ベイトリールでしか使えない重さのビッグベイト・ジョインテッドクロー！
ベイトリールとスピニングリールの使い分けは、ルアーの重さというのが大きなポイントになります。
重たいルアーはベイトリールで、軽いルアーはスピニングリールでというのが通常です。
中でも超重量級となると絶対的にベイトリールになります。
今回はそんなベイトリールでしか使えないビッグベイト・ジョインテッドクローについて解説していきます。
ジョインテッドクローとは？
最初にジョインテッドクローについて解説しておいた方が良いと思いますので、お伝えしていきます。
ジョインテッドクローは元祖S字系と呼ばれるビッグベイトです。
今現在でこそS字系のルアーは多くなりましたが、以前は全くなかったカテゴリーのルアーです。
そもそもS字系とは、リトリーブするだけで蛇行するルアーのことをいいます。
ジョイント構造となっているルアーがほとんどで、その構造上大型化することが多いです。
ですのでビッグベイトカテゴリーの中のS字系といった扱いになります。
このS字系ですが、その蛇行する軌道のみがピックアップされがちですが、その蛇行のときに起きる側面のフラッシングやその軌道をロッドアクションで出していくといった使い方も効果的となります。
ジョインテッドクローが得意とする場面
ジョインテッドクローはとてもアピールが強いですが、やはりいつでも釣れるかというとそうでもありません。
特に効果的な状況を知っておくことで、よい釣果を得ることができるでしょう。
いくつか例を挙げますので、参考にしてみてください。
底が見えるようなクリアウォーター
S字系であるジョインテッドクローは、特に視覚面でのアピールとなってきます。
ですので、ウォブルが生み出すような波動ではないので、マッディーウォーターはどちらかというと苦手です。
クリアウォーターで使っていくのが一番効果的となります。
特に夏のバックウォーターで使われることが多いです。
理由としては、流れがあることによる酸素量の豊富さや栄養の豊富さによって大型のハスなどのベイトフィッシュが集まり、それを狙ってブラックバスも集まってくるからです。
こういった状況においては小さいルアーを使ったところでブラックバスは見向きもしないことが多いです。
産卵期のブラックバスに対して
産卵期のブラックバスは、威嚇行動を多くおこします。
威嚇は産卵したいと思う場所を守るためであったり、すでに生み終えている卵を守るためだったりします。
そういった状況においてジョインテッドクローくらいのサイズがあると、捕食というよりはそういった威嚇に対してのアピールができたりします。
こういった状況での使い方は、産卵場所となりそうなところを見極めること、そして同じ場所を何度もゆっくりと通すことです。
そうすることでジョインテッドクローをブラックバスに対して敵とみなさせることができれば、アタックさせることができます。
ブラックバスがどこにいるか分からない時
これは上記に挙げた状況とはちょっと違いますが、ジョインテッドクローの効果的になる場面であるので紹介しておきます。
ブラックバス釣りをしていて、特に初めてのフィールドだとどこにブラックバスがいるのかを把握しにくいことがあります。
そんな時にジョインテッドクローを使って見える水深を泳がせてくると、ブラックバスが着いてくることが多いので、それを目安に他のアプローチ方法に切り替えていくといったこともできます。
この使い方では、そのブラックバスの追ってくる様子をどれだけ観察できるかが釣果のキーとなります。
例えば障害物の近くで追ってきたのか、ずっと追いかけてくるのかそうでないのかといった感じです。
そのときの状況に合わせたルアー選びをできるようになれば釣果アップ間違いないでしょう。
ジョインテッドクローにおすすめのベイトリール
ジョインテッドクローにおすすめのベイトリールは重たいルアーを投げるのに向いているベイトリールです。
具体例を挙げると、シマノのアンタレスDCやカルカッタコンクエスト３００番といった感じになります。
これらのベイトリールであればラインキャパシティーや巻き取りの剛性、ブレーキの調整などがしっかりとできますので、おすすめです。
それと併せてですが、個人としては利き腕とは逆の手でハンドルを持つものがおすすめです。
右利きなら左ハンドルを使うといったようになりますが、これは高速リトリーブをすることが少ないことと、アクションを加えるときに利き腕でロッドを持っていたほうが圧倒的にやり易いからです。
好みにもよりますが、迷った時の参考にしてもらえればと思います。
ジョインテッドクローにおすすめのロッド
ジョインテッドクローはその性質から使うロッドを選んでしまいます。
ですので、専用のロッドを使うのが一番良いと思います。
ジョインテッドクローを作っているメーカーが出しているデッドソードKG-00 6-710EXHが最も合っているロッドとなるでしょう。
このロッドはジョインテッドクローを使ってテストされているので、S字の幅やロッドアクションを加えたときの操作性にこだわって作ってあります。
ラインも３０ポンドまでのスペックとなっていますので、安心して太いラインを使うことができます。
ブラックとシルバーのカラーリングもおすすめのロッドとなります。
ぜひ参考にしてみてください。
ジョインテッドクローのアクション方法
最後にジョインテッドクローの効果的なアクション方法を紹介します。
そのアクションは３つあり、状況に合った使い方をしていくとよいでしょう。
それでは下記に紹介していきます。
リトリーブによるS字アクション
ジョインテッドクローの基本となるのがリトリーブによるS字アクションです。
このアクションはリールのハンドルを回転させてラインを引けば出る簡単に思えるものでもありますが、そこを少し意識を変えることでより釣果アップにつながります。
特に気を付けてもらいたいのがS字の左右への振り幅です。
基本的には左右に同じだけ振れるようにするのですが、意外と一定リトリーブができていないとバランスを崩しやすいです。
また、ラインスラックを出したまま巻いてくるのも効果的となります。
これはブラックバスのバイトが浅いときにはぜひ試してみてください。
ジャーク
ジョインテッドクローはロッドアクションを加えると、非常に大きなダートを見せてくれます。
使ってみたいのはリトリーブしていてなかなかブラックバスが最後のバイトをしてくれないときや、浅い場所で回遊しているプレッシャーの高いブラックバスを相手にするときです。
ジャークのポイントは、躊躇することなく鋭いロッドアクションを加えることです。
そうすることでキレのあるアクションを出すことができ、バイトを誘いやすいです。
水中ドッグウォーク
最後におすすめなのが水中ドッグウォークです。
これはラインを張るくらいの気持ちのロッド操作でジョインテッドクローを左右に動かす方法です。
リトリーブとは一味違ったアクションで誘うことができますので、他の方法でバイトがないときにぜひ試してもらいたいアクションとなります。
まとめ
今回はジョインテッドクローについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ジョインテッドクローはその大きさからもビッグバスがヒットする確率が高いルアーです。
ヒットした時にはベイトリールのパワーがあるので、問題なく対処できることと思います。
今回の記事を参考にしてぜひ使ってもらえたら嬉しく思います。