エギングロッドで堤防から超遠投で狙う大型タチウオの引き釣り

エギングロッド

ダイワ ロッド リバティクラブ エギング 862MH

皆さんはエギングロッドで堤防からタチウオを狙うとなるとどのような釣りを想像されるでしょうか。

恐らくテンヤを用いた引き釣りを想像される方もいると思いますが、今回紹介するのは引き釣りではありますがあくまでも大型のタチウオに狙いを絞った釣り方です。

超遠投を基本とした攻め方とタックルについても簡単にではありますが紹介します。



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超遠投&深場はドラゴンゲットへの近道

皆さんはタチウオを狙う場合に数を釣ることを重視するのか、あるいは数はそれほど求めずにとにかく型を狙うのかどちら派でしょうか。

タチウオという魚をその姿形を見て分かる通り、細長いので70センチ程度のサイズでは非常に身が薄くて持ち帰ったとしても食べられる部分がかなり少なくなってしまいます。

通常、魚の70センチというと種類にもよりますがかなりの大物と言えるのですが、タチウオに関しては大物の基準としてその長さというよりも身の幅が重要となってきます。



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指幅5本以上はショアからの釣りであれば非常に貴重

堤防や護岸などのショアから狙うということを考えると、指幅5本以上のサイズにもなれば大変貴重な存在と言えます。

そのくらいの太さになってくると明らかに指幅4本以下のサイズとは異なり迫力が出てきます。

また、顔つきもますます獰猛になって凄みが増していることが一目で分かります。

ちなみに、引きの方も非常に強烈で特にヒット直後などはリールが巻けないくらいの強引を見せて驚かされます。

釣り場によっては指6本以上の超大型も釣れることがあるので挑戦する価値は十分にあると言えます。

ヒット確率を上げるにはエサ釣りが圧倒的に有利

タチウオの釣り方としては大きくエサ釣りとルアー釣りの2種類に分けることが出来ますが、少しでもヒット確率を上げるのであればエサ釣りの方が圧倒的に有利となります。

特に大型は警戒心がかなり強いので、ルアー釣りでは目の前を通過しても活性が低ければヒットに持ち込むのは非常に難しいと言えます。

特にルアー釣りで釣り上げるというこだわりの無い人はエサ釣りで狙われることをおすすめします。

エギングロッドでも十分に対応可能

具体的なタックルですが、この釣りはエギングロッドでも十分に対応することが可能です。

ただ、あまりにもロッドの全長が短いと遠投性能が著しく落ちてしまいますので、使用するのに無理が生じない範囲で長めのものを選択して下さい。

価格帯も様々ですが、万能ロッドとしてエギングロッドは使用できるので特に高価なものを購入する必要もありません。

3000円も出せばドラゴンクラスを相手にしても十分にファイトすることができるロッドが手に入ります。

スピニングリールは中型が便利

次にリールですが、遠投を繰り返す釣りになりますのでスピニングタイプが最適です。

ベイトリールではどうしても飛距離が落ちてしまうのとそもそも扱いに慣れていなければバックラッシュが多発して釣りにならなくなりますので無理に使用する理由は無いと断言できます。

リールの大きさですが、糸巻量の関係と巻き取りパワーを考慮すると中型スピニングリールがおすすめです。

小型スピニングリールは近場を攻めるのであれば特に問題はないのですが、どうしてもパワーに欠けるので、ヒット後のやり取りに不安があるので避けた方が無難です。

値段としてはこの釣り以外にも他の釣りに流用して長期間に渡って使用するのであれば5000円程度のものを購入しておくと耐久性にも優れているので何かと便利です。

一時的な利用であれば1000円前後のものでも良いのですが、ハンドル部分の作りが弱かったりするので長期的な使用を考えると逆に割高になってしまうことが少なくありません。

PEラインは1号で十分

メインラインはPEラインの1号を使用して下さい。

細いように思われますが、余程強引なやり取りをしない限りしっかりとドラグ調整を行っていれば切られることはほとんどありません。

また、PEラインは細ければ細いほど遠投の際に距離が出しやすいという点も見逃せません。

リーダーはフロロカーボンあるいはナイロンラインの6号前後を接続しておくと良いです。

テンヤを使用した引き釣りがベスト

タチウオのエサ釣りの中でも圧倒的に飛距離に優れているのがテンヤ釣りです。

テンヤ釣りの場合は仕掛け自体がそれなりの重たいので、少々の風が吹いていても関係無く使用できるのも大きなメリットです。

ちなみに、タチウオテンヤと一言に言っても釣具店に行けば非常に多種多様なものが販売されています。

それらの中でもヘッドの部分が夜光タイプで、エサをセットする剣の部分が3つ付いているものが最高です。

どうしても遠投を繰り返しているとエサが横にずれたり最悪の場合は外れることもあるのでそうなってしまうと回収して再度エサを付け直すという作業が必要になりますので非常に手返しが悪くなってしまいます。

ですから、エサをしっかりと固定することが出来る上記のようなテンヤが必要不可欠となります。

テンヤは根掛かりなどでロストすることも考えて5本ほどは常に手元にストックしておくと便利です。

エサは半冷凍状態のドジョウが最高

エサですが、大物の潜む深場に堤防から遠投で攻めるには柔らかいエサを使用していてはすぐにボロボロになって1投ごとに交換しなければならなくなる恐れもあります。

なので、非常に身が固いエサが求められます。

それらの点を満たすのが冷凍ドジョウです。

生きたドジョウでも良いのですが、ヌルヌルと滑って非常に針に刺しにくいので冷凍の方がおすすめです。

よほど鮮度の悪いものでない限り釣具店で売られている冷凍ものでも食いはそれほど変わりません。

ちなみに、よりエサ持ちが良い状態で使用するには完全に解凍された状態ではなくて半解凍の状態でテンヤにセットすると良いです。

ドジョウは表皮が非常に硬くて多少タチウオに齧られた程度では全くダメージがないほどエサ持ちに優れています。

ですから、1晩の釣行で5尾もあれば十分と言えます。

尻尾が噛み千切られるとアタリ激減

ドジョウを使っていて時には尻尾の部分のみが食いちぎられて上がってくることもあります。

そうした場合は速やかにエサを新しいものに交換した方が良いです。

ドジョウエサの場合は尻尾がヒラヒラと動くことが大きな誘いとなるので、そこが無くなってしまうとアピール力も大幅に落ちてしまいます。

食い上げのアタリを逃さない

大型タチウオのアタリパターンとしては、不思議と下からテンヤを食いあげる場合は非常に多いです。

なので、テンヤを引いていて着底したわけでもないのに竿先から仕掛けの重みが突然消えた場合はすぐにアワセを入れるようにしましょう。

ここで注意が必要なのが必ず糸ふけをとってからアワセるということです。

糸ふけを取らずにアワセを入れると力が十分に伝わらないのでバレることが非常に多いです。

出来るだけ素早く距離を詰める

ヒット後のタチウオの引きは強いですが、ずっと引き続けるというわけではありません。

ですから、引きが弱まったタイミングで出来る限りリールを巻いて距離を詰めて下さい。

足元まで寄せれば相手は必ず首を振って最後の抵抗をするので大人しくなったタイミングで一気に抜き上げて下さい。

まとめ

今回は堤防から超遠投で狙う大型タチウオを狙って引き釣りを紹介しましたがいかがだったでしょうか。

この釣りは一般的なタチウオ釣りと比較してさらにロマンに溢れた釣りであると言えます。

身近な堤防からも狙えるとあって初心者でも気軽に挑戦することが出来るので、エギングロッドを1本用意して是非とも挑戦してみて下さい。







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