アブガルシアの高コストパフォーマンスベイトリール・クロスフィールド7を紹介!
アブガルシアと言えば古くからベイトリールをはじめとする釣具を取り扱ってきているメーカーです。
しかし、日本においてはまだまだダイワやシマノの製品を使っている人が多いのではないでしょうか。
そんな方に紹介したいのがクロスフィールド7といった高コストパフォーマンスのベイトリールです。
今回はこのベイトリールについて、性能面や適した釣り方の解説を行っていきたいと思います。
クロスフィールド7の概要
クロスフィールド7は販売価格が1万円を切っていることが多いベイトリールです。
見た目にはゴールド系のパーツが使ってあり、全体的にブラック基調となっています。
価格面からすると非常にしっかりしたボディーやハンドルの回転の印象を受けると思います。
ハンドルは左右両方を販売してありますので、自分の要望に合ったものを選ぶことが出来ます。
さらに細かな性能面に関しては下記に紹介していきます。
クロスフィールド7の性能面
ここではベイトリールを選ぶときに確認することが多い性能面について解説をしていきます。
これらのトータルパフォーマンスを考えると、かなり価格的にはよいベイトリールだと思います。
それでは解説していきます。
自重
クロスフィールド7の自重は209グラムとなっています。
最新上位機種からすると重たいですが、平均的に考えていくと問題のない重さだと思います。
組み合わせるロッドにもよりますが、パワーのあるロッドであればこの程度の重さは気にならなくなるでしょう。
ギア比
ギア比は7.1に設定されていて、ハンドル一回転あたりの最大巻き取り量は74センチとなっています。
メインギアが結構大きいので、ギア比に対しての巻き取りの重さはあまり感じられません。
巻き取り量が多いことは、効率の良い釣りを展開しやすいことにつながってきます。
ハンドル周り
ハンドルシャフトは厚みがあり、非常に丈夫な印象を受けます。
これに合わせてビッグフラットのEVA製ノブを使ってあり、こちらもしっかりと握り込みが出来るようになっています。
これによってパワーのある釣りがしやすくなっています。
大きな魚が掛かった時であってもこれはメリットとなるでしょう。
ラインキャパシティー
ラインは16ポンドが115メートル入る目安となっています。
このクロスフィールド7のスプールには下巻きの目安が入っています。
これに沿って下巻きを入れることにより、もっと細いラインでも快適に使っていくことが出来ます。
基本ではありますが、下巻きをしてスプールのふちギリギリまでラインは入れて使うのが、飛距離や巻き取り量を最大限に活かすことにつながります。
ドラグ力
ドラグにはカーボンドラグワッシャーを採用してあります。
数枚重ねてありますので、最大で7キロまで掛けられる仕組みになっています。
これは太いラインを使っていくうえではメリットとなってくれます。
基本的には、強く締めた状態で使っておいて問題ないでしょう。
ブレーキシステム
クロスフィールド7のブレーキはマグネット式となっています。
このブレーキはボディー外側にあるダイヤルで強さを調整できます。
使い方が分からないうちに関しては、MAXの状態から始めて、だんだんと緩めるようにしていきましょう。
このマグネット式は初心者の方でも扱いやすく、比較的バックラッシュも起こりにくいものとなっています。
クロスフィールド7でできる釣り
クロスフィールド7は淡水、海水ともに使用できますので、使える範囲が広いです。
一つのベイトリールでいろんな釣りに挑戦することも出来ますので、何を釣りたいかまだまだ決まっていないような方にもおすすめできます。
下記に使ってみたい釣りを紹介していますので、参考にしてみてください。
ブラックバス
淡水で有名なゲームフィッシュがブラックバスです。
ブラックバス釣りではいろんなルアーを使っていきますが、それに対してもクロスフィールド7は対応しやすいです。
特に使い勝手が良いと思われるのは、太いラインを使ったカバーの釣りです。
ラインキャパシティーは16ポンド115メートルとなっていますので、これを活かした釣りが出来ます。
具体的には、テキサスリグやラバージグで20ポンドラインを使ってヘビーカバーを釣ったり、フロッグでPEラインの4号程度を巻いてカバーに撃ち込んでいったりといった釣り方に適しているでしょう。
他にも引き抵抗の軽いスピナーベイトやチャターベイトも使いやすいと思います。
ナマズ
トップウォータープラグへの反応が激しいことでファンが多いのがナマズです。
かなり浅い川から湖まで生息していますので、全国各地で狙うことが出来ます。
ナマズの釣りではトップウォータープラグを使うことが多いですが、これらは重量があることが多いです。
重量のあるルアーをしっかりとキャストできるクロスフィールド7であればナマズ釣りもチャレンジできます。
ナマズ釣りで使うときには、トップウォータープラグのアクションを妨げづらいナイロンラインを使っていくとよいでしょう。
ナイロンラインは、ナマズのファイトパワーを考えると16ポンド以上がおすすめとなります。
トップウォータープラグをリトリーブスピードを変えつつ探っていくこと、またバイトミスをしたときにはすぐに回収して再キャストしたほうが良かったりするナマズ釣りにおいてクロスフィールド7は扱いやすいと思います。
シーバス
海のルアー釣りでファンが多いシーバス釣りにもクロスフィールド7は使うことが出来ます。
まず海水に対応しているということと、やはりリール自体の剛性があるからという理由からです。
シーバスはヒットしたらヘッドシェイクやジャンプなど非常に激しいファイトをしてきます。
これに対して、ドラグ力が高いクロスフィールド7であれば強引に引き寄せてくることも可能です。
使うルアーに関しても重めのバイブレーションやスピンテールジグ、メタルジグなどを使うことが多いです。
さらにこれらを使うときには、大抵の場合、海では風を伴っています。
風によるキャストの難しさに対してはマグネットブレーキがしっかりと効いてくれるでしょう。
リトリーブ時に関してもギア比が高いので、ファストからスローまでのリトリーブ変化をつけることが容易です。
これが1万円を切るベイトリールでできるのはすごいことだと思います。
ロックフィッシュ
最後に紹介するのがロックフィッシュでの使用です。
ロックフィッシュの釣りにおいてもギア比の高さとドラグの強さが役立ってくれます。
ロックフィッシュはヒットしたらすぐに巻き上げないとばれてしまう要因となってしまいますが、ギア比が高く、ドラグ力もある強い巻き取りができるクロスフィールド7であればそれを回避することが出来るでしょう。
使っていくラインやルアーに対しても問題なく対応できると思います。
また、組み合わせるロッドはヘビーパワー以上のものとなることが多いですが、そのようなロッドとの組み合わせであるとリールの自重はあまり気にならなく、むしろバランスが取りやすくなると思います。
まとめ
今回はアブガルシアの高コストパフォーマンスを誇るクロスフィールド7について解説してきました。
いろんな釣りで活用できてパワーがあり、これで価格が1万円を切っているとは驚きだと思います。
今回の記事内容を参考に、今までダイワやシマノしか使ったことが無い人には、ぜひ一度アブガルシアのベイトリールを使ってみてもらえればと思います。