人気の丸型ベイトリール・シマノのカルカッタコンクエストを紹介!
ベイトリールの主流というと今ではロープロファイルという握り込みに適した形状のものが多くなっています。
しかしながら多くのファンが居るのが丸型のベイトリールです。
その丸型ベイトリールとして人気を博しているのがシマノのカルカッタコンクエストでしょう。
今回はこのカルカッタコンクエストの仕様について紹介していきたいと思います。
目次
カルカッタコンクエストの概要
カルカッタコンクエストはモデルチェンジを繰り返しつつ、長い間丸型ベイトリールとしての人気を保ち続けているリールです。
ゴールドベースのボディーカラーは釣り場で持っているだけでも存在感を出してくれます。
もちろん見た目だけでなく、その機能も非常に高いものが搭載されていますので、実釣性能も十分です。
カルカッタコンクエストの各部仕様解説
カルカッタコンクエストは特に巻き物と言われるルアーを使うのに向いています。
それに合わせた性能を持ちつつ、丸型ベイトリールのデメリットを解消していく工夫がされています。
ここではその各部仕様について解説していきたいと思います。
ブレーキシステム
カルカッタコンクエストのブレーキシステムには、遠心力ブレーキで最新型のSVSインフィニティというシステムが搭載されています。
もともと遠投性能が高い遠心力ブレーキの設定時の手間を改善してあるシステムになります。
スプールの回転によってブレーキの強さが変わることはもちろんのこと、その調整を外部ダイヤルメインで変えていくことが出来るようになっています。
細かな調整は内部のブレーキシューの調整で行っていきますが、基本的には外部ダイヤルでの調整で十分実釣では対応できるでしょう。
このブレーキシューの設定に関しても外れないようにスライド式の調整方法を取ってあります。
ギア
カルカッタコンクエストにはマイクロモジュールギアというギアが搭載されています。
このギアは従来のギアに対して、歯の数を多くしてあるのが特徴です。
この特徴によってより噛み合わせが滑らかとなり、噛み合う面積が増えることによってパワーの向上も図ることが出来ています。
実際に巻いてみると、その静かな巻き心地に驚くことと思います。
カルカッタコンクエストが得意とする巻き物の釣りにおいても手元に伝わってくる感覚がよく分かる仕様となっています。
ボディー
現行のカルカッタコンクエストでは前のモデルよりもよりコンパクトなボディーとなっていて、パーミング性の向上が図ってあります。
小型化することによって重心がより取りやすくなり、タックルを持つ手に伝わってくる重さや感度が変わってくることでしょう。
サイズ展開も多いので、釣りに合わせて使い分けていくことが出来ます。
スプール
スプールは従来よりも3ミリ大きくした設計となっています。
これはキャスト後半の伸びを目的とした設定となっています。
スプールが大きくなるとバックラッシュやキャスト初期の回転性に問題が出てくることも多かったですが、慣性を低くする設計によってその問題も解決してあります。
またこのスプールは丸型ボディーに対してセンターに配置してあり、これもボディーのコンパクト化に貢献しています。
レベルワインダー
ベイトリールでスプールに綺麗にラインを巻き取ってくれる機構がレベルワインダーです。
カルカッタコンクエストに関してはこのレベルワインダーに巻き込み防止のトルクリミッターが設定してあります。
無理な巻き上げによる破損や指の挟み込みといった致命的なトラブルがない安全な設計となっています。
ハンドル
カルカッタコンクエストのハンドルは各サイズに適した長さが搭載されています。
ノブには溝が入った大きめのフラットノブが採用されています。
これによって滑りにくく、力強い巻き取りが可能となっています。
形状は従来のI字に比べて非常に握りやすいといった印象を持ってみると感じられると思います。
カルカッタコンクエストで使うラインについて
カルカッタコンクエストでは巻き物系のルアーを使っていくことがほとんどとなるでしょう。
この巻き物系のルアーではブラックバスのバイトを弾かずに乗せていくことが出来るラインを使っていくのが良いと思います。
具体的には最も適しているのはナイロンラインではないでしょうか。
ナイロンラインは素材の特性上伸びるので、ブラックバスのバイトを弾きにくくなっています。
またルアーアクションを妨げにくいといった特徴もあります。
カルカッタコンクエストであれば12ポンドから16ポンドクラスのナイロンラインを使うルアーに合わせて使っていくのが良いと思います。
カルカッタコンクエストで使ってみたいルアー
カルカッタコンクエストは主にブラックバスフィッシングでの巻き物と言われるファストムービング系ルアーがおすすめです。
しっかりとした巻き抵抗を感じつつ、ブラックバスのバイトを取っていくことが出来るのがこのリールのメリットです。
ここではカルカッタコンクエストで使ってみてほしいルアーを紹介していきたいと思います。
O.S.P ブリッツMAXDR
クランクベイトとして人気が高いブリッツのディープダイバーモデルです。
ボディーの腹部に突出するようにウエイトが配置されておりこれによって非常にアクションのキレを出しやすくなっています。
特に秋の巻き物シーズンにはカルカッタコンクエストと一緒に使ってみると良いと思います。
スプールが大きくなっている現行モデルとも非常に相性が良いでしょう。
ノリーズ クリスタルS
非常にゆっくりと引くことが出来るスピナーベイトです。
スローロールと言われるゆっくりとブレードが回転する限界に近いスピードでの使用がとても効果的です。
このクリスタルSですが、ブレード形状によって引き抵抗があるようになっていますが、リールによっては少し巻く手元に強めの負担が掛かってきます。
ですので、カルカッタコンクエストのようにしっかりとしたギアが搭載されているベイトリールで使っていくのが効果的となってきます。
スポーニングの後半や、秋のターンオーバーで特に使ってみてほしいルアーとなっています。
エバーグリーン ゴールドディガー
最大6メートル以上潜行する細身のディープクランクベイトです。
しっかりとした飛距離を出しつつ、ハードルアーが到達しにくいレンジまで潜ってくれます。
しかしながら、やはり6メートルまで潜るためには抵抗がありますので、快適に使っていくためにはカルカッタコンクエストのようなベイトリールと組み合わせて使っていくのが良いでしょう。
長めのよりロングキャストできるロッドと組み合わせて使ってみてください。
メガバス ディープX300
巻きだけでなくロッドアクションにも機敏に反応してくれるディープクランクです。
しっかりと潜らせると4メートル以上潜ってくれます。
潜っていく時の抵抗もありますが、ハンドルノブやギアによって快適に釣っていくことがカルカッタコンクエストではできると思います。
潜らせた後でロッドアクションを加えてダートさせてみたりして使っていくとよいでしょう。
まとめ
今回はシマノの丸型ベイトリールとして人気が高いカルカッタコンクエストについて紹介してきました。
丸型ベイトリールのファンでなくとも、その性能の高さからブラックバスフィッシングで巻き物系ルアーを使って釣りをしていく時にはぜひ使ってもらいたいリールとなっています。
ぜひ今回の記事を参考にして使ってみてください。