ライトジギングロッドで楽しむケンサキイカの夜釣り
皆さんはオフショアからのイカ釣りを経験されたことはあるでしょうか。
ハマチや根魚狙いのジギングは経験したことがあっても、イカ専門で船から狙ったことは無い方が多いのではないでしょうか。
今回は、近年爆発的な広がりを見せるケンサキイカのスッテ釣りをライトジギングロッドを使って楽しむことを想定して紹介したいと思います。
目次
暑い夏、夕涼みを兼ねて船でゆったりケンサキイカ釣り
ここ最近、夏の風物詩として全国的な爆発的な広がりを見せているケンサキイカのオフショアフィッシングですが、今一どういった釣り方をすれば良いのか分からないというアングラーの方も多いかもしれません。
そこで今回は、女性や子どもの方でも誰でも気軽に楽しめる夏の夜のケンサキイカ釣りについて紹介したいと思います。
昼間は暑くてとても釣りにならない真夏の好ターゲット
7月から9月の時期は、昼間はショアとオフショア問わず灼熱地獄となり、何もしていなくても暑さで倒れてしまいそうな状況となります。
そんな真夏にも楽しめる釣りと言えばやはり夜釣りです。
夜釣りの場合は何と言っても容赦なく照りつける日差しを完全に避けることができて、涼しい海風を感じながらストレスなく釣りができるのが最高です。
そして真夏の夜釣りで太刀魚と並ぶ人気ターゲットと近年なっているのがケンサキイカです。
イカメタルと呼ばれるメタルスッテを使用してライトタックルで狙うこの釣りは、その高いゲーム性と釣った後のイカの抜群の食味の良さから全国的に爆発的な広がりを見せています。
イカスッテを使用したケンサキイカ釣りの魅力
ケンサキイカ釣りの面白さは、普段他の釣りしか経験していないアングラーにはなかなか分かりにくいものがあります。
まず、スッテというエサではない疑似餌を使用することによって、ルアー釣りと同様にいかにしてケンサキイカにスッテを抱かせるかという駆け引きを楽しむことができます。
また、自分でヒットするタナを探る面白さであったり、スッテを抱き抱えて針掛かりした瞬間にロッド全体で感じる重量感など多種多様な楽しみがそこには広がっています。
食味のよさ
ケンサキイカ釣りは釣ったイカを1杯1杯自分で〆ることができるので、スーパーで普段見かける刺身とは鮮度が全く違います。
持ち帰った後で刺身にした際の透き通るような身の美しさと濃厚な味わいを体験できるのはまさに釣り人の特権と言う事ができます。
また、刺身以外にも煮付やイカ飯など様々な料理ができるので色々な楽しみ方をすることができます。
仮に自分たちでは食べきれない程大量に釣れた場合は近所に配ると非常に喜ばれます。
使用するロッドについて
ケンサキイカ釣りでは大型の青物を狙うときのようなバットがしっかりとした固めのロッドでは、乗りが非常に悪いです。
ですので、ジギングロッドを使用する際には太刀魚や小型の青物や根魚をターゲットにしたライトタックルを使用することをおすすめします。
どちらかと言えば先調子のものよりも、胴からしっかりと曲がる胴調子の柔らかいロッドがケンサキイカ釣りには適しています。
また、長さも遠投する釣りでは当然ないので、できる限り操作性能に優れている2メートルくらいの短めのものを選んで下さい。
このスッテ釣りは置き竿にして狙うことはなく、ずっとロッドを手持ちにして狙うので、長めのロッドを使用すると持ち重りを感じるかもしれません。
ここ最近、イカメタルを使用したケンサキイカ釣りが広がりを見せるにつれて、ダイワやシマノといった大手メーカーを中心にイカメタル専用のロッドも販売されているので、予算に余裕があったり或いは片手間ではなくて本格的にイカメタルゲームを楽しみたいという人はそうしたものを購入してみても良いと思います。
使用するリールについて
ケンサキイカは夜が深まるにつれてどんどん浅いタナにまで浮上してくるので、リールは小型のベイトリールかスピニングリールで構いません。
深くても60メートルあるか無いかという釣り場がメインになってくるのに加えて、ラインのロストが予想される釣りというわけでも無いので、糸巻量もそれほどこだわる必要は無いと思います。
ベイトリールかスピニングリールのどちらを使用するのかはその人の好みにもよって変わってきますが、感度を重視するのであれば間違いなくベイトリールの方がおすすめです。
ちなみに電動リールを使用する必要は一切ありませんが、イカがヒットするタナを集中的に攻める為にもカウンター付きのリールがあれば非常に便利です。
使用するラインについて
PEラインであれば1号程度のもので問題ありません。
ちなみにですが、普段はジギングをメインに行っていて、PEラインも3号しか巻いていないというアングラーも多いと思いますが、その場合はPE3号を巻いたリールをそのままケンサキイカ釣りに流用したので構いません。
多少潮の抵抗は受けやすくはなりますが、上記の通り、ヒットするタナも上の方なので十分アタリは手元に伝わるからです。
仕掛けについて
基本的には胴付き仕掛けを使う船が多いです。
浮きスッテを3個ほどエダスから出して、一番下にはオモリスッテを付ける形式が最もメジャーです。
オモリスッテの号数はその時期やエリアにもよってかなり変わってくるので、事前に船長に問い合わせておく方が良いと思います。
また、スッテもその時々でヒットカラーが違ってくるので併せて船長やこの釣りに精通している友人、知人に尋ねておく方が無駄がありません。
釣り方について
この釣りは群れが一定のタナに集中している場合と、上下に散らばっている場合とでかなり誘い方そのものが変わってきます。
群れが一定のタナに集中している場合は下手にスッテを大きく動かさずに、潮の流れに任せてあくまでも漂わせる感じの方がアタリは来やすくなります。
逆に上下のタナに散らばっている場合は、スッテを意識的に大きく動かしつつタナを探るようにゆっくりとリーリングして広範囲を探って下さい。
時間帯によっても状況は刻一刻と変化していくので、臨機応変に釣り方を変えていけるかどうかが最終的な釣果に大きく関わってきます。
アタリがあれば
ケンサキイカが乗って針掛かりするとロッドにずっしりとした重みが乗りますから、ロッドを立ててそのまま一定のペースで巻き上げて下さい。
ご存じの通り、スッテに付いているカンナ針にはカエシが無いので、巻く手を緩めたりするとすぐに針が外れてしまいます。
なので、決して船内に取り込むまでは糸を緩めないようにして下さい。
また、スミや水は船縁で取り込む直前にできる限り吐かせておく方が掃除する手間も省けるのでおすすめです。
また、取り込みの際に顔などに掛けられないように注意して下さい。
小物類について
ケンサキイカに留まらず、イカ類全般に言えることですが、イカスミやイカのヌメリが付着したままのスッテを使用するとてきめんアタリが遠のくので、面倒でも汚れをすぐに落とせるように歯ブラシを一本持って行って下さい。
まとめ
ライトジギングロッドを使って夕涼みがてらに楽しむケンサキイカの夜釣りをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
この釣りは文字通り、やったことが無い人には決して想像できない楽しさが凝縮されています。
皆さんも暑い日中は避けて夜に海上で素敵な大人の夜遊びをされてみてはいかがでしょうか。
きっとハマってしまうこと間違いなしです。