エギングロッドで使うことが多いPEラインの使われる理由、細かな使い方や注意点とは?

エギングロッド

OPA PEライン 500m 4編 5色カラー 釣り糸 高強度 高感度 高耐久 特殊コーティング (2.5号 35lb)

エギングといえば必ずといっていいほどPEラインが使われています。

このラインが使われている理由とは何かご存知でしょうか。

この理由を知ったうえで使っていくとより具体的なエギングが可能になると思います。

そこで今回はエギングロッドで使うことが多いPEラインについて使われる理由、細かな使い方や注意点について解説していきたいと思います。



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そもそもPEラインとはどんなライン?

そもそもラインには現在いくつもの種類があります。

まずは初心者がよく使うナイロンラインというラインです。

最も安価であり、強度もそこそこあって使い勝手がよいので初心者がよく使うラインになります。

次にフロロカーボンラインというラインがあります。

これは非常にライン自体が硬いので障害物や魚の鋭い歯への耐性があります。

メインラインとして使ってしまうとその硬さによって飛距離がダウンしてしまったりするので、主に海のルアーフィッシングにおいては、リーダーとして使われることが多いです。

3つめにポリエステルラインというのも今日では使われています。

これは伸びがほとんどないモノフィラメントラインとなっていて、ほとんどがアジング要となっています。

細くて比重もあるのでよいのですが、太さを求められないので軽量ジグヘッドの釣りで使われているのが現状です。

最後に今回ピックアップしているPEラインがあります。

PEラインは以前は船釣りなどにおいて太い番手が使われていましたが、製造技術の向上とともに細さを出すことができるようになったため、比較的ライトな釣りの分野にも出てきました。

このPEラインがエギングで使われる理由については次項で解説していきたいと思います。



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PEラインがエギングで使われる理由

エギングロッドでPEラインが使われる理由は大きく3つです。

これらを理解してエギングをしているのといないのとでは長い目で見たときに釣果にどんどん差がついてくることでしょう。

ぜひ頭に入れておき、釣りに役立ててもらえればと思います。

細くても強度がある

PEラインのメリットの1つめは、細くても強度があることです。

一般的には、同じ太さであればナイロンラインの3倍から4倍程度の直線強度があるといわれています。

ということは同じ強度を求めるのであれば、数段下の太さを使うことができるということです。

これができることによってPEラインはそのしなやかさとも相まって、飛距離を非常に出すことができるようになっています。

低伸度が一番の理由

PEラインのメリットの2つめは、低伸度です。

簡単に言うと伸びがないということになります。

PEラインは製造上で分子同士を引っ張れるところまで引っ張ってそれぞれの編糸が作ってあるため、それ以上伸びることがないということで結果的に低伸度で感度がよいということになっています。

エギングでPEラインを使うメリットとして一番大きいのがこの低伸度だと思います。

この低伸度であるからこそ、エギをジャークした時にジャークしたロッドパワーがロスされることなくエギまで伝わるといった感じです。

もちろんイカがエギに触ったりしたときに手元までそれを伝えてくれるのも低伸度のメリットです。

付随するラインの浮力

最後にPEラインのメリットとしてあるのが浮力です。

浮力というより水より軽い比重といったほうがよいかもしれませんが、基本何もしないと水中に引き込まれるところを除いて、PEラインは水面に浮きます。

この浮いていることでエギにアクションを加えたときに上方向へと力が掛かりやすく、よいアクションだったり根がかり回避につながっていたりします。

これを利用したテクニックとしてあるのが、わざと1.5号くらいのPEラインを使うといった方法です。

どういった場面で使うかというと浅い藻場です。

こういった場所において浮力があって抵抗もある太めのPEラインを使うとエギをよりナチュラルに藻の上にステイさせることができるといった感じです。

基本的には細いラインを使うのがエギングの基本ではありますが、ちょっとした場面で覚えておくとよいおすすめのテクニックです。

PEラインの使い方

PEラインは他のラインと違って、編み糸であるため使い方にいくつかポイントがあります。

基本をどれだけ守れるかが使いこなすために重要なことだと思います。

それを下記に紹介していきますので、参考にしてください。

絶対にリーダーが必要

PEラインは直結するとその滑りやすさから結び目がほどけたり、熱の発生により切れてしまうことがあります。

ですので、絶対といっていいほどエギングで使うPEラインの太さではリーダーが必要となります。

このリーダーの素材の種類ですが、フロロカーボンラインが基本となります。

擦れに強く、あまり伸びがないのがその理由となります。

衝撃を与えるようなキャストはしない

PEラインで一番怖いトラブルが糸ヨレによるラインの絡みです。

エギングで使うような太さであれば絡んでしまうと復旧が難しいでしょう。

これを防ぐのに効果的なのが、ゆっくり大きなモーションで流れるように投げることです。

衝撃を与えるような瞬間的なキャストだと、よくこれが起きてしまいます。

また瞬間的なキャストは見た目はよいですが、意外に遠投できていなかったりもします。

ですので、トラブル防止も飛距離も効率よくできるようにするためのキャスト方法というのが必要になると思います。

PEラインの注意点

メリットが多いPEラインですが、一方で使い方を気を付けないといけない点もあります。

これが初心者が使いにくい理由でもありますが、慣れてくれば対処も普通になってきます。

下記に注意点を3つ紹介していますので、参考にしてみてください。

熱と擦れには非常に弱い

ラインはどの種類においても熱と擦れには弱いですが、PEラインは突出してそれに弱いといったデメリットもあります。

しかし熱といってもノット結束時に発生する熱にさえ気を付けておけば特に他の発生源はありません。

これは湿らせることで解決します。

擦れに関してはエギングにおいてはあまり水中では気にしなくてよいですが、気を付けないといけないのは取り込み時です。

取り込み時には岸際にある貝や岩がやっかいとなり、これらにラインが触れるとすぐにとは言いませんが、確実にラインが弱ります。

これは気を付けるしか方法がないですが、慣れてしまえば普通に対処できます。

スプールに巻くときは必ず下糸を入れる

PEラインは金属に対しては非常に滑りやすい特徴があります。

特にスプールに巻くときには直接巻くと、最悪の場合ライン全体がスプール上を回ってしまいます。

これを無くすためには、下糸を必ず入れるようにしてください。

目安はスプールの金属部分が見えなくなるくらいで十分です。

糸噛みさせないために締めて巻く

最後にPEラインは緩く巻いた状態で強い力が掛かると、ラインの間にラインが入り込んでしまいます。

これを防ぐためにはラインを緩く巻かないことが重要となってきます。

ラインが弛みすぎているような状態であれば、指で挟んで巻き上げたりするようにすると、このようなトラブルは無くなってきます。

まとめ

今回はエギングロッドで使うことが多いPEラインについて解説してきました。

今回の解説内容に関しては、他のルアーフィッシングでPEラインを使う上でも共通して考えることができるものとも思います。

PEラインは使いこなすことで釣果を伸ばすことができる重要なタックルです。

ぜひ今回の内容を参考にしつつ、PEラインを使いこなして大きなイカをエギングで釣り上げてみてくださいね。







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