アブ・ガルシアのベイトリールREVOについて
七変化するベイトリール、アブ・ガルシアのREVOシリーズを紹介していきます。
なぜ七変化すると表現したかというとREVOシリーズ内でパーツの互換性があり、同じ外観のベイトリールだとしても内部構造を好きなようにカスタマイズ出来るからです。
飛距離重視、パワー重視、近距離戦用といった使い方が同じ個体で出来るアブ・ガルシアのREVOシリーズについて書いていきたいと思います。
目次
アブ・ガルシアのREVOシリーズとの出会い
私はアブ・ガルシアのREVOシリーズを3年ほど愛用しています。
始めて買ったきっかけはベイトフィネスに特化したベイトリールをカスタマイズして制作するためでした。
このときに初めてREVOシリーズに触れることになります。
一番初めに購入したアブ・ガルシアのベイトリールは『REVO LT-L』です。
ノーマル状態でもある程度はベイトフィネスに使えるということで購入後数週間はノーマル状態で使用しました。
そしてブレーキ性能に不満を感じ、マグネットを自分の使いやすいようにカスタマイズしました。
その後ギア比に不満を感じ知り合いに相談することに。
そのときに他の機種からのパーツの移行が出来ると知りました。
その後他社製パーツも取り入れつつ自分専用のベイトリールが完成したのです。
この時自分専用にカスタマイズする楽しみをしりました。
2台目のREVOシリーズ
2台目に購入したREVOシリーズは『REVO elite 7』でした。
この機種はギア比が7:1:1で少し早めの巻物や、遠心ブレーキを生かして近距離のピッチングを多用するカバー打ちなど幅広く活躍しています。
私がおすすめする一台でもございます。
現在はモデルチェンジが施され安価で手に入れることが出来ます。
この機種を使用する上でハンドル長が気になりました。
私にとって『REVO elite 7』のハンドルは短かったのです。
そこで同じシリーズの『REVO elite 8』のハンドルのみを取り寄せ既存のものと交換し使っていました。
この時に安価で交換できたので純正部品が互換性のあるREVOシリーズに新たな可能性も見いだせました。
他社製品と比較して気づいたこと
ここでは他社製品と比較して気づいたことも記載していきます。
友人がSHIMANO製の『Metanium DC』とキャストフィーリングを比較しました。
REVOシリーズのキャストフィーリングに慣れていたため、『Metanium DC』のキャストフィーリングは少し違和感でしたが個人的観点としてノーマルで使用するなら『Metanium DC』の方が使いやすいのでは?
と感じました。
これに関しては個々の感覚にもよるので一概には言えませんが、個人的にはそう感じました。
そして価格面の問題です。
『Metanium DC』をノーマルで使用した際の価格とREVOシリーズをカスタムして使用している場合にそこまで値段の変化が無かったのです。
カスタムする手間や価格面を考えても初心者やそれほどこだわりの無い方にはSHIMANO製のベイトリールをおすすめしたいと思います。
それでも私がREVOシリーズを使い続けるわけ
価格面や手間を惜しんでもアブ・ガルシアのREVOシリーズを使い続けるには理由があります。
まず一つに
知り合いの釣具店がアブ・ガルシア製品に特化していること
なぜ特化しているから使い続けるのかというと、部品の発注などがスムーズな上店主もアブ・ガルシアのREVOシリーズを長年使い続けているためにカスタムをその場でお願いができるからです。
また工賃等も必要なくカスタムしていただけるので自らの手間が省けます。
そして2つめに
カスタムすることで自分だけのベイトリールが制作できること
男のロマンと言いますか世界に一台しかない物を作り上げることによって愛着が湧き道具してではなく自分自身の体の一部として使用ができるようになる気がします。
なおかつ自分の好みにあった物を中身だけカスタムして外観などは統一できるのです。
統一感のあるタックルは眺めているだけでもカッコイイ…男のロマンを感じます。
そして3つめに
作りが複雑では無いため壊れにくいこと
他社製品の耐久性に関しては詳しくはわかりませんが、釣具店の店主曰く他社製品よりも作りが単純であるそうです。
その為メンテナンスをする際もバラしやすく組み立てやすい。
その為不調を感じても自らでメンテナンスがしやすくこまめに出来ます。
砂などが噛んでしまいギアに入りこんだまま使用していると最悪ギアや、ギア周辺部品の交換をしなければなりません。
これが不調を感じて直ぐに自らメンテナンスができればそれを未然に防ぐことができます。
実際に砂まみれになったベイトリールを洗浄・メンテナンスしたことが有りますが、取り外したパーツを取り外した順番で置いていくことに寄って組み立てもスムーズにできました。
また繰り返すうちに気になる部品の交換も出来るようになったため長年使えるベイトリールになったのです。
いいところばかりでは無いREVOシリーズ
まずはじめに購入後にして欲しい作業があります。
それは脱脂です。
出荷状態のままだとグリスが多量に塗布されているため最大限のパフォーマンスを発揮できません。
なので初めはギア周り、ベアリングだけでも脱脂をすることをおすすめします。
これによりハンドルを巻く際の巻感もスムーズになり、飛距離も脱脂前よりも伸びます。
できれば他社製品の飛距離特化型グリスやオイルを塗布・注入することをさらにおすすめします。
REVOシリーズ用途別まとめ
最後に購入する際にどれを買えばいいかわからないといったかたの為に、用途別にまとめていきたいと思います。
ビッグベイト・フロッグ=『REVOBLACK 9』巻物(主にクランクベイト・スピナーベイト)=『REVO Elite Aurora 64 Limited』打物(テキサスリグやラバージグ)=『SLC-IB 7/8』ベイトフィネス=『 LTX-BF8』個人的な感覚ですがこれらが用途別にまとめたREVOシリーズのおすすめの機種です。
REVOBLACK 9
ギア比を活かしたフロッグを使用している時の巻取りの速さ、剛性を活かしたビッグベイティングに使用することをおすすめです。
REVO Elite Aurora 64 Limited
ギア比6:4:1なので巻物に特化。
限定生産品なので見かけることがあったらすぐにでも購入しておきたいです。
SLC-IB 7/8
インフィニブレーキ搭載で軽量。
ブレーキセッティング次第では幅広く活躍してくれる機種です。
『 LTX-BF8』REVOシリーズ最軽量で細かいアクションもしやすく長時間の使用でも疲れないです。
そしてブレーキセッティングの幅も広いため、かなりのライトウエイトのものから3g前後のスモラバ、7g前後のシャッドやミノーも投げやすいです。
上記には記載していませんが『REVOBLACK6』もおすすめです。
『REVOBLACK 9』とは違う用途のビッグベイト、例えばトップウォーターをゆっくり引きたいときとかに活躍してくれます。
まとめ
アブ・ガルシアのREVOシリーズはカスタムすることで自分自身にとって使いやすいベイトリールにカスタマイズすることは勿論ですが、様々なバリエーションも揃えられているのでノーマル状態でも十分に使用できるベイトリールとなっております。
必要な機能から選び足りない機能は後からカスタマイズして自分だけの1台を楽しんで頂けたら幸いです。