汗はエアロバイクや床を傷める!エアロバイクによる汗の対策法とは?
エアロバイクは比較的長い時間行う有酸素運動なため、かなりの汗をかきます。
そのため、エアロバイクを行った後、体重計に乗ると1kg~2kg減ることは良くあります。
エアロバイクはそのくらい汗をかくので、エアロバイクや床には汗が多くついてしまいます。
そして、その状態にしておくとエアロバイクや床が傷んでしまいます。
また、物が傷むだけでなく、本人が脱水症状となることもあるので注意が必要です。
それでは、エアロバイクによる汗対策はどのようなことをすれば良いのでしょうか。
ここでは、そのことについて詳しく説明していきます。
エアロバイクをして出る汗の対策法
人間は運動をすると体温が上がります。
その体温の上昇を抑えるため、汗をかいて気化熱によって身体を冷やします。
汗にはそのような働きがあることから、運動をして汗が出ないと熱中症になってしまいます。
また、体内の水分量が不足すると、脱水症状を引き起こしてしまいます。
これらのことにより、運動をする上で汗を出すことと水分補給をすることは、大切なことになります。
汗の出方は、その人の体質で変わってきますが、エアロバイクやジョギングのように比較的長い時間行う運動は結構な汗をかきます。
そして、汗をたくさんかいて水分補給をしないと、身体にかなりのダメージを負ってしまいます。
また、本人だけでなく、エアロバイクや床にもたくさんの汗がつき、そのままにしておくとエアロバイクや床は傷んでしまいます。
そのため、これらの対策をしっかりと行うことが必要になります。
飲み物を用意しておくこと
運動時に汗をかくことは大事なことで、汗をかかないと体温が下がらず熱中症になってしまいます。
熱中症になると、熱失神・熱けいれん・熱疲労・熱射病を引き起こす危険性があるので注意しましょう。
熱中症を予防するには、こまめに水分補給をすることが大切です。
また、塩分を補給することも大切になります。
そのため、イオン飲料や経口補水液を運動の合間に飲むと良いでしょう。
それらの飲み物でこまめに水分補給をし、ちゃんと汗を出すことによって、気化熱により体温を下げることができます。
脱水症状にならないように、エアロバイクを行う前は飲み物を必ず用意しておきましょう。
タオルを用意する
エアロバイクは運動になるので、当然汗はかきます。
そして、室内運動になるので、寒い冬でも汗をたくさんかくことができます。
そのため、運動中、汗がポタポタと落ちることもあるでしょう。
そうすると、エアロバイクや床に汗がついてしまいます。
その汗を拭いたり、自分の汗を拭くためにタオルが必要になります。
しかし、こまめに身体の汗を拭くことは良くありません。
先程も話しましたが、汗には蒸発する時の気化熱によって体温を下げる働きがあります。
そのため、汗を拭いてばかりいると上がった体温を下げることができず、熱中症になる恐れが出てきます。
熱中症を予防するために、身体についた汗はこまめに拭かないほうが良いでしょう。
どうしても汗が気になってしまう場合は、良く絞った濡れタオルで軽く汗を拭くことをおすすめします。
湿ったタオルで拭くことにより肌が湿った状態を維持できるので、気化熱が働き熱中症の予防が期待できます。
そして、運動の合間や運動後に乾いたタオルでエアロバイクや床を拭くと良いでしょう。
室内の環境により扇風機を使用する
エアロバイクは室内で行うので、室内の温度をエアコンにより調整することができます。
そのため、一年中快適な温度で運動をすることができますが、夏の暑い時期に冷房を使用しないで窓を全開にしてエアロバイクを行う方もいることでしょう。
しかし、室内の窓を全開にしていても、外より風に当たることは困難なことになり、熱中症になってしまう場合があります。
そうすると危険なため、扇風機を利用すると良いでしょう。
エアロバイクを行っている最中、暑く感じる時は休憩をとり、扇風機に当たって身体をリフレッシュさせましょう。
そうすることによって熱中症を予防し、汗を抑えることもできます。
エアロバイクにつく汗の対策法
海水で金属が濡れると錆びるように、汗がエアロバイクにかかり放っておくと錆びてしまうことがあります。
エアロバイクのフレームなどは金属で造られており、汗がついたままになると酸化してしまいます。
また、汗を拭くなどの手入れをしないと、電磁負荷方式などのエアロバイクは不具合を起こす可能性が少なからずあるので、汗がついたらちゃんと拭くことが大切になります。
エアロバイクのフレームをタオルで覆う
汗がつくことを効率的に防ぐには、エアロバイクのフレームの部分をタオルで覆うと良いでしょう。
エアロバイクを使用する前に、前もってフレームをタオルで覆うことにより、運動中に汗が滴り落ちてもタオルが汗を吸収してくれます。
そして、運動後はタオルをとって洗うと良いでしょう。
しかし、フライホールがタオルを巻き込む危険性のあるエアロバイクには注意するようにしましょう。
エアロバイクの中では、スピンバイクタイプがタオルを巻き込む危険性があるので、そのエアロバイクにはロードバイクで使用するセーフティネットなどを使用することをおすすめします。
セーフティネットとは、トレーニング中の汗から自転車を守る汗取りネットになります。
室内で行うエアロバイクは、外と違い身体に風が当たりません。
そのため、たくさんの汗をかきます。
その汗からエアロバイクを守るために、セーフティネットなどで保護することが大切になります。
汗には金属にとって劣化させる塩分が含まれています。
それがフレームなどにつくと錆びる原因になり、エアロバイクの寿命を縮めてしまうので、セーフティネットなどでエアロバイクを保護しましょう。
使い終わったらエアロバイクをしっかりと拭くこと
運動をすれば誰でも汗をかき、汗をかくことは健康に繋がります。
しかし、その汗をエアロバイクについたまま放っておくと、劣化する原因になります。
そのため、エアロバイクを使い終わったら、しっかりと拭いて手入れをしてあげると良いでしょう。
そうすることにより、エアロバイクを長く使用することができます。
タオルで覆っておいたとしても、運動後は面倒くさがらずに、しっかりと拭くことが大切になります。
エアロバイクは安い物ではないので、そのようにしっかりと手入れをすることは、寿命を延ばすために必要なことになります。
床につく汗の対策法
運動中、床に滴り落ちた汗をそのままにしておくと床が傷んでしまいます。
また、シミなどの汚れの原因となるので注意が必要です。
そして、フローリング床の場合は床を傷めてしまうので、汗対策はしっかり行うことが大切になります。
床の汗対策には、防音マットやお風呂マットをエアロバイクの下に敷くと良いでしょう。
そのようにすることで、汗が床に直接落ちることはありませんまた、騒音マットは、エアロバイクの気になる音を軽減する働きがあります。
しかし、それらを敷くには少しスペースが入りますが、床を保護できるので敷くことをおすすめします。
騒音マットやお風呂マット以外にも、段ボールやコルクマットでも床を汗から守ることができます。
それらは簡単に手に入るため、お金に余裕がない人にとっては良ですが、傷みやすいことから短い期間で交換する手間がかかります。
エアロバイクの汗対策で注意すること
エアロバクの汗対策で注意することは、いくつかあります。
まず一つ目は、汗で身体を冷やし過ぎないことです。
始めの頃に熱中症について話しましたが、運動後は速やかに着替えたりシャワーを浴びて身体を冷やさないことも大切です。
最悪、風邪を引いてしまうことがあるので注意しましょう。
二つ目は、タオルの巻き込みに注意することです。
汗対策でエアロバイクにタオルを巻いて、それがフライホールに巻き込まれないように注意しましょう。
そして三つ目は、エアロバイクだけでなく防音マットなども拭くことになります。
汗対策に防音マットやお風呂マットを敷くと床を汗から守ることはできますが、それらのマットには汗がついてしまいます。
そのため、定期的に洗ったりして清潔を心掛けるようにしましょう。
まとめ
以上、エアロバイクの汗対策について説明してきました。
エアロバイクは室内で行う有酸素運動のため、滴り落ちるほど汗をかいてしまいます。
その汗が、エアロバイクや床を傷める原因となるので、汗対策はきちんと行いましょう。
また、熱中症にならないように、水分補給はきちんと行うようにしましょう。
エアロバイクを快適に使用するためにも、これらのことをしっかりと行うことが大切になります。