メイクがニキビの原因になることはある? ニキビが気になる時のベースメイクと洗顔料の選び方
ニキビが気になる時、女性の中にはファンデーションを厚く塗ることでニキビをカバーしようとする方がいますが、ニキビができた肌はとてもデリケートな状態になっています。
肌に負担がかかるメイクをするとニキビが悪化してしまうことがあるので、どうしてもメイクが必要な場合にはニキビ肌でも使えるベースメイクを選ぶことが大切です。
ここでは、ニキビが気になる時のメイク方法と洗顔料の選び方をご紹介したいと思います。
メイクがニキビの原因になることはある?
オイルベースのファンデーションが原因
ニキビは毛穴に余分な皮脂が詰まることによって生じる性質を持つので、オイルベースのファンデーションを使用していると、オイル成分が毛穴に詰まってニキビの原因となってしまうことがあります。
配合されているオイルには鉱物油と自然由来のオイルなどがありますが、鉱物油は肌に刺激を与えてニキビを悪化させてしまうこともあるのでニキビができている時には使用を避けておいた方が良いでしょう。
スポンジやブラシを清潔に保っていないことが原因
毛穴に詰まっている余分な皮脂を餌にしてアクネ菌が繁殖することがニキビの原因となっています。
毎日の中で洗顔を通して清潔な肌を保った上でメイクをしていても、使用するスポンジやメイクブラシが汚れていると雑菌が繁殖しやすくなりニキビの原因となることもあるので注意が必要です。
スポンジやブラシは替えのものをいくつか買っておいてこまめに交換しながら、汚れたものは丁寧に洗うようにして清潔な状態を保つことが大切です。
落としにくいファンデーションを使っていることが原因
ファンデーションの中には毛穴や肌全体のくすみなどをカバーする働きが高く、クレンジングしなければ落とせないものがあります。
特に毛穴のカバー力が高いリキッドファンデーションなどは毛穴の凹凸をカバーする特徴を持つことから、毛穴の奥にメイク汚れが詰まりやすいことがあります。
落としにくいファンデーションはメイクをしている時も、メイクを落とす時も肌に負担を与えてしまうことから、ニキビが気になる時の肌にはおすすめできません。
メイク崩れしにくいファンデーションが原因
ウォータープルーフタイプでメイク崩れしにくいファンデーションは汗や皮脂に強いので、丁寧にクレンジングしなければ毛穴の奥の汚れまで落とすことができません。
メイクを落としのプロセスは、まず、クレンジング剤を肌にのばして馴染ませて洗い流し、さらに洗顔をするというように、ニキビができたデリケートな肌に何度も触れることになります。
ニキビが気になる時にこのようなファンデーションを使用すると、メイク落としの度に肌に負担がかかってしまうでしょう。
ニキビが気になる時のベースメイクの選び方
自然由来の原料で作られたベースメイク製品を選ぶ
ニキビが気になる時はまったくメイクをしなければ肌に負担を与えずに済みますが、ニキビができている部分に紫外線が当たると色素沈着の原因となることもあるので、上手に肌をカバーすることが大切です。
ベースメイク製品の中には自然由来の原料から作られており、ニキビ肌だけではなく敏感肌の方でも使用できるものがあるので、紫外線吸収剤不使用の肌に優しいものを選ぶと良いでしょう。
洗顔料で簡単に落とせるベースメイク製品を選ぶ
ニキビが気になる時でも職業柄メイクが必要な場合もあります。
そんな時はニキビ肌でも使用できる、肌に優しく洗顔料で簡単に落とせるベースメイク製品を選ぶと良いでしょう。
毎日の洗顔はニキビ予防に欠かせないケア方法ですが、いつも使用している洗顔料で簡単に落とせるベースメイクであれば、肌に負担を与えずにメイクを落とせるので肌を清潔に保つことができるでしょう。
軽い使い心地のベースメイク製品を選ぶ
ニキビが気になる時、ファンデーションを厚く塗るメイク方法は毛穴を塞いでしまうのでニキビを悪化させてしまう原因となります。
どうしてもメイクが必要な場合には、薄づきで軽い使い心地のニキビ肌でも使用できるベースメイク製品を選ぶと良いでしょう。
のびが良いものであれば、メイクの際に肌に余計な負担を与えずに済むでしょう。
合成ポリマー不使用のベースメイク製品を選ぶ
合成ポリマーは化粧品に安定性をもたらすために配合されている成分のひとつです。
しかし、合成ポリマーは肌に被膜を作る性質を持つことから、ベースメイク製品に配合されていると肌を覆ってしまい通気性を悪くすることがあります。
ニキビができた肌はデリケートになっており、毛穴を塞ぐことが新しいニキビが生じる原因となることもあるので注意が必要です。
ニキビが気になる時は、肌の通気性を良くするためにも合成ポリマー不使用のものを使用すると良いでしょう。
ニキビ肌が気になる時のメイクの方法を教えて!
ニキビが気になる時は、リキッドファンデーションのように落としにくいメイクはおすすめできません。
ニキビ肌でも使用できる自然由来の成分をベースとして作られているベースメイク製品を選んで、肌に薄くのばすと良いでしょう。
肌の通気性を良くしておくことが大切なので、薄づきでのびが良いものがおすすめです。
その上でニキビができた気になる部分だけをワンポイント的に上手にカバーすることで、メイクの厚塗りを避けることができます。
ニキビ肌でも使用できるコンシーラーで部分的な補正を加えることで、薄づきのナチュラルメイクでも肌を綺麗に見せることができるでしょう。
ニキビ肌でメイクをした時におすすめの洗顔料
ここでは、ニキビ肌にも使えて洗顔料で簡単に落とすことができるベースメイクを使用した時におすすめの洗顔料をご紹介しています。
泡立ちが良く汚れを包み込む洗顔料
洗顔料で落とすことができるベースメイク製品を使用した場合には、ノーメイクの時の洗顔よりも丁寧に汚れを落とすことが大切です。
丁寧な洗顔とは、肌を擦るように洗うのではなく、あくまでも優しく泡で包み込むように洗う方法です。
泡立ちが良い洗顔料の方が、メイク汚れと余分な皮脂を落としやすいので肌の負担を抑えながら洗顔することができるでしょう。
毛穴の奥の汚れを優しく吸着する洗顔料
皮脂の分泌によって毛穴の奥に余分な皮脂が詰まっていることがあるので、薄づきのベースメイク製品を使用した場合でも、毛穴の奥の汚れまで丁寧に洗い流すことが大切です。
毛穴の奥の汚れを優しく吸着するタイプの洗顔料は、メイク汚れや皮脂を丁寧に洗い流したい時におすすめです。
細やかな泡が毛穴の奥に働きかけるものや泥成分配合で毛穴の奥の汚れを吸着する働きが期待できるものなど様々なタイプがあるので、肌に合う使い心地が良いものを選ぶと良いでしょう。
肌を保湿しながら洗える洗顔料
落としにくいファンデーションは、クレンジングの後に洗顔をするというプロセスによって、肌に負担を与えたり必要とする皮脂まで落としてしまうことがあります。
しかし、洗顔料で簡単に落とせるベースメイク製品なら、クレンジングを使用する時よりも肌に負担を与えにくいでしょう。
洗顔後は水分と油分を洗い流した状態なので肌が乾燥しがちです。
肌の乾燥を防ぐためにも保湿成分配合で、肌に潤いを与えながら洗える洗顔料がおすすめです。
まとめ
ベースメイク製品の選び方を間違っていたり、ファンデーションを厚塗りすることはニキビを悪化させる原因となるので注意が必要です。
しかし、ニキビ肌でも使えるベースメイク製品なら、ニキビをうまくカバーしながら肌を綺麗に見せることができます。
そして、1日の終わりには肌に負担を与えない洗顔料で余分な汚れを落とすことで、ニキビのない理想的な肌を目指すことができるでしょう。