ブラックバスで定番のTDバイブレーション・このルアーを使いこなすためのベイトリールタックルとは

ベイトリール

ダイワ(Daiwa) T.D.バイブレーション 106S クラウン 910200

ブラックバスフィッシングで欠かせないルアーの一つにバイブレーションがあります。

平べったい形でよく飛び、巻くだけでブラックバスを誘ってくれるルアーです。

よく飛ぶのでベイトリールとの相性がばっちりです。

そのバイブレーションの中でも今回はTDバイブレーションというルアーを紹介します。

ぜひ最後まで目を通してみてください。



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TDバイブレーションとは

TDバイブレーションとは、総合釣り具メーカーとして有名なダイワから出ているバイブレーションプラグです。

ブラックバスをメインターゲットとしていますが、ときにシーバス用としても販売されるなど、幅広い魚種に対応しているバイブレーションになります。

発売されてからモデルチェンジを繰り返し、またさまざまなタイプが設計されていますが、どれも釣れるバイブレーションとして釣り人の間でも好評価されています。

基本性能がしっかりしている証拠だと思います。

初心者から上級者まで、扱いやすく釣れる高性能のバイブレーションとなっています。



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TDバイブレーションが得意とする場面

TDバイブレーションは得意とする場面で使ってあげることで、釣果を伸ばすことができます。

特にベイトフィッシュが追われていたり、ブラックバスがどこにいるか分からないような状況で力を発揮してくれます。

下記にその場面の例を挙げていますので、参考にしてみてください。

広大に広がるウィードエリア

ウィードエリアは非常に多くのブラックバスをストックする好ポイントです。

理由としては、小魚やエビなどが非常に多く、それを捕食するブラックバスが集まってくるという状況が成り立つからです。

こういったウィードエリアですが、どこにブラックバスが居るかを素早く判断することで釣果を伸ばすことができます。

TDバイブレーションは広範囲を探っていくことが得意なため、ウィードエリア攻略には持って来いです。

使い方は、リトリーブとフォールを織り交ぜながら使っていくのがおすすめです。

フラットを回遊するスクール

フラットとはほとんど平坦な地形のことをいいます。

回遊しているブラックバスが多いので、人的なフィッシングプレッシャーがかかりにくいということが挙げられます。

フラットを回遊するブラックバスをヒットさせることもTDバイブレーションが得意とすることです。

フラットでは特にブラックバスの居場所の目印となるものもないため、まずはどの辺にブラックバスが居るのかを突き止める必要があります。

ブラックバスはスクールといって群れを作る傾向があります。

なので、フラットの釣りでは1匹ヒットしたら同じところをまた狙ってみてください。

上手く行けば連続ヒットもあり得ます。

バラさないようにするとより連続ヒットの時間を伸ばすことができますので、集中してファイトするようにしてみてください。

陸っぱりからのロングキャスト

重量があり、空気抵抗が少ないTDバイブレーションはロングキャストを得意とします。

なので、足場が制限される陸っぱりからの釣りでも活躍してくれます。

おすすめの使い方の意識として、扇状にエリアを探っていくことをおすすめします。

またはキャストごとに1~2メートルずつ移動しながらやっていくのもよいでしょう。

ただし、TDバイブレーションは根がかりに対しての耐性があまりないので、フックをダブルフックにして対策するようにするとよいと思います。

キャストしているだけでも気持ち良いので、ぜひ陸っぱりからの釣りで使ってもらえればと思います。

TDバイブレーションはスピニングでは?

TDバイブレーションは非常にスピニングでは扱いづらいです。

理由としてはその重量をしっかりとキャストできるスピニングロッドが少ないこと、リトリーブのときにリズムが取りにくいことが挙げられます。

軽めのルアーをキャストすることを前提に作られているスピニングロッドは、重めのルアー用というのがあまりありません。

リトリーブの時は、キャストして着水してからベールを返したりだとか、リトリーブの時にはラインを巻き取る機構のローターがブレを生み出すので安定しなかったりといったことが出てきます。

使えないことはありませんが、快適に使えるかどうかといったところは疑問が残ります。

TDバイブレーションがベイトリールで有効な理由

TDバイブレーションにベイトリールが有効な理由は、第一にロングキャストが快適に可能であるということです。

TDバイブレーションでバイトを多く引き出すコツは、どれだけ広範囲を探っていけるかどうかといったところに掛かってきます。

重量があり空気抵抗が少ないバイブレーションは、ベイトリールとの相性が抜群です。

次の理由としては、リトリーブの安定性です。

TDバイブレーションは、リトリーブしてからこそ本領を発揮します。

その他にフォールアクションといったものもありますが、それはリトリーブが成り立ってからの話です。

速く巻いてみたり遅く巻いてみたりとリトリーブに変化をつけてみることもおすすめで、そういった動作が快適にできるのがベイトリールとなってきます。

TDバイブレーションに合ったベイトリール

具体的にTDバイブレーションに合ったベイトリールを解説していきます。

それは、

●スプール径が36ミリ程度
●スーパーハイギア
●できるだけ自重が軽いもの

このような性能を持ったベイトリールとなります。

スプール径が36ミリ程度というのは、ロングキャストが可能となるスプールサイズだからですスプール径は大きくなればなるほど、ロングキャストは可能となりますが、過回転によるバックラッシュの危険性も出てくるので注意したほうがよいですが、重量があり空気抵抗の少ないTDバイブレーションはこのスプール径でもよいかと思います。

次にギア比がスーパーハイギア以上のものを使うと快適にリトリーブできます。

TDバイブレーションは適度な引き心地であまり力が要らず、リトリーブの変化でブラックバスを誘っていきたいので巻き取り量に幅が持てるスーパーハイギアがおすすめです。

また、巻き取り速度が速いとハンドルを巻く手の速度を落とすことができます。

そうすると、巻きブレが少なくなり、ロッドが安定するのでルアーから伝わってくるわずかな変化もとらえやすくなります。

TDバイブレーションに合ったベイトロッド

TDバイブレーションに合ったベイトロッドは、

●ロングキャストができる
●バイトを弾かない

このような性能が求められます。

TDバイブレーションは広範囲を探ることで力を発揮するので、ロングキャストは必須となります。

できるだけ長いロッドを使うことをおすすめします。

実際には8フィートくらいまで長くできますが、扱いやすいのは7フィートくらいのものかと思います。

体格にもよりますので、ずっと自分が振り抜いてキャストできるものを選ぶとよいでしょう。

ロングキャストをするときは、サイドもしくはスリークウォーターキャストで流すように振り抜くキャストをおすすめします。

次に求められる性能としてバイトを弾かないということですが、こうなるとグラスロッド、もしくは低弾性カーボンロッドということになります。

初心者の人であれば低弾性カーボン、中級者から上級者にかけてはグラスロッドを選ぶとよいかと思います。

理由は感度の差であり、ブラックバスのバイトなのかそれとも障害物に当たったものなのかの判断が付きづらい初心者のときはバイトを弾かない性能と感度を兼ね備えている低弾性カーボンロッドを選び、それが分かるようになっている中級者から上級者はバイトを弾かない性能に特化したグラスロッドとするのがよいと思います。

TDバイブレーションには自分に合ったロングキャストでき、バイトを弾かない性能を持ったロッドを選ぶようにしてください。

ラインセレクト

TDバイブレーションはナイロンライン、フロロカーボンラインのどちらにも対応してくれます。

なので、レベルによってラインを使い分けていくとよいでしょう。

下記に目安を挙げていますので参考にしてみてください。

初心者向け

初心者の方はベイトリールの扱いにも慣れていない可能性が高いので、ナイロンラインがおすすめです。

TDバイブレーションはよく飛んでくれますが、一方でバックラッシュさせると復帰に時間が掛かってしまいます。

それにバックラッシュするとラインの傷みが速くなってしまいます。

そうなったときを考えると、比較的安価なナイロンラインを使って釣りに慣れるのがよいと思います。

太さとしては12ポンド前後がおすすめです。

中~上級者向け

中~上級者がTDバイブレーションを使う時は、フロロカーボンラインがおすすめです。

フロロカーボンラインは感度に優れており、また擦れへの耐性もナイロンラインよりあるのでいろんな場所を果敢に攻めていくことができます。

フラットなどほとんど障害物が無いところでは8ポンド程度、ウィードなど潜られてしまうのでパワーが必要なときは14ポンド程度といった選び方をしていくとよいでしょう。

ラインにスプールの癖が付くようになったら交換の目安となるので覚えておきましょう。

TDバイブレーションの使い分け

TDバイブレーションには音のタイプが数種類あります。

その音を使い分けることでより効果的にブラックバスにアプローチ出来ます。

下記にそのタイプ例を挙げていますので、参考にしてみてください。

ラトルインタイプ

振るとガチャガチャとなるタイプのものをラトルインタイプと呼びます。

広範囲に音を響かせて、ブラックバスにアピールするのが特徴です。

デメリットとしてはアピールが大きいので、釣れ続きにくいといったことが挙げられます。

基本的には最初の1匹を探す役割を持たせておくとよいと思います。

続けてヒットさせていきたいときは、他のタイプを使っていくほうがおすすめです。

ワンノッカータイプ

ラトルインタイプが小さな音の発生源が数個あるのに対して、ワンノッカータイプは音は鳴るもののその発生源が1つのものことをいいます。

ゴトゴトといった音がするものが多く、かつてはバスフィッシングのプロのシークレットとまで言われていたものです。

広範囲を探りたいけれどもプレッシャーが高いような釣り場で最初の1匹を見つけるような場合に使ってみるとよいでしょう。

サイレントタイプ

音がしないものをサイレントタイプといいます。

音がしないので、ナチュラルな波動のみのアクションとなり、ブラックバスがスレにくいのが特徴です。

ラトルインタイプ、ワンノッカータイプを使う時には絶対的に持っておいたほうがよいタイプとなります。

TDバイブレーションの使い方

最後にTDバイブレーションの使い方を紹介します。

使い方は3種類あり、状況に合わせて使い分けていくとよいでしょう。

ぜひ参考にしてみてください。

リトリーブ

TDバイブレーションが最も力を発揮する使い方です。

キャストしてからカウントダウンしながら泳がせる層を刻んでいくとより釣果を伸ばしたり、ブラックバスの居場所を突き止めやすくなります。

ハンドルを巻く手にはあまり力を入れず、添える程度にして巻いておくと突然のバイトを弾いたりしないのでおすすめです。

ハングオフ

これは特にウィードエリアで使うテクニックです。

ウィードに軽く引っ掛けてロッドでその引っ掛かりを外して、ブラックバスのリアクションバイトを誘います。

ブラックバスがルアーを追いにくいなというときや、釣り人が多くプレッシャーが掛かっているような状況で使ってみるとよいと思います。

リフト&フォール

ロッドでTDバイブレーションを斜め上に持ち上げて、その後フォールさせる使い方となります。

ブラックバスが追ってはくるものの、バイトまで至らないといったときに使ってみるとよい方法です。

バイトはほとんどがフォールに集中しますので、フォールのアタリをラインを見ながら取っていくようにするとよいと思います。

まとめ

ベイトリールを使い、TDバイブレーションを使ってみると、快適に釣りができ、それに釣果が伴ってくることを体験できると思います。

季節は特に春から秋にかけてを得意としているので、そのような状況でまず使ってみることをしてみてください。

今回の記事を参考にしてぜひベイトリールでTDバイブレーションを使って釣りをしてみてください。







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