とても剛性のあるベイトリール・アブガルシアのビッグシューターコンパクトを紹介!
アブガルシアは非常に釣り具メーカーのなかでも長い歴史を持つメーカーです。
そのアブガルシアは主にベイトリールの製造をしています。
その中で今回紹介するのがビッグシューターコンパクトというベイトリールです。
このベイトリールはとても剛性が高いのが特徴となっています。
今回はこのベイトリールのスペックや使う釣りについて解説していきたいと思います。
目次
ビッグシューターコンパクトの概要
ビッグシューターコンパクトは2013年の春に発売されました。
それからというもの現在まで愛用者が多く、高い人気を長く保っているベイトリールです。
特徴はなんといってもその剛性で、パワーを必要とする釣りでとにかく活躍してくれます。
ただ、剛性があるだけではなくて、名前にもあるコンパクトなボディーが特徴です。
価格も実売で2万円台となっていますので、比較的買いやすい価格帯となっています。
アブガルシア特有のブラック基調でゴールドをポイントに使用したデザイン面でもファンが多いのがこのベイトリールとなっています。
ビッグシューターコンパクトのスペック
ベイトリールを選んでいく時に必須となるスペックをここでは解説しておきます。
これらのスペックを見るだけでもパワーゲームに対応したベイトリールであることが理解していただけると思います。
それでは解説していきます。
自重
ビッグシューターコンパクトの自重は239グラムです。
ブラックバス専用などのベイトリールと比べると少し重たい印象を受けると思いますが、実際に手にした感覚ではそこまでの差を感じることは少ないです。
剛性を重視してあることや、使っていく状況を考えると問題のない重量となっていると思います。
ギア比
ギア比は8.0:1とかなりベイトリールの中でも速いタイプとなっています。
これによってハンドル1回転あたりに最大で83センチの巻き取りをすることが出来ます。
回収は速いですが、ギアが大きいために巻き取り時の力不足を感じることは少ないでしょう。
ハンドル
ハンドルには95ミリの長さで厚みが4ミリのアルミ素材を使ってあります。
厚みがある見た目も相まって、魚と引っ張り合いをするような強引なファイト時でも気にせずファイトしていくことが出来るでしょう。
またノブ部分はラウンドとなっているので握り込んでハンドルを巻くことが出来ます。
ベイトリールにはI型ノブが付いていることも多いので、魚がヒットした時に特にこの握り込んでいけるノブの大きさはとても役立ってくれることでしょう。
リトリーブの時とファイトの時の持ち方を少しずつ変えていくのも使っていく時のコツです。
ラインキャパシティー
ラインキャパシティーは、モノフィラメントラインの20ポンドが100メートル入る目安となっています。
このラインキャパシティーによって対応できる魚種が非常に多くなっています。
現在のベイトリールでは浅溝タイプも多いので非常に大きなメリットだと思います。
細めのラインやPEラインを使っていく時には、下巻きを入れることで底上げして使っていくと良いです。
ドラグ力
ドラグは最大で7キロまで掛けることが出来ます。
ベイトリールの釣りではパワーで魚を引っ張り上げてくる必要が大きいので、簡単に滑ってしまうようなドラグは太いラインを使うときには避けたほうが良いです。
しっかりとスタードラグを締めて使っていくのがおすすめとなります。
ブレーキシステム
ブレーキシステムには、MagtraxⅡブレーキシステムというマグネットタイプのブレーキを採用してあります。
特にこのブレーキシステムによって強風下でのトラブルを少なくしてあるのが特徴です。
特に初速が付いてしまうと困るPEラインを使うときにも活躍してくれることでしょう。
ブレーキの調整は外部にあるダイヤルで調整できるので初心者でも上級者でも同じように使っていくことが出来ます。
ビッグシューターコンパクトが活躍する釣り
ビッグシューターコンパクトは海水対応となっています。
ですので、釣り場を選ばずに使っていくことが出来るオールラウンド性も人気のある理由でしょう。
タックルを変えずにいろんな釣りが出来ることは意外と大きなメリットです。
特にパワーが必要とされる釣りに向くベイトリールとなっていますので、下記にその例を紹介しておきたいと思います。
ブラックバスのパワーゲーム
フレッシュウォーターにおけるブラックバスのパワーゲームでビッグシューターコンパクトは活躍してくれます。
具体的にはテキサスリグでのパンチングや、フロッグが主となってきます。
これらの釣りではPEラインを使っていくことが多いですが、バックラッシュをしっかり押さえてくれるブレーキシステムとなっていますので安心して使っていくことが出来ます。
またこれらの釣りでは手返し重視となってきますので、そこではギア比8.0という高速ギアが役立ってくれます。
もちろんこれらだけではなく、タックルをそのまま流用して行うようなバズベイトや大型トップウォーターの釣りでも活躍してくれることでしょう。
ロックフィッシュゲーム
ソイやアイナメといった岩礁帯を主な生息場所とするロックフィッシュの釣りにもビッグシューターコンパクトは向いています。
太いラインを使ってヒットしたらラインを切られないようにするためにハイギアでパワーのあるベイトリールを必要としますが、その釣りにおいて非常にこのベイトリールは活躍してくれるでしょう。
パワフルなロッドと組み合わせて使用することになりますが、しっかりとした剛性があるため安心して使っていくことが出来ます。
ライギョのフロッグゲーム
太いラインを使ったライギョのフロッグゲームでもビッグシューターコンパクトは活躍してくれます。
特にライギョのフロッグゲームではキャスティングが重要となってきます。
そのキャスティングは風などの外的要因でどうしてもミスが付きまとってきたりもしますが、そういった時には高速ギアでライギョにフロッグを見られる前に回収することで対処することが出来ます。
この釣りではPEラインを使っていきますが太さは6号以上を使っておき、ヒットしたライギョを必ずキャッチして、フロッグを外してリリースできるようにしておきましょう。
この釣りでのフロッグはバーブレス仕様にしておくことが基本となります。
高速巻きのトップウォーターゲーム
ビッグシューターコンパクトのギア比の高さを活かしてできるのが高速巻きのトップウォーターゲームです。
とても剛性があるので、大型の魚を相手にしても大丈夫です。
シーバスや青物が水面近くで釣れるときにはぜひ試してもらえるとよいでしょう。
これらの魚は思っている以上のリトリーブスピードが効果的であることも多いです。
そのような力が必要な場合であっても大きめのギアが巻き取りをサポートしてくれます。
さらにこの高速巻きに対応することで、ビッグシューターコンパクトは海外での釣りでも使っている人もいます。
こういった背景からもとても剛性に優れたベイトリールであることが分かるのではないでしょうか。
まとめ
今回はアブガルシアのベイトリール・ビッグシューターコンパクトについて解説を行ってきましたがいかがだったでしょうか。
淡水でも海水でも対応してくれるパワーのあるベイトリールは少ないのも現状化と思います。
このベイトリールのスペックや剛性が必要とされる釣りは本当に多いです。
ぜひ今回の記事を参考にして使ってみてもらえればと思います。