ニキビを作らない・跡を残さない!アラサーの男女へ…ニキビの原因と正しい洗顔料の使い方
男性だと30歳、女性であれば25歳程度を目安に「お肌の曲がり角」がくると言われています。
昔ならニキビ跡なんて全く残らなかったのに、近頃は治っても赤みが残る・窪みができる…などといったお心あたりはないでしょうか。
この記事では、ニキビ別の洗顔方法と正しい洗顔料の使い方について解説していきます。
じっくりと目を通していただければ幸いです。
ニキビができる原因を探ろう
跡の残るようなニキビができる原因について…もっとも有名なのは、アクネ菌と呼ばれるものでしょう。
しかしこの菌、実はお肌の「常在菌」であり、本来は悪さをするものではありません。
それではなぜ、ニキビができてしまうのでしょうか。
自律神経系のバランス
生活リズムが乱れがち・夜型生活を送っている人は注意が必要です。
お肌の機能が活性化され、次の代謝に備えて動き出すのは、夜間22時〜0時と言われています。
この間に、・熱いお風呂に入る・ゲームなどに長時間熱中する・残業を持ち帰ってこなすこのようなことをすると、「交感神経」が刺激されて、お肌の皮脂と水分のバランスが崩れてしまいがちです。
ではどのように過ごすべきかというと、できれば間接照明などを使ってリラックスをし・スマホのライトなどは避けたほうがよいでしょう。
また、自律神経系のバランスによるニキビ体質の人には、一定の確率で睡眠障害があると言われています。
潜在的に睡眠障害を抱えている人は一定数いると言われていますが、基礎体力が落ちて、治癒力・肌の活力ともにますます落ちるばかり。
お心あたりのあるかたは「睡眠外来」に通って見ても良いのではないでしょうか。
自分で自律神経を整える方法としては、簡単なストレッチ・ヨガなどをしてみることにありますが、時間をとるのが難しい人は整体院に通って見るのも1つの手です。
過労やストレス
意外と多いのが、「心の病気」のサインとしてニキビが出る…ということです。
併発しやすいものとして、・喉が常に詰まっている感じがする/イガイガする(ヒステリー球)・十分に眠ったはずなのに、昼間に強烈な眠気を感じる・便秘と下痢を繰り返す・(女性の場合)月経周期が安定しないこういった症状です。
すでに色々と対策を調べて実行してみても治らない…というかたに関しては、ストレスが原因である可能性があります。
若年期にニキビ体質でなかったという人は、特に注意が必要でしょう。
こうなると、自力で対処できる範囲にも限界がくるので、心療内科の門を叩いてみるのも手だと言えます。
最も効果の高い洗顔法とは
さて、ここまでは「洗顔を含めた日常のお肌ケア」だけでは対処しきれない、ニキビの根にあるお話をしてきました。
このあたりで、大人のための洗顔の正しい方法をお伝えします。
後にも述べますが、洗顔料は「天然成分を使っているから」「高級だから」いいというわけではありません。
正しく洗い・しっかりと落とすことに鍵があります。
外的要因によるニキビの最大の原因は、無駄な皮脂を落としきれていないことにあります。
こういった場合は、・まず熱めのお湯(38度が目安)でかるくお肌をすすぐ・先に入浴を済ませておくこれらをおすすめします。
皮脂はもともと柔らかく・落ちやすいので、体温の上昇やお湯などで簡単に落ちます。
皮脂を落としたあと、いよいよ洗顔に入るわけですが…洗顔用の泡だてネットはお使いでしょうか。
もしお使いでないということであれば、100円均一ショップなどで簡単に手に入るので、是非とも購入してください。
手で泡立てるよりもはるかにキメの細かい泡を作ることができ、これが毛穴に効きます。
洗顔をするときは・こすらず・髪の生え際までしっかりと洗いましょう。
すすぎに関しては、できればシャワーでザブっと流してしまうことをおすすめします。
次に、ニキビの種類や進行ごとの対策をお伝えします。
ニキビの種類別・対策
白ニキビ
これはまだ菌が繁殖しておらず、毛穴が汚れで詰まっている状態です。
ニキビのごくごく初期と言えるでしょう。
洗顔していると「肌がザラザラとしていて」気づく人が多いかと思われます。
多くのサイトや美容皮膚科の見解によると「この段階で潰した方がよい」とのことですが、素人が潰すのは厳禁です。
「肌が凹んだようになる」ようなニキビ跡は、早期の段階で潰してしまうことが大半の原因だと言われています。
夜はホットクレンジングときめ細かい泡による洗顔、朝はお湯をつかったすすぎ+洗顔料でしっかりと雑菌の繁殖を防ぎ、悪化させないように。
コンシーラーの厚塗りも、できれば避けたいものです。
あぶらとり紙で日中はケアをし、皮脂の腐敗を防ぐように心がけるのがベスト。
自然にニキビの芯が頭を出してくるので、この時に初めて潰してあげましょう。
爪でつついたり、器具を使うのは厳禁です。
必要であれば、美容皮膚科の指示を仰ぐのもいいでしょう。
赤ニキビ・炎症を起こしている
ここでのケアがもっとも重要となります。
悪玉菌が繁殖し、ニキビが最も悪化している状態と言えるからです。
跡が残らないようにするには、常在菌や基礎体力の力で沈静化させるしかありません。
洗顔料ですが、できればナイトケアにのみ使用するようにし、朝の洗顔では使わないようにするのがベスト。
女性のかたはリキッドファンデーションの使用をやめ、パウダーファンデーションに切り替えていくと良いでしょう。
洗顔料でするすると落ちるので、クレンジングで肌に負荷がかかるのを防げます。
洗顔後は、化粧水・乳液などによる基礎ケアはある程度控えて、ニキビケア用の医薬品などを使ってあげるのがベスト。
肝心なのは、「絶対にいじらないこと」。
手先は雑菌が多く、ニキビの上で繁殖することで悪化を招きます。
食事も脂っこいものは控えて、早めの就寝・ビタミン類の摂取を心がけましょう。
おすすめの洗顔料の使い方
最後に、ニキビをそもそも作らない・出来てしまったニキビへの対応法をお伝えします。
筆者がご自宅で出来ることとしておすすめしているのは、水で濡らしたタオルを電子レンジで温めるだけの「ホットタオル」。
すでに出来てしまったニキビも含め、毛穴を緩めてくれます。
この状態で洗顔料を使うことにより、雑菌や皮脂をまるごと落として肌を清潔に保ちやすくなります。
筆者自身もこの方法を試しましたが、ニキビ跡ができる確率がグンと減りました。
次に、本題の洗顔料の使い方です。
固形・パウダータイプがもっとも泡立ちがよくおすすめでき、成分や品質についてはそれほど気にすることはないでしょう。
ポイントは、前述したように泡だてネットの使用。
また、洗顔料ではありますが、これも述べたように「髪の生え際まで」洗うことがポイントです。
男性だと特に顕著ですが、髪の生え際がもっとも皮脂の分泌が活発になり、髪に雑菌が繁殖する→これが肌の上で繁殖しニキビになる…というプロセスになることが多いのです。
また、ヘアトリートメントの残留も、ニキビの原因のひとつになります。
顔全体を広めに洗うと「すすぎ残し」ができる一因になりますが、これにも十分気をつけましょう。
洗髪〜洗顔まではシャワーを使うのがおすすめです。
まとめ
10代の頃とは基礎体力も違うアラサーの方向けに、いままさに出来ている・出来始めているニキビの原因や、跡を残さない対策法を書いていきました。
高級な洗顔料を使っているから・自分に合う洗顔料だから大丈夫だろう…と思っているうちに、どんどん新しいニキビが発生・跡が残ってしまうことがあります。
そうならないように、洗顔料との付き合い方や日常の過ごし方から考えてみましょう。