ラバージグは絶対的にベイトリールがおすすめ!
バスフィッシングで使われるルアーの一つにラバージグがあります。
その他のルアーには真似できないアピールでバスを誘っていくことができ、ファンが多いルアーでもあります。
そのラバージグはとにかくベイトリールとの相性が抜群です。
もしこれをスピニングタックルで使うと扱いにくくて嫌になってしまうと思います。
今回はそんなベイトリールを使ったラバージグの釣りについて解説していきたいと思います。
目次
ラバージグとは
ラバージグとはウエイト付きのフックにゴムやシリコン製のラバーが巻かれたバスフィッシングで主に使われるルアーのことです。
水流でラバーが複雑に動き、エビやザリガニを模してバスを誘います。
また、ラバーの動きがバスの威嚇本能を刺激するとも言われており、食性だけでバイトしてくるとは限らないようです。
小さいものはスモールラバージグ、略してスモラバと呼ばれ、スピニングタックルでハイプレッシャー下のバスに対してのアプローチでよく使われます。
ベイトリールでは通常サイズのラバージグが扱いやすいです。
だいたい7グラムから28グラムくらいまでが一般的な大きさです。
ラバージグのタイプ
ラバージグにはヘッド形状が大きく分けて3種類あります。
それぞれに特徴があり、使い分けることでよりバスに近づくことができます。
下記に解説していますので参考にしてみてください。
ラウンドヘッドタイプ
ヘッドが丸型のタイプのものです。
アクションに素直に追従してくるので扱いやすいのが特徴です。
ボトムとの接点が点になりやすいので、感度もよいです。
おすすめの使い方は、スイミングです。
フットボールヘッドタイプ
その名の通り、フットボールのようなヘッド形状のものです。
ボトムをズル引きしただけでも、かなりアクションしてくれます。
ボトムで倒れにくく、1点で誘うことが得意なヘッド形状です。
ボトムパンピングがおすすめの使い方になります。
アーキーヘッドタイプ
三角形のヘッド形状のタイプのものです。
すり抜け性能がよいため、カバーに対してのアプローチでよく使われます。
アシ際や立ち木などへのアプローチの際はこのヘッド形状がよいでしょう。
アクションというよりも、すり抜けのときのリアクションバイト、またフォールでバスのバイトを誘っていくような感じです。
このヘッド形状には次に紹介するガード付きのものが多いです。
ラバージグにはガード付きもある
ラバージグはそのままだとフックがむき出しになっているので根がかり回避能力が低いです。
それを補うために、ガードがつけられているものがあります。
このガードは細い素材が束になっていることがほとんどなので、ブラシガードとも呼ばれます。
このブラシガードですが、フッキング率が悪いと思った時は本数を減らすようにしてください。
短くするとかえって固くなり、フッキング率が下がってしまいます。
根元からカッターの刃などを当てて、のこぎりの要領で切って減らしていくのがおすすめです。
ラバージグが使いやすいロッド
ラバージグはバイトしてからバスが離すまでの時間が短いことも多いため、ミディアムヘビー以上のロングロッドをおすすめします。
具体的な長さは、最低でも6.6フィート、できれば7フィート以上あるものをおすすめします。
ロッドのテーパーですが、フッキングとアクションを考えると先調子のファストテーパーと呼ばれるものを選んだ方がよいでしょう。
また、ラバージグはキャストして使うこともありますが、基本的にはピッチングやフリッピングを近距離で使ったり、カバーに撃ち込んで使ったりする物です。
そういった時にグリップエンドが邪魔にならないようにしてある設計のものを選ぶと良いと思います。
ラバージグが使いやすいベイトリール
ラバージグが使いやすいベイトリールは、スーパーハイギアのベイトリールです。
スーパーハイギアとは、ハンドル1回転あたりの巻き取り量が非常に多いギア比のことです。
1回転あたり80センチほど巻き取れるものもあります。
先にもお伝えしたようにラバージグはバスがバイトしてから離すまでの時間が短いことも多いですので、ラインスラックを素早く巻き取れるリールは必須になります。
また、ブレーキシステムですが、ピッチングなどフォールメインの時は遠心力ブレーキがスムーズにラインを送り出せるのでおすすめです。
ラバージグのラインセレクト
ラバージグは障害物周りや、ボトムを釣ることが多いです。
なので、ラインは擦れに強いフロロカーボンラインを使ってください。
フロロカーボンラインは伸びも少ないので、フッキングも決まりやすくおすすめです。
太さは12ポンドから20ポンドくらいがよいでしょう。
ラバージグには必ずトレーラーを付ける
ラバージグは単体ではほぼ釣れません。
必ずトレーラーを付けるようにしましょう。
トレーラーとはワームやポークといったもので、組み合せが無限にあります。
通常であれば、ホッグ系ワーム、グラブ、チャンク系ポークといったどちらかというと短いワームが使われることが多いです。
ラバージグのアクション
ラバージグはラバーを如何に動かしてバスにアピールするかが重要です。
アクションが上手くできるかどうかが釣果に直結してきます。
下記に動かし方のコツを記載していますので、参考にしてみてください。
ズル引き
ボトムまで沈めたラバージグをボトムから離さずゆっくりとズルズル引っ張る動かし方です。
引っ張るだけですが、ボトムは石や砂などがあるので、実際にはラバーがかなり動きます。
その動きでバスを誘うことができます。
基本的にはロッドで引っ張って、途中にポーズを入れるようにした方がよいと思います。
ボトムパンピング
ボトムを跳ねるようにラバージグを動かす方法です。
ラバージグで最も定番の動かし方になります。
イメージとしては1回の移動距離は10センチくらいにすることをおすすめします。
弛んだラインを張ってすぐ緩めるくらいのロッドアクションでラバージグは結構動いてきます。
スイミング
ラバージグを中層で泳がせてくる動かし方です。
方法としては2種類あり、一つはリールを巻いてくる方法、もう一つはロッドでラバージグをふわふわと泳がせながら引いてくる方法です。
リールを巻いてくる方法はバスがベイトフィッシュを追い回している時や、広範囲からバスをまず探してきたいときにおすすめです。
ロッドでアクションさせてくる方法は、水が濁った時や、障害物周りでここぞといった場所で使うと効果的です。
2種類の使い方を混合させつつ使ってみてください。
カバー撃ち
カバー撃ちでは主にアーキーヘッドタイプでガード付きのラバージグが使われます。
基本的には静かに着水させて、フォール、もしくはその後の数アクションでバスのバイトを取っていく使い方をします。
バイトが無ければ、次のポイントへ移っていくほうが結果的にバスのバイトを得られる可能性が高くなります。
バイトしてきたら即フッキングしてカバーからバスを離すようにしないと、カバーにラインを巻かれて取り込みができなくなってしまうので注意してください。
まとめ
ラバージグはキャスト回数が多くなること、ラインは太めを使うことが多いこと、フッキングはパワーのあるロッドを使うことといった理由から、やはりベイトリールでの使用がおすすめです。
ベイトリールのキャスト精度の高さでバスにアプローチしてヒットさせることができれば、満足度もかなり得られると思います。
今回の記事を参考にして、ぜひベイトリールを使ったラバージグの釣りに挑戦してみてくださいね。