ベイトリールで絶対にやっておきたいメンテナンス!その必要性と持っておきたいアイテムを紹介します!
ベイトリールで必要なのはわかっていてもなかなかやる気になれない人が多いのがメンテナンスではないでしょうか?
メンテナンスをメーカーに依頼すると少なくとも数週間は手元に戻ってこないのが通常です。
ちょっとしたメンテナンスであれば自分でやっておきたいものです。
今回はそんなメンテナンスの必要性と、必要なアイテムを紹介しておきたいと思います。
ベイトリールでメンテナンスを怠ったときの体験談
ベイトリールでメンテナンスをしなかった場合、どんなことが起きるかご存知でしょうか。
私自身もメンテナンス不足で何度かベイトリールを故障させてしまったことがあります。
その体験談を2つ紹介しておきます。
レベルワインダーが破損した
まずはレベルワインダーが破損したことです。
レベルワインダーはベイトリールのスプールにラインを綺麗に巻くための機能です。
それが壊れてしまった原因としては、レベルワインダーの溝の部分に釣りをしている水域の汚れが多く付着していたことでした。
これは外からでも簡単に見ることができる箇所でした。
ここに汚れが多く付着していることによって、レベルワインダーが上手く稼働しなくなり、上手く稼働しなくなったままで力を入れてしまうと、溝に強い負荷が掛かってしまい、結果的に金属同士で傷が入ってしまいました。
その結果として、レベルワインダーのパーツを交換せざるを得なくなりました。
ベアリングが回転不良を起こした
次に回転をスムーズにするためのベアリングの回転不良です。
スプールの両サイドには多くの場合、回転を良くして飛距離やリトリーブをスムーズにするためのベアリングが入っています。
このベアリングは非常にベイトリールの中では酷使されるパーツとなっています。
このベアリングをメンテナンスせずにずっと使用していたら、オイルが切れてしまい、異音がするようになっていました。
その異音を放置したまま使っていると、今度は黒い汚れが目立つようになってきました。
要は、オイルが切れた状態で金属同士が、目に見えない範囲で擦れ合い、摩耗してしまっていたのです。
こちらも結果的には、ベアリングを交換せざるを得ない状態となってしまいました。
メンテナンスをメーカーに頼んだ場合
では、もしベイトリールのメンテナンスをメーカーに頼んだ場合はどのような流れになるのでしょうか。
私も実際にメーカーに出したことがあるので、その時の流れを紹介しておきたいと思います。
メーカーごとに多少違ってくると思いますが、目安として見られてください。
まずは釣り具量販店に持っていく
釣り具量販店では、ほとんどのメーカーのメンテナンスを仲介してくれます。
ほとんどのメーカーがこの方法を取ってあるかと思います。
そこで情報を提示したうえでメーカーに送ることになっています。
メーカーによっては定期便だったり、送料がかかったりしたうえで送ることになります。
期間について
メーカーに送るとあとは戻ってくるのを待つだけとなりますが、大抵の場合、リールだと少なくとも2週間はかかるものと見ておいた方が良いようです。
ただし、あくまでもこれは最短の場合の目安となっています。
これが、連休だったり、年末年始が絡んでくると、かなり期間が長くなってきますので、釣行予定があったりすると手元にまだリールが戻ってきていないなんてこともあります。
替えのベイトリールが無かったり、先に釣行予定があったりするのであれば、かなり余裕を持っておくことをおすすめします。
金額について
私が実際にメーカーにベイトリールを出して掛かった金額は、先に紹介したレベルワインダーもベアリング交換も、工賃として3,000円程度、パーツ代として3,000円程度でした。
当時は自分でメンテナンスすることが出来なかったので、これだけの出費が出てしまうこととなりました。
この金額があれば、他にルアーやラインといった釣りに必要なものが返るので、できればできることをやって節約しておきたいものです。
自分でメンテナンスをするのは比較的簡単
では実際に自分でメンテナンスをする手順としてはどのようになるのかを紹介します。
知っておくだけでベイトリールを長持ちさせることができて、かつメンテナンスに掛かる費用を節約できるのでぜひ覚えておいてください。
まずは釣行後の水洗いと吹きあげ
釣行から自宅に戻ったら、まずは水洗いしてください。
水洗いは水に浸けこむのではなく、流水で洗い流すようにしましょう。
浸けこんでしまうと、内部に水が入り込んでしまうことが多いです。
水で洗い流したら、表面上の水分を柔らかいタオルでふき取るようにしてください。
水分を残したままにしておくと、特にリール表面の塗装に悪影響が出てしまうことがありますので、気を付けておいてください。
この水洗いと吹きあげを行っているかどうかだけでも、全くベイトリールの使用感は変わってきます。
吹きあげ後は乾かす
水洗いをして吹きあげたら、少なくとも1日は乾燥させましょう。
ベイトリールは細かな構造をしていることが多いので、その隙間に水分が残ったままになっていることがあります。
ですので、少なくとも1日、できれば2~3日間は乾燥させておくとよいでしょう。
乾燥させるときに気を付けておきたいことは、太陽が直接当たらない場所で乾燥させるということです。
直接的に太陽の熱が加わってしまうと、ボディーの変色だったり、ベイトリールのハンドルノブが弱ってしまったりします。
部屋の中で、柔らかいタオルの上においたり、リールを吊り下げたりすることができるようにした状態で乾かしていくとよいでしょう。
最後に注油をする
リールが乾いたら、最後に注油をしておくのがベストです。
注油とは、レベルワインダーやベアリングにオイルやグリスを差すことです。
オイルは基本的にさらさらしていて、ベアリングやスプール軸などの高速回転するところに差し、グリスはレベルワインダーやギア周りといった低速稼働する部分に差すのが基本となります。
これらはベイトリールの説明書にも注油する箇所として説明書きがあることが多いですので、それらを参考にしてみてください。
そして注油するときには、何度かのメンテナンスごとに油を落としていくことも大事になってきます。
その解説は下記に行っていきます。
注油するときに必要なアイテム
先に紹介した注油ですが、何度かのメンテナンスごとに一旦、落としていく必要があります。
理由としてはどうしても油が汚れていってしまうからです。
油が汚れると、要は回転がだんだんとスムーズではなくなっていきます。
ですので、それ用のアイテムを用意しておくことが重要です。
それはパーツクリーナーというものです。
パーツクリーナーは、もともと差されているオイルやグリスを落とすものです。
実際に使ってみると、意外に汚れていることが分かり、驚くことと思います。
気を付けたいのは、ベイトリールに一部使われるような樹脂に影響を与えないものを選ぶことです。
ですので、ぜひ釣り用のパーツクリーナーを選ぶようにしてみてください。
まとめ
今回はベイトリールのメンテナンスの必要性と持っておきたいアイテムを紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
最後になりましたが、オイルとグリスはメーカーから純正のものが販売されていれば、それを使うことをおすすめします。
自分で無理な場所はメーカーに任せる必要があるにしても、出来る範囲のメンテナンスは自分で行ってみて、大事なベイトリールを長く使ってもらえればと思います。