった時のための安全策として、手すりは欲しいところです。
また使用し始め、リハビリの初期にはこの手すりがないと歩くのにバランスが取れないという人もいます。
危険回避のため、手すりのついたランニングマシンがおすすめですね。
加えてこの手すりに、非常停止ボタンがあるとさらに安心です。
足を滑らせたりした時に、勿論自動で停止される安全装置は完備されています。
しかしリハビリの場合、二次災害の問題もあり軽いパニックを起こすこともありますので、この非常停止ボタンはなにかの際に役立ってくれるのです。
まあ実際のところ、押す機会がなくリハビリ終了して欲しいというのも事実ではあります。
表示パネルなどは見やすいものを
特に高齢者のリハビリの場合、表示パネルは字の大きな見やすいものがおすすめです。
またバックライト機能もあると、暗くなった時にも表示が見えるのでありがたいところです。
つい夢中になって運動の時間が過剰になってしまったり、心拍数が上がりすぎてしまったなどの事がないように、表示パネルには注意をはらいたいものです。
高齢者の場合、目がはっきりと見えないなどのこともありますので、特に表示パネルのサイズには注意しておきたいものですね。
慣れてきたら医師の相談の上
歩くのも安定してきて、手すりも余り使わずにと言うか、腕もしっかりと振れるようになったら、次の段階に進んでいいか医師と相談したいですね。
つまり、傾斜角度をつけてウォーキングするかどうかです。
軽くでも角度をつければ、その分筋肉を刺激してくれますので筋トレもはかどります。
また血行もより良くなりますので、効果も上がります。
筆者のリハビリの場合
筆者も手術など経験してきました。
本来なら病院内のリハビリを利用するはずだったのですが、医師の許可が降りてすぐに歩き始めてしまい、歩き回ってしまったせいか放置されてしまいました。
なのでひたすら病院の廊下を、ぐるぐる歩き回っていました。
さて退院となってめでたく帰宅したのですが、あれだけ病院内を毎日歩き回っていたのに、ちょっと外を歩いただけで息が切れるのです。
一体何故かと理由を考えたのですが、1つには段差のないバリアフリーの廊下を歩いていたのが原因でした。
外の道は、小さなでこぼこがそこかしこにあります。
これが実は、バリアフリーとは違って体力を大きく消費したのです。
また坂についてもです。
普段は意識しないような傾斜のある道、これが術後でまだ筋肉がしっかりしていない、しかもバリアフリーの場所でのリハビリだけした身には堪えたのですね。
なので家のランニングマシンを使用して、これに軽く傾斜角度をつけて暫くの間、リハビリしました。
何しろやはり外を歩くには、誰かとぶつかったら傷が痛いだろうとか、ちょっとした風の向きでも体力消費を感じたり、怖かったのです。
なので暫くの間、家でのランニングマシン使用でのリハビリ、必要な時には仕方無く外出というメニューになりました。
勿論このことは主治医に相談してでしたが、笑いながらちょうどいいだろうと許可してくれたのです。
まとめ
リハビリにランニングマシンを使用するのは、行き過ぎた運動をしない限りかなり効果的です。
屋外で歩くよりも安全ですし、辛くなったらすぐにやめられます。
体調が良ければ屋外で歩いて、気温や天候に問題があったら屋内でウォーキングや軽いラン、などの使い分けもできます。
ただ重ねて言いますが、リハビリ目的での使用の場合必ず、主治医に相談の上使うようにしてくださいね。