ブラックバスが着くことが多い壁際をベイトリールで攻略してみよう!
ブラックバスをはじめ多くの魚は何か目印に沿って行動することが多いです。
それは時に岬であったり、ブレイクであったりするわけですが、中でも目で見て分かりやすいのが壁際でしょう。
この何の変哲もない壁際ですが、実際に水中ではいろんな変化などがあります。
そこで今回はこの壁際をベイトリールで攻略する方法について解説していきたいと思います。
壁際といっても多くの変化がある
壁際というと水面上で見た限り見つけられる変化というのは乏しいです。
しかし、これが水中になってくると大きく違ってきます。
それらの変化はブラックバスをはじめとして、生物の集まる要因となっていることが多いです。
下記にどのような変化があることが多いのか解説していますので、参考にしてみてください。
崩れた跡
壁際はコンクリートなどで補強されていることがほとんどです。
これらは何らかの要因によって崩れたりしていることがあります。
この崩れた跡は壁際での良いポイントとなってきます。
その変化は大きいほうが好ましいです。
また、割れ目が出来ていることもあり、このような場所はエビやハゼといったバスの好むベイトフィッシュが居ることが多いです。
流れ込み
壁際には水を吐き出させるための排水口があることが多いです。
水面上に見えるものや水中にちょっとだけあるものなど規模はさまざまですが、水質が違う水が入り込んでくることによって、何らかの変化を与えてくれることが多いです。
多いのが長い期間を掛けて土砂を堆積させた地形の変化です。
変化の少ない壁際でこういった場所があると、生物が溜まりやすいポイントなってくれます。
コケなどベイトが付きやすい変化
壁際にはコケなどベイトが付きやすい変化もあります。
コケがあるとそこに微生物が多く居たりして、それを食べるブルーギルやエビなどが集まってきてくれます。
それを狙ってブラックバスも集まってくることが多いです。
コケなどは太陽の光が良く当たる水深までしか生えていないことが多いので、狙うときには水深を意識していくとよいでしょう。
シェード
壁際は太陽の向きによってシェードを生み出すことがあります。
このシェードの大きさは広い場合にはブラックバスのストック量が期待でき、狭い場合には狙うコースが絞りやすいといったメリットがあります。
シェードは水面に見えているところだけでなく、そこから水中までその影が伸びていることを考えて釣りを展開していくとよいです。
夏にこういったシェードがあれば狙ってみるとよいでしょう。
壁際のブラックバスの状況
壁際のブラックバスは基本的には回遊していることが多いです。
回遊しつつエサとなるものを探していることが多く、壁際に沿って移動していることがほとんどです。
この移動の向きですが、ブラックバスは基本的に自分から逃げる方向に動くものを追いかける習性があります。
この向きは風や流れによって決まることが多く、多くの場合風や流れが来る方向に頭を向けて移動しています。
釣りをしていくときにはこれを目安にしてルアーをどちらの方向から投げた方が良いのかを考えつつやってみるとよいでしょう。
壁際攻略で使っていきたいルアー
ここでは壁際攻略で使っていきたいルアーを2つ紹介していきます。
壁際攻略ではブラックバスが居る範囲がそんなに広くありませんので、アピールは抑え気味のルアーを使っていくほうがよいです。
下記に2つ挙げますので参考にしてみてください。
シャッドプラグ
壁際攻略で使ってみたいハードルアーがシャッドプラグです。
見た目が小魚によく似ているシャッドプラグは、ただ巻きでは弱めのウォブリングでアピールし、ロッドアクションによってはダートしたりしてアピールしていくことが出来ます。
マッディーウォーターでもクリアウォーターでも壁際では使いやすいハードルアーとなっています。
もし活性が低いときであっても、トリプルフックで掛かりがよいのでブラックバスをヒットさせやすいです。
ノーシンカーワーム
壁際を縦方向に探っていく時に使いやすいのがノーシンカーワームです。
名前の通り、重りが付いていなくて、ワームだけで使っていきますので、フォールスピードがゆっくりで壁際を縦に探っていく時に使いやすいです。
探っていく時には沈める秒数を数えながらやっていくと、バイトがあればその層を把握しやすかったりします。
プレッシャーが高いような場所ではノーシンカーワームのナチュラルなアピールが効果的であることが多いです。
それでは下記にそれぞれのタックルの目安を紹介していきたいと思います。
シャッドプラグのタックル
シャッドプラグのタックルはアクション時の操作性を重視してセレクトしていきましょう。
タイトなアクションは手元まで振動や変化が伝わってきにくいので、それを意識したタックルが必要となります。
それでは紹介していきます。
ロッド
操作性を重視した6フィート台のロッドが理想的です。
硬さはMLクラスが良いでしょう。
シャッドプラグは軽量でキャスト時にロッドに重さを十分乗せることが必要となりますので、シングルハンドでもキャストしていけるようなロッドを選んでおくとよいでしょう。
ベイトリール
シャッドプラグはハードルアーの中でも軽量なクラスとなります。
軽量なルアーをトラブルなくキャストしていけるベイトフィネス系のリールで巻き物の使用を考えたベイトリールを使うことをおすすめします。
例として挙げるとシマノのカルカッタコンクエストBFSのようなリールが良いでしょう。
ライン
ラインはバイトを乗せることを重視してナイロンラインが良いでしょう。
太さは6ポンドもあれば十分です。
もしラインブレイクしそうになってしまった時は、クラッチを切って指でスプールを押さえつつファイトするとよいです。
ノーシンカーワームのタックル
ノーシンカーワームのタックルについては、キャストを重視してセレクトしていきましょう。
タックルバランスが悪くて、ワームのみの重さのみでのキャストとなってくると、やはり難易度が高くなってしまいます。
下記に例を挙げていますので、参考にしてみてください。
ロッド
6フィート台のレギュラーテーパーを持つロッドで、Lクラスのパワーがよいでしょう。
しっかりとロッドの中間部までノーシンカーワームの重みを乗せることで、キャストしやすくなります。
こちらもシャッドプラグと同じようにシングルハンドで投げることができるロッドがおすすめとなります。
ベイトリール
ベイトフィネス仕様のベイトリールがノーシンカーワームをキャストしやすいです。
スコーピオンBFSのようにギア比が高く軽量なベイトフィネス仕様のリールを選んでいきましょう。
ドラグの設定はフッキング時に少し滑るくらいにしておくとよいでしょう。
ライン
ノーシンカーワームではフロロカーボンラインを使っていくとよいです。
フロロカーボンラインは伸びが少ないので、柔らかいロッドのフッキングパワー不足を補ってくれます。
太さは6ポンドから10ポンドくらいまでを使っていくとよいでしょう。
まとめ
今回は、壁際攻略をベイトリールを使って行う釣り方について解説してきました。
ルアーやタックルについては、内容を参考にして選んでみるとよいと思います。
壁際に対して綺麗にキャストしていく必要があるこの釣りではベイトリールの精度のよいキャストが出来るメリットが活きてくることでしょう。
それでは今回の記事を参考にぜひ壁際攻略をしてブラックバスを釣ってみてくださいね。