自宅でランニングマシンを使うときに気をつけることは?4つの注意点
ランニングマシンを自宅に置いておけば、天気などを気にせず、いつでも体を動かすことができるので、とても便利です。
ただし、自宅でランニングマシンを使うなら、いくつか気をつけておきたい点があります。
何も考えずにただ使っていると、思わぬ失敗をすることがあるので、注意点は忘れずに押さえておくようにしましょう。
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音の対策をする
自宅でランニングマシンを使うときは、音のデメリットに注意してください。
室内で走るときの音は、かなり周囲に響いてしまうことがあるため、何も対策をせずに使うのはよくありません。
ジムに行って走る場合とは異なり、隣近所の人に迷惑をかけてしまうようでは、いくら自宅にランニングマシンがあっても、安易に使うわけにはいかなくなってしまうのです。
特に、アパートやマンションなどの集合住宅で使うなら、音の対策は必須になります。
一軒家で使うときも、同居している人に不快な思いをさせないように注意する必要はありますが、集合住宅の場合、迷惑がかかるのは家族だけではありません。
アパートやマンションだと、階下や隣にいるのは赤の他人であり、「他の部屋から騒音がする」ということで、トラブルに発展してしまう可能性が高いのです。
たとえ仲の良い人が住んでいたとしても、毎日大きな音を響かせたりすると、良好な関係にひびが入ることも考えられます。
そうした失敗を避けるためにも、なるべく音が小さくなるような工夫をしていきましょう。
マットを敷く
ランニングマシンで走るときは、モーターの音と着地するときの音が発生することになりますが、最も他の人に聞こえやすいのは、着地するときの重い衝撃音の方です。
そうした衝撃による音は、純粋な音というより振動に近いものがあるため、建物が鉄筋コンクリートだからといって安心はできません。
住んでいる建物が鉄筋コンクリートだった場合、「木造よりは響かないだろう」と軽く考えてしまいがちですが、床や壁に振動として伝わってしまう音だと、遮音性が高い構造でも響く可能性はあるのです。
そこでおすすめなのが、ランニングマシンの足の下にマットを敷く方法になります。
衝撃を吸収できるマットを敷き、その上で走るようにすれば、着地の際の衝撃をある程度軽減することができます。
完全に音をゼロにできるわけではないため、走る時間帯には注意しなければなりませんが、何も敷かずに使うよりは格段に静かなので、しっかり対策をしていきましょう。
静かに走る
ランニングマシンを使うときの音を抑えるなら、衝撃の吸収だけでなく、走り方にも注意すべきです。
大股でドタドタ走っていると、どうしても衝撃が大きくなってしまい、マットでもあまり吸収できない可能性があります。
しっかり音を抑えるなら、走るときの動きがあまりオーバーにならないようにしてください。
これは、安全のためにも大切なことです。
大きく音を立てるような走り方は膝に負担をかけることがあるので、怪我をしないためにも、無駄な動きは抑えるようにしましょう。
防音性が高い製品を選ぶ
自宅でランニングマシンを使うときの音のトラブルを防ぐなら、使うときだけでなく、選ぶ段階で注意すべきこともあります。
それが、防音性の高さをチェックすることです。
ランニングマシンにはさまざまな種類があり、自宅で使うときに音で困らないように、衝撃吸収の機能を備えたものも多くあります。
マットを敷いたり、走り方に気をつけたりすることも効果的な対策ではありますが、そもそも音の小さいものを選んでおけば、周囲への影響をよりしっかりと抑えることができるのです。
すでに購入しているなら仕方ありませんが、これから選ぶという人は、できるだけ防音性の高いものを探すようにしてください。
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続けるための工夫をする
ひとりで自宅にあるランニングマシンを使うときは、ジムで走るときと違い、一緒に走る人がいません。
これは、継続に影響してくるポイントです。
ジムでは他の人も走っているため、「自分もがんばろう」とやる気を出すことができます。
隣で走っている人が知り合いでなかったとしても、誰かと一緒に走っているというだけで、意外とがんばれたりするものです。
ところが、自宅でひとりで走る場合は、そうした効果が期待できません。
ひとりで黙々と走ることが苦しくなり、なかなか続かないことが多くなるのです。
しかし、走る時間が短いと、目的達成が難しくなることもあります。
ダイエットで走るとき、脂肪を燃焼させるためには20分以上の継続が重要になってきますが、すぐにやめてしまったのでは、思うように痩せることができません。
できるだけ長く続けてランニングの効果をしっかり得るためには、モチベーションが維持できるような工夫をしていきましょう。
音楽やテレビ
自宅のランニングマシンで長く走るためには、何か自分が好きなことをしてみましょう。
好きな音楽を流したり、好きなドラマや映画を見たりすれば、何もせずにただ走るよりも続けやすくなります。
この方法だと、時間の経過を短く感じるようになるので、「気がついたらかなり走っていた」ということも多くなるのです。
退屈な時間や苦しい時間というのは、遅々として時計の針が進まないように感じてしまうものですが、好きなことや楽しいことをしている時間は、びっくりするほどあっという間だったりします。
そのため、自分の好きなことを利用する運動なら、継続もそれほど難しくはないのです。
こうした「ながら運動」は、少し不真面目なイメージを抱いてしまうこともありますが、しっかり続けてよい効果を出すためには、おすすめの方法になります。
うまく継続できないときは、ぜひ試してみてください。
シューズを忘れずに履く
自宅でランニングマシンを使うときは、服装を気にする必要がありません。
外でもジムでもなく、自分の家の中で走るのであれば、かなりラフな格好でもまったく問題はないのです。
ただし、足元だけは別です。
ヨレヨレで色落ちしたTシャツを着ていても一向に構いませんが、裸足で走ることだけは避けなければなりません。
裸足のままランニングマシンを使うと、ベルトとの摩擦のために、足裏を傷つけてしまう可能性があるのです。
また、衝撃の吸収という面でも問題があります。
裸足で走ると、着地の衝撃がそのまま膝や足首に伝わってしまうため、足に無駄な負担をかけることになるのです。
そうしたデメリットを防ぐためには、きちんとシューズを履くようにしてください。
シューズを履いて走れば、摩擦で怪我をすることはありません。
また、シューズのクッション性により、着地するときの足の負担も減らすことができるのです。
準備運動はしっかりと
自宅にランニングマシンがあると、天気も人目も気にせず、気軽に運動を始めることができます。
そのため、軽い気持ちでいきなり走りたくなることもありますが、急に走るのはよくありません。
いくら気軽にできるといっても、準備を怠っているようでは、安全に走ることができなくなってしまいます。
何もしないで走り始めた場合、体がついていかず、足を痛めることも多いのです。
怪我を防ぐためには、準備運動を確実に行うようにしてください。
準備運動で体を温め、関節や筋肉をほぐしておけば、走る動きにしっかりと対応できる状態になります。
そうしておけば、怪我をすることもなくなるのです。
ランニングマシンは便利ですが、運動をするなら、必ず正しい手順を踏むようにしましょう。
まとめ
ランニングマシンはとても便利な運動器具ですが、自宅に置くなら、使い方には十分注意してください。
ここで紹介したような注意点をしっかりチェックしておかないと、大きな音で周囲に迷惑をかけたり、うまく効果を出せなかったりします。
油断していると怪我をすることもあるので、外してはいけないポイントをきちんと把握し、上手に使っていきましょう。