狙う魚種によって最適なベイトリールのギア比を選択しよう

ベイトリール

Lixada フィッシングリール 10 + 1ボール ベアリング6.3:1ギア比 右/左ハンド 選択可

近年ルアーフィッシングでよく見かけるようになりましたベイトリールですが、ベイトリールを使用する際に、リールの何を基準として使用する事を決めますでしょうか?

その答えは、アングラー各々の好みなのかも知れません。

しかし、ベイトリールを使用するからには、1つの基準として「ギア比」について知っておくと今後の釣りが大きく変わってきます。

そこで、ルアーフィッシングにおいて知って得するギア全般について触れていきたいと思います。



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ギアの仕組み

動力を伝達する仕組みとは

そもそもギアとは何のことで、どのような役割があるのか深く追求したことがありますでしょうか?

何となく知っているようで知らないという方は多いのではないでしょうか。

ギアは、スプールを回す動力の伝達として重要な役割を担っています。

そして、伝達された動力を受けたスプールは、その回転数に反映していきます。

では、どのようにして動力が伝達されていくのか、その仕組みについて説明していきます。

動力は主に、メインギアとピニオンギアの2つのギアの噛み合わせによって伝えられていきます。

メインギアはベイトリールのハンドル側に、ピニオンギアはスプール側に付いており、ハンドルを回すとメインギアが回転し、メインギアに嚙み合っているピニオンギアは、メインギアが回転することによって回る仕組みとなっています。

そして、メインギアの回転方向に対してピニオンギアが逆方向に回転します。

その証拠に、実際にリールのハンドルを回してみていただくと一目瞭然ですが、リールのハンドルを道糸(ライン)を巻き取る方向に回すと、スプールが逆回転していることが、見て直ぐに分かります。

このように動力を伝える仕組みは、至って単純であることがお分かりいただけたかと思います。

そして、ベイトリールのギアの特徴としては、メインギアが大きく作られている為、より強いパワーをスプールに伝えることができるのです。

スピニングリールはベイトリールに比べて、大型の魚を釣り上げる為にはパワーに欠けると言われています。

それは、このメインギアの大きさの差が関係しているからなのです。



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ギア比とは何か

ギア比が釣果を左右する

ルアーフィッシングを行うアングラーには、ベイトリール(両軸リールとも言われています)がおすすめと言われ、何となくベイトリールを使っている人は意外と多くいらっしゃいます。

最初にお伝えしておきますと、使用頻度の高いベイトリールは、ギア比が釣果を左右すると言っても過言ではないのです。

ベイトリールを選択する際に、知っておくべき大切なことの1つに、狙う魚種や釣り方によって適切なギア比が搭載されたリールを選択することが挙げられます。

例えば、鯛をターゲットにしたタイラバゲームでは、ゆっくりとした一定速度でラインを巻き取ることと、極力長い時間ヒットレンジを攻めることが求められます。

ゆっくりで常に一定速度を保つことができなければ鯛は全くアタックしてきません。

そこで、一定速度にラインを巻き上げる為には、速く巻き上げ過ぎないギア比と、長くヒットレンジを攻める為には、ラインの巻き取りが少ないギア比の選択が必要です。

このようにルアーフィッシングにおいて、ギア比は重要な要素であり、狙う魚種や釣り方によって最適なギア比を選択することが必要不可欠な為、ギア比について1から学んで、次からの釣行に活かしていただければと思います。

さて、そもそもギア比とは、ベイトリールの場合、リールのハンドルを1回転させた時に対してスプールが何回転するかを表したものです。

例えば、スペック表でギア比6.4:1と表記されていた場合、ハンドルを1回転させた時に、スプールが6.4回転するということになります。

ギア比の組み合わせは、魚種や釣り方によって最適な比率が選択できるように多様で、ギア比だけ見ても、ベイトリールの性能の奥深さを感じさせられます。

また多様なギア比は、通常、ローギア、ノーマルギア、ハイギアの3種類の区分に分けられます。

それぞれのギア比の特徴については、後述にて触れていきます。

ギア比の算出

ギア比の算出から意味を知る

ギア比は、ハンドルを1回転させた時のスプールの回転数ということが分かりましたが、6.4や7.0などのギア比はどのようにして算出されているのか疑問に思うのではないでしょうか。

ギア比の算出は、メインギアの歯数÷ピニオンギアの歯数=ギア比となります。

例えば、メインギアの歯数が80、ピニオンギアの歯数が14のギアの噛み合わせの場合、ギア比は80÷14=5.7となります。

ここでの例を言い換えれば、ハンドル1回転に対してスプールが5.7倍の速度で回転することを意味しています。

ここでギア比の算出から分かることは、ギア比の値が高ければ高いほど、スプールの回転速度が速くなるという事です。

逆にギア比の値が低ければ低いほど、スプールの回転速度が遅くなるという事です。

ここまで説明すると、何となく分かってきたかと思いますが、スプールの回転速度が意味することは、ラインの巻き取りの長さに関係してきます。

より速く巻きたいのであれば、ギア比の高いリールを選択する、ヒットレンジを長く攻めたい場合は、ラインの巻き取りが少ないギア比の低いリールを選択すればよいのです。

また、巻き上げるパワーも分かってきます。

ギア比の値が低いとハンドル1回転に対して、スプールの回転数が少ない為、軽い力でラインを徐々に巻き上げます。

軽い力で巻き上げるということは、言い換えるとパワーがあるという事になります。

逆に、ギア比が高くなると、スプールの回転数が多くなる分、重い力が必要となり、巻き上げれば巻き上げるほどパワーが減少します。

ギア比の特徴

ギア比の種類とそれぞれの特徴

ギア比は、低い値からローギア、ノーマルギア、そしてハイギアの3種類に分けられます。

あくまでも目安となりますが、ベイトリールの場合、一般的にギア比6.0未満がローギア、6.0~7.0未満がノーマルギア、7.0以上がハイギアと言われています。

特徴としてローギアは、ラインの巻き取りがゆっくりで、一定速度で巻き易い。

また、不意の大物が掛かった時でも巻き取りのパワーがあるので、安心したやり取りができることです。

ジギング、エギングやタイラバなど、特徴を活かした巻きが中心のアングラーにローギアがおすすめです。

デメリットとしては、巻き取りがゆっくりで手返しに時間がかかる為、短時間勝負の釣りには向いていないことが挙げられます。

ノーマルギアは、ローギアとハイギアの中間に位置する為、幅広い釣り方に対応でき、狙える魚種の幅も広くなるところが最大の特徴と言えます。

巻き取りが遅くもなく速くもなく、パワーもそこそこなので、偏った特徴を発揮する必要がなければ、初心者の方には扱いやすくおすすめのノーマルギアです。

ノーマルギアは、どちらかと言うとローギアに近い特徴を持っており、ローギアに有利な釣りにおすすめです。

反対にハイギアの特徴を活かしにくいデメリットを持っています。

ハイギアは、巻き取りが速いので、ラインの回収が素早く、手返しの速さが求められる釣りにおすすめです。

例えば、ラインを速く巻きながら狙うシーバスには最適と言えます。

デメリットとしては、巻き取りのパワーがない分、大物とのファイトに不向きな点が挙げられます。

まとめ

ギア比が関係するベイトリールの選び方について、いかがでしたでしょうか。

今までギア比を意識していなかった方や、何となくしか知り得ていなかった方は、ギアの見方が大きく変わって、これからはギア比に最大の注目が集まるかも知れません。

ここではギア比に特化して、その特徴を活かしたベイトリールの選び方をアドバイスさせて頂きました。

しかし、ベイトリール全体で見た時に、ギア比はリール選びに重要なポイントの一部に過ぎません。

特にラインの巻き取りの長さは使用されているスプール径の大きさにも関係していますので、関係する部品のスペックにも目を向けることを付け加えてお伝えしておきます。







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