シーバスの定番バイブレーション・レンジバイブをベイトリールで使ってみよう!
シーバスを効率よく広範囲から探っていくのによく使われるのがバイブレーションです。
このバイブレーションは重く飛距離が出るので、ベイトリールでも非常に扱いやすいです。
中でもレンジバイブというバイブレーションはシーバスルアーの中でも定番となっています。
今回はこのレンジバイブをベイトリールで使っていく場合のタックルなどについて解説していきます。
レンジバイブとは
レンジバイブとは、バスデイから販売されてかなり息の長いバイブレーションです。
このバイブレーションはとてもタイトなアクションが特徴となっていて、これがシーバスを長く魅了し続けている要因のようです。
レンジバイブにはいくつも種類がありますが、中でもメインとなっているのは70ESというモデルが多いです。
このモデルでも15グラムありますので、ベイトリールでも十分使っていくことが出来ます。
レンジバイブが効果的な場面
ここではレンジバイブが効果的となりやすい場面をいくつか紹介していきます。
こういった状況で使ってみると、よりレンジバイブでシーバスを効率よく釣っていくことが出来るでしょう。
それでは下記に紹介していきます。
ベイトフィッシュがイワシ
まずは何と言ってもベイトフィッシュがイワシである場合です。
イワシはシーバスにとって最も好まれやすいベイトフィッシュとなっています。
イワシの種類にもマイワシやカタクチイワシ、ウルメイワシなどが居ますが、そのどれもがシーバスにとってとても良いベイトフィッシュとなってくれます。
このイワシが追われていたり、ボートであれば魚探に移っていたりする時にはレンジバイブのナチュラルなアクションが効果的となってくれます。
小規模な河川
レンジバイブは小規模な河川でも扱いやすいルアーです。
小規模な河川では浅いことが多く、あまりにも深く潜るタイプのルアーだと簡単に根がかりしてしまいます。
レンジバイブはそんなに潜行深度があるルアーではありませんので、小規模な河川でも活躍してくれます。
また、このような小規模河川ではベイトフィッシュも小型であることが多いです。
それらをレンジバイブであればタイトなアクションによって模すことが出来ると思います。
エビが豊富なエリア
最後に意外なのがエビが豊富なエリアでレンジバイブが効果的であることが多いということです。
特にカラーラインナップの中でクリア系のものがありますが、このようなカラーを使ってエビの透明感を出していくと良いようです。
使い方は通常通りで問題ないですが、一気に吸い込まれることが多いのでファイト中のラインブレイクには十分気を付けていきましょう。
レンジバイブの使い方
続いてですが、レンジバイブの使い方について解説しておきたいと思います。
ちょっとしたコツではありますが、使い方で釣果が変わってくることが多いルアーフィッシングですので、ぜひ覚えてもらえると良いと思います。
それでは下記に紹介していきます。
ファストリトリーブ
レンジバイブが最も得意とするのがファストリトリーブで使った時のアクションです。
レンジバイブが本来持っているタイトアクションを存分に引き出してシーバスを誘ってくれます。
そのスピードですが、思っているよりも速いスピードで引いてきて大丈夫です。
シーバスがベイトフィッシュを追うときには非常に速いスピードで追いかけていますし、速く引くことによってルアーを見切られにくくなるといった効果もあります。
使っていくベイトリールに関しても早巻き出来るものを選んでおくとよいでしょう。
ストップ&ゴー
シーバスの活性がどうしても低いような状況で活躍してくれるのがストップ&ゴーです。
巻いては止めを入れてシーバスを誘っていく使い方です。
この使い方のポイントは、状況によって止める時間を変えていくことになります。
止める時間が短ければその場で一瞬だけ止めるアクションと出来ますし、長くすればフォールによってシーバスの喰う間を与えるといったことも出来ます。
ストップの時にはラインスラックをあまり出さないようにしておくのがトラブルを少なくするポイントとなってくれます。
フォーリング
橋脚などの縦に伸びているストラクチャーを狙っていく時や、ベイトフィッシュが多すぎてなかなかシーバスにルアーを見てもらえないような時に効果的なのがフォーリングです。
フォーリングではヨタヨタと落ちていく姿でシーバスにアピールしていくことが出来ます。
このアクションにおいての注意点は、フォールの時にラインを緩めすぎないようにしていくことです。
ラインを緩めすぎてしまうと、次にアクションを加えたときにフックとラインが絡みやすくなってしまい、アクションさせられなくなってしまうことがあります。
ある程度貼っておく方がシーバスのバイトも取りやすいのでおすすめです。
レンジバイブのタックル
レンジバイブを使っていくときのタックルの目安をここでは紹介していきます。
いろんな使い方が上手くできたり、飛距離を出すことが出来るタックルを使っていくのがポイントです。
ぜひここで紹介するようなタックルを選んで使ってみてください。
ロッド
ロッドはシーバス用のベイトロッドとして販売されているものを使ってみましょう。
ブラックバス用でも対応できますが、長さが足りないことがほとんどです。
長さとしては7フィート以上あるものを使っていくのがおすすめとなります。
このくらいの長さがあると、かなり使い勝手が良いと思います。
リール
リールはソルト用として販売されているベイトリールを使ってみましょう。
特に選ぶときのポイントとしては、ギア比が高めのものを選ぶことです。
ギア比の高いものを選ぶことによってリトリーブがとても速くできますし、タイトなアクションであっても手元に感じ取りやすくなってくれます。
ラインキャパシティーはほとんどの場合で適しているのでそんなに気にしなくて大丈夫です。
ライン
ラインはPEラインとリーダーを組み合わせたラインシステムを使っていくのがおすすめです。
メインとなるPEラインは1号から1.5号くらいが飛距離やリトリーブのバランスが取れるのでよいでしょう。
リーダーは16ポンド以上あればシーバスにルアーを完全に吸い込まれてしまったような時でもキャッチ率を上げることが出来ます。
リーダーの長さですが、1メートル以内だとキャスティングにあまり干渉しないので扱いやすいでしょう。
おすすめのベイトリール
最後にレンジバイブにおすすめのベイトリールを紹介しておきたいと思います。
いろんなベイトリールがありますが、レンジバイブの各サイズに対応しやすいものを使っておくと、ベイトフィッシュのサイズなどによって変わる状況でも対応しやすいと思います。
それでは紹介していきます。
シマノ スコーピオンDC
レンジバイブにおすすめのベイトリールとして紹介するのが、シマノのスコーピオンDCです。
中でもHGと名前が入っているハイギアモデルがおすすめとなります。
このベイトリールはブレーキシステムにI-DC5という電子制御のブレーキシステムを採用していますので、設定が簡単かつトラブルが少ないです。
価格的にも3万円前後で購入が出来ますので、ぜひ使ってみてください。
まとめ
今回はシーバスの定番バイブレーションであるレンジバイブをベイトリールで使う場合の使い方や状況、タックルについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。
サイズが何種類かありますので、主にベイトフィッシュの大きさによって使い分けてみてもらえれば良いと思います。
ぜひ最後に紹介しているベイトリールも使ってみてください。
今回の記事を参考にして、ご自身の釣果を伸ばしてもらえればと思います。