美味しい秋のアオリイカをエギングロッドで狙ってみよう!
秋になると、春に生まれたアオリイカがエギングロッドで釣れる大きさとなってきます。
群れていることが多く、初心者でも比較的簡単にヒットさせることが出来るのが大きな魅力です。
今回はこの秋のアオリイカを狙うポイントからエギングロッドなどのタックル、釣り方から持っておきたいアイテムを紹介していきたいと思います。
秋のアオリイカの状況
春に産卵を行うアオリイカですが、その生まれた小さなイカは夏の高水温時期に特にエサを多く食べて、成長しています。
秋には最大で500グラム程度となっている個体もおり、エギへの反応が非常によく、また群れていることも多いので、上手くやれば連続ヒットさせることも出来ます。
まだまだ釣り人に狙われていることも少ないので、秋のアオリイカは他の季節に比べると非常に釣りやすいでしょう。
特に初心者でまだ釣ったことが無いという人であっても、見える範囲にいることもおおいですので、釣りやすいと思います。
秋のアオリイカの基本タックル
秋のアオリイカでは使うエギが小さいですので、それに合わせたタックルセレクトが必要となります。
ここではその例を挙げておきますので、参考にしてタックルを揃えてみてください。
エギングロッド
秋のエギングではショートタイプのロッドが使いやすいです。
8フィート程度のものを使ってみるとよいでしょう。
そして、硬さに関してはライトかミディアムライトのものを選んでみてください。
使っていくエギが2.5号クラスがメインとなってきますので、それに合わせてロッドを選んでいきましょう。
リール
リールは2000番クラスのスピニングリールがおすすめです。
リールが小さいほうがラインが放出される際の抵抗が少なく、軽く小さなエギでも飛距離を出すことが出来ます。
出来るだけ軽量なリールを選んでおくと、秋のアオリイカの繊細で小さなアタリを感じ取りやすくなると思います。
ライン
号数が0.6号くらいの細さのPEラインを使っていくのが一番良いと思います。
ノットや釣竿の取扱いに慣れていないような方であれば、ナイロンラインの2号くらいでも良いと思います。
ラインには色がついていたほうが見やすいです。
PE、ナイロンともにオレンジやピンクが見やすいでしょう。
特にアオリイカ側からするとラインの色で釣れにくくなるといったことはあまり見られないようです。
エギ
エギは2.5号を基本として揃えていくとよいでしょう。
カラーはレッド、オレンジ、グリーンをまず揃えてみて、それからピンクやオリーブ、メッキといったカラーを加えていくとよいと思います。
このエギを収納しておくケースは、エギ専用のものがあります。
秋のエギングではエギのローテーションが重要となってきます。
できるだけ多くのカラーを揃えておくとよいでしょう。
秋のアオリイカで狙うポイント
秋のアオリイカでは比較的手前のポイントを狙っていくのが効率的です。
また、ある程度釣りをしたら他の場所に移動したり、同じ場所であっても入り直したりした方が釣果を伸ばしやすいです。
狙っていきやすいポイントを下記に挙げていますので、参考にしてみてください。
潮通しが良い場所
潮通しが良い場所はアオリイカが回遊してきやすい場所です。
同じ場所で釣りをしていても新しい群れが入ってきたりしてくれることも多いです。
岬の先端や堤防の先端、また意外にワンド上になっているところも反転流によって潮通しが良いことがあります。
海藻がよく生えている場所
海藻が良く生えている場所はベイトフィッシュも集まりやすく、まだ小さなアオリイカの隠れ場所としても成り立ちやすいです。
また海藻が多い場所は、潮通しが良い場所とも重なりやすいので、好ポイントとなりやすいです。
サイトで見える場所
サイトとはアオリイカを見て釣る方法です。
手前にアオリイカが見えるような場所では数が見込めることが多いです。
サイトで見える場所だけでなく、その沖合も狙ってみると良いことが多く、群れているとエギを奪い合うようになりますので、ヒット率が上がります。
他のフィッシュイーターが居ない場所
秋の海釣りでは他の魚も多く居ます。
しかしこの魚の多さがアオリイカ釣りでは良くない状況にもなったりします。
特にシーバスやサワラ、ブリが多いような場所ではアオリイカは驚いて釣れにくいです。
ですので、これらのフィッシュイーターが居るような場所で無いポイントを選ぶようにしてみてください。
釣り方
秋のアオリイカは小さく釣りやすいですが、やはりちょっとしたコツを知っておくとより釣果を伸ばすことが出来るでしょう。
そのコツをここでは紹介しておきますので、釣りの参考にしてもらえればと思います。
鋭いジャークが基本
秋のアオリイカには鋭いアクションが基本となります。
イカの視界から見えなくなるような鋭さで誘っていくのがよいでしょう。
スラックを上手く使いつつ、手首を鋭く返してアクションさせてみてください。
ボトムステイさせると効果的
エギングではフォールでイカにエギを抱きつかせるのが基本ですが、秋のアオリイカではこのほかにボトムステイといった方法も試してみると効果的です。
ボトムステイとはボトムにエギを置いておく方法です。
これだけでも流れによってゆらゆらと動いてくれます。
特にサイトで試してみてほしいテクニックとなっています。
アオリイカがどこまで追ってくるか見極める
秋のアオリイカは釣りやすい一方で、追ってくる場所が限定的だったりします。
何度も追ってくるのにエギに抱き着いてこないといった時にはこのどこまで追ってきているのかを見極めてみてください。
意外とその沖合で誘ってみると簡単にヒットしてくれることもあります。
秋のアオリイカで持っておきたいアイテム
秋のアオリイカで持っておきたいアイテムは2つあります。
これを持っておくと、釣りをしているときに非常に便利です。
下記に2つ紹介していますので、ぜひ手にしてみてください。
偏光グラス
見える範囲に居ることも多い秋のアオリイカをいち早く見つけるために偏光グラスが合ったほうが良いです。
偏光グラスがあることによって、特にボトム付近でじっとして擬態しているアオリイカを見つけやすくなります。
レンズのカラーはグレーやイエロー系の薄いもので秋の日差しの下では十分機能してくれます。
フレームがご自身の顔の形にしっかり合ってずれにくいものを選んでみてください。
重さを増すためのシンカー
秋のアオリイカでは小さなエギを使っていきますので、その感覚が慣れないと難しいです。
また風が吹いているような状況だったり、潮の流れが速いとエギを沈めることも難しかったりします。
そんなときに便利なのが重さを増すためのシンカーです。
エギの頭にセットして使うタイプだったり、ノーズアイに引っ掛けて使うタイプなどがあります。
ちょっとした重さを増すだけでもジャークやフォール時の使い勝手がずいぶん変わりますので、ぜひ持っておくとよいでしょう。
まとめ
今回は秋のアオリイカをエギングロッドで狙っていくコツを紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
釣ったアオリイカは非常に甘みがあって、刺身などで美味しく食べることが出来ます。
鮮度を保てるようにクーラーなどの保冷できるものがあるとよいでしょう。
それでは今回の記事を参考に、暑さが収まったフィールドで秋のアオリイカ釣りを楽しんでみてくださいね。