シーズン真っ只中、釣果100杯も夢じゃない! マルイカ釣りには、このエギングロッドを使え。
ルアーフィッシングの中でも、年々人気が高まっているのがエギングです。
GW前のシーズンともなると、釣り人で磯や波止が一杯になり、そこかしこから歓声があがります。
その場で釣って食べることができるので家族連れも多いのが、エギングの特徴です。
また、エギやスッテを工夫することによって、釣果も大幅に変わってきます。
このあたりが、ビギナーからベテランまで引きつけるエギングの魅力です。
今回は、エギングの中でも特に人気があるマルイカ釣りに最適なエギングロッドを紹介しましょう。
目次
マルイカとは?
釣りの世界では、マルイカと呼ばれていますが、正式名称はケンサキイカです。
ヤリイカと似ていますが、先端部が丸いのがマルイカの特徴です。
シーズンは、1月から7月のおよそ半年間とかなり長いです。
釣った時の手ごたえや食味も抜群なので、マルイカ釣りの人気は年々上昇しています。
一本持っておけば便利なエギングロッド
エギングロッドは、その長さと適度なしなりから、他の釣りにも応用できます。
陸から釣る場合、チヌ、ヒラメ、シーバスを狙う時にも使用できます。
船上だと、カワハギ、キス釣りなどに幅広く使えます。
エギング用にはどんな竿がおすすめなのか
基本、エギング用として売られているものを購入すればまちがいないです。
サイズ的には、7~8ftでPEの1・2号程度まで使えるモデルであれば、他の様々な釣りにも利用できます。
ポイントとしては、「Kガイド」のついているモデルがおすすめです。
キャスト切れでエギやスッテを失う確率を低くできるので、ストレスを軽減できるのです。
マルイカ釣りに適したエギングロッドとは?
基本マルイカ釣りは、一日中ロッドを手に持って行います。
よって、ロッドやリール、おもりなどは軽ければ軽いほど良いとされます。
そのような事情もあり、現在ではLT(ライトタックル)が主流です。
1.5m程度のロッド、小型電動リールもしくは小型手巻きリール、極細PEラインの組み合わせがオーソドックスなスタイルです。
シーズン初期の深場をさぐる時は、電動リールがあると本当に助かります。
ただし、軽さや操作性を重要視する人は、小型の手巻きリールを使用する事が多いです。
その場合はハイギアを選択すればいいでしょう。
マルイカ釣りに最適な電動リール
マルイカ釣りだけではなく、メバル釣りやアジ釣りなどのライトゲームにも使用できる電動リールを選んでみました。
ダイワ リール 15 レオブリッツ 150J
手巻きリールのように軽量でコンパクトな電動リールです。
電動ならではのパワーとスピードも兼備しています。
水深100m程度の深場釣りにチャレンジする女性にもおすすめの電動リールです。
実売価格は、44000円前後となっています。
シマノ リール 16 プレイズ 400
子供でも扱えるスモールサイズで、操作性も良く、音も静かです。
エギングだけではなく、ライトゲームにも幅広く使用できる電動リールです。
実売価格は、35000円前後となっています。
マルイカ釣りに使用するスッテとは?
スッテとは、エビや小さい魚に似せたマルイカ釣りに使用する疑似餌です。
マルイカ釣りでは、40mmから60mmサイズのスッテがよく使われます。
光の量が少ない時(曇りや夜明け前、日没前後)はピンク、オレンジ、グリーンなどの色が効果的です。
一方、晴天時のように光の量が多い時は、ブラウン、ゴールド、ブルーなどの色が効果を発揮します。
スッテを選ぶときは、異なるサイズを混ぜるようにしましょう。
同じサイズで揃えた時よりも、イカの乗りが全く違ってきます。
また、マルイカ釣りがはじめてで、どのスッテを使っていいかわからない人は、市販の仕掛けを購入し使用すればいいでしょう。
オールラウンドに使えるスッテが使用されていることが多く、これからマルイカ釣りに挑戦する人にはおすすめです。
マルイカ釣りの釣り方・アワセ方
マルイカ釣りの基本動作は、フォール、ステイ、シャクリの繰り返しです。
フォールとは、スッテを沈める動作のことです。
ステイとは、目的の水深度で、スッテを静止させることです。
シャクリとは、イカにアピールするため、スッテを跳ね上げるように動かすことを意味します。
シャクった後は、またフォールして、ステイ、その後またシャクるという繰り返しの動作になります。
マルイカのアワセ方ですが、基本アタリは穂先にしか出ません。
竿先の動きは数ミリ程度で、穂先が動いたらすぐにあわせる即アワセが基本となります。
釣ったマルイカはどうする?
身がやわらかく甘みが強いので、その場で調理すると、新鮮な刺身が味わえます。
これが、絶品です。
加熱しても身がやわらかいので、煮物にしても美味です。
船上干しにすると、大変おいしい酒の肴になります。
持ち帰る場合は、一旦ザルに移し絞めます。
その後、密閉袋に入れ、クーラーボックスに保管します。
クーラーボックスに入れる場合は、氷からできるだけ離して保管しましょう。
そうすれば、身が透明なまま持ち帰れます。
氷に接触するとイカの身が白くなってしまうからです。
冬の時期ならば、氷なしでも大丈夫です。
おすすめエギングロッド
今回は、ダイワのエギングロッドを紹介しましょう。
エギングロッドで重要なのは高感度のトップと取り回しの良さです。
長さ150cm程度の短いモデルがおすすめです。
マルイカのあたりは竿先が数ミリ動く程度なので、穂先と自分の距離が近いほうが見やすくていいのです。
調子は、7:3もしくは8:2のものを選びます。
どちらがいいかは好みの問題となります。
7:3調子のロッドは、竿先が沈み込むようなアタリが特徴です。
8:2調子のロッドは、竿の穂先が浮き上がるようなアタリが出ます。
ロッドの胴体や手元部分は、張りがあるものを選びましょう。
軟らかいものを選んでしまうと、アワセのタイミングにズレが出てきてしまうからです。
ダイワアナスタリーマルイカ73M-150
軽量プランクスを採用することによって、軽さと高感度を実現しています。
竿のネジレを防ぐカーボン構造「X45」を採用し、操作性を高めています。
標準全長は1.47mと使いやすい長さであり、調子は7:3となっています。
実売価格は18000円前後です。
ダイワメタリアマルイカM-145
メタルトップに超弾性チタン合金を使用し、アタリの見逃しを防止しています。
ロッドのねじれを防ぐXトルクを装備し、穂先部にはキャスト切れを防ぐチタン製K~KWガイドを採用しています。
竿の標準全長は1.45mで、調子は7:3です。
実売価格は25000円前後となっています。
ダイワ極鋭マルイカAGSMH-147F
ダイワマルイカロッドのフラッグシップモデルが、「極鋭マルイカAGSMH-147F」です。
微妙なアタリを目や手の感覚で感じ取れるスーパーメタルトップを装備しています。
また、ロッドのネジレを防止し、操作性・パワーを向上させる「X45」を採用しています。
標準全長は1.47mと使いやすい長さで、調子は8:2となっています。
実売価格は63000円前後となっています。
マルイカ釣りに行ってみよう
私は、九州北部に住んでいます。
主な釣り場は、唐津・呼子方面、山口・下関方面です。
唐津・呼子周辺なら、地下鉄空港線からJR筑肥線に乗って行きます。
山口・下関周辺ならばJR鹿児島線の上り線を使います。
釣りをするには、非常にアクセス良好な地域に住んでします。
マルイカ釣りは、年明けから夏までの約半年間楽しめます。
特に、4~5月は寒すぎず、暑すぎず最高のシーズンです。
ポカポカ陽気の中で潮風を感じながらのマルイカ釣りは、日頃のストレスを忘れてしまうくらい最高の瞬間です。
まとめ
エギングは、おかっぱり(陸から釣りをする事)でも船でも楽しめます。
マルイカ釣りの場合は、シーズンも1月から7月までと長いです。
また、初心者でもベテランでも楽しめます。
エギやスッテ、ロッドなどを工夫することによって、100杯の釣果も夢ではないのです。
ぜひお気に入りのエギングロッドを入手して、海に出かけてみてはいかがでしょうか。
きっと新しいフィッシングを体験できるはずです。