髪にも効果的!?ヘアオイル「ひまし油」の効果と歴史について

ヘアオイル

キャスターオイル300ml(ひまし油) エドガーケイシー療法に使用 マッサージオイル キャリアオイル (頭皮ケア/ボディ用)

ヘアオイルには様々な種類がありますが、今回はひまし油を紹介します。

ひまし油は工業用や医療用としても利用されていることから、髪の使用には抵抗を感じる方がいるかと思います。

しかし、ひまし油には髪の美容に効果のある成分が含まれており、美髪効果が期待できます。

それでは、ひまし油にはどのような働きや特徴があるのでしょうか?

そのことを、詳しく説明していきます。



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ひまし油って何?

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ひまし油は、トウダイグサ科の「トウゴマ」という植物の種子から抽出した油になります。

トウゴマは蓖麻(ヒマ)とも呼ばれている多年草になります。

トウゴマという名前を英語にすると、「Catol Oil Plant」になり、ひまし油は「Castol Oil」になります。

そして、トウゴマの学名は「Ricinus communis」になります。

ラテン語でRicinusはダニという意味があり、その意味の通りトウゴマの果実はダニを思わせるような見た目をしています。

東アフリカがトウゴマの原産地と考えられていますが、現在は世界各地に分布しており、主にアフリカやインド、地中海沿岸やアメリカ南西部などに生息しています。

ひまし油の原料となるトウゴマの種子は、4~6割油分が占めており、その油分を取り出したものが「ひまし油」になります。

潤いを与え滑らかにし、粘度が高い性質であることから、潤滑油として工業でも使用されています。

その他にも、ワックスや石鹸やナイロン、医薬品や化粧品などの原料にも使用されています。

そして、ヘアオイルとしても使用されており、髪に使うことによって健康的で美しい髪にする効果を期待することができます。



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古くから親しまれているひまし油

ひまし油の原料となっているトウゴマの種子は、紀元前4000年くらいに作られたエジプトの墓所でも発見されており、当時はひまし油を体に塗ったり、灯りとして利用されていたと文章にして書かれています。

そのようなことからひまし油は、古くから人々に親しまれてきたことが分かります。

そして、インドでは紀元前2000年くらいから、ひまし油が便秘薬としても使われていたといわれています。

中国でも医薬品として使用されてきた歴史があり、現在の日本でも医薬品として使用されています。

主に下剤や便秘薬や湿布薬に使用されています。

医薬品以外には、石鹸や化粧品、ヘアオイルやボディケアとして、様々な物の原料に使用されています。

ひまし油が様々な人に利用されるようになった訳

日本でひまし油は、主に下剤の原料として使用されてきました。

また、潤滑油や革製品を作るための鞣しとしても利用されていたといわれています。

しかし、現在の日本では、スキンケアやヘアケア、外部塗布用の薬としても利用されています。

そのように、ひまし油が多くの人に利用されるようになった理由の一つに「ケイシー療法」があります。

エドガー・ケイシーは、本人の生き方や考え方、心の持ち方なども大切だと考えていました。

そして、エドガー・ケイシー療法には、循環・同化・弛緩・排泄の4つの原理があり、その中でも一番重視していたのが「排泄」で、それは体内にある毒素を排泄して浄化することです。

そのことにより、身体の健康を維持することができると考えられています。

そして、体内の毒素を排出するのに利用されていたのが、ひまし油です。

ひまし油で温熱パックする療法が、エドガー・ケイシーの療法で一番知られており、温熱パックをすることによって、血液やリンパの流れが良くなり、体内に蓄積した老廃物を排出する機能が高まります。

いわゆるデトックス効果という働きになります。

そして、このことにより免疫力もアップします。

これらのことから、ケイシー療法がひまし油を広めた理由の一つになっているといわれています。

ひまし油に含まれている成分

ひまし油の成分は、不飽和脂肪酸と少しの飽和脂肪酸となっています。

不飽和脂肪酸は脂質の材料になり、人間が活動するためのエネルギーとしての役割や、身体を構成する材料、血液の中のコレステロールや中性脂肪の濃度の調整をサポートする働きがあります。

それに対し飽和脂肪酸も脂質の材料で、エネルギーとして働く成分になります。

これらの成分は摂り過ぎても不足しても体に悪影響を及ぼすため、バランス良く摂る必要があります。

ひまし油に含まれている不飽和脂肪酸は、リシノール酸・オレイン酸・リノール酸になります。

それに対し飽和脂肪酸は、パルミチン酸・ステアリン酸などが含まれています。

この中のリシノール酸は、ひまし油の成分の約9割を占めています。

このことはひまし油の一番の特徴となっており、リシノール酸がこんなに多く含まれている植物性オイルは他にありません。

そのリシノール酸は、抗炎症剤や鎮痛剤としての働きがあり、薬に利用するのに最適な成分となっています。

ひまし油によるヘアケア効果とは?

リシノール酸が9割を占めているひまし油には、髪に対してどのような効果があるのでしょうか?

そのことについて詳しく見ていきましょう。

健康的な髪を育てる

ひまし油に含まれている成分には血液やリンパの流れをスムーズにする働きがあります。

そのため、ひまし油を使い頭皮マッサージを行うと、頭皮の血流を良くする効果が期待できます。

頭皮の血流が良くなることで、栄養素が頭皮や髪の毛に届きやすくなり、育毛を促進させることができます。

また、クレンジング効果により頭皮が清潔になるので、頭皮の痒みやフケを防止する効果も期待できます。

それと、ひまし油の抗菌作用も、頭皮の痒みやフケの防止に役立っています。

ひまし油で頭皮マッサージをすることにより、これらの効果を得ることが期待できますが、頭皮マッサージを行う際は、頭皮を傷つけないように指の腹で優しくマッサージを行いましょう。

髪に潤いを与えツヤが出る

ひまし油には優れた保湿力があるため、髪に使用すると髪に潤いを与えます。

髪は環境や生活習慣で乾燥しやすく、パサついてしまうことがあります。

パサつくと老けて見られるだけでなく、まとまりにくくなるためスタイリングがしにくくなります。

そして、乾燥によるダメージは髪だけでなく頭皮にも加わるため、頭皮の痒みやフケの原因にもなります。

そのようなことで頭皮環境が悪くなると、育毛や発毛の働きが低下してしまいます。

髪や頭皮が乾燥すると、これらの症状を引き起こすため、ひまし油で髪や頭皮を保湿してあげましょう。

潤いを与えることにより髪にツヤが出てまとまりやすくなり、美髪になる効果が期待できます。

ひまし油でのおすすめのヘアケア方法

ひまし油で行うおすすめのヘアケア方法は、頭皮マッサージとヘアマスクです。

両方ともやり方はとても簡単で、頭皮マッサージはその名の通り、頭皮にひまし油を使用し、指の腹を使って優しく揉み込むようにマッサージを行います。

そうすることにより、クレンジング効果とマッサージ効果が生まれ、頭皮環境が良くなります。

頭皮の全体をマッサージし終わったら、いつも通りにシャンプーをして洗い流しましょう。

ひまし油は粘度が高いので、他のサラッとした植物性ヘアオイルを混ぜると塗りやすくなります。

そして、ヘアマスクを行う時は、始めに蒸しタオルを用意しましょう。

やり方は、髪を洗う前にひまし油を髪に馴染ませ、蒸しタオルで頭を覆います。

その状態で15分~20分待ち、時間が経過したら蒸しタオルを外します。

そして、いつも通りシャンプーをして洗い流しましょう。

このようにとても簡単なため、誰でも行うことができます。

まとめ

ひまし油の歴史やヘアオイルとしての効果を紹介してきましたが、いかがでしたか?

ひまし油は歴史としても奥が深く、工業用や化粧品や医薬品など様々なものに利用されてきました。

そして、美容効果も高いことからヘアオイルとしても利用することができます。

髪が綺麗にして損になることはなく、得することばかりなので、ひまし油でヘアケアしてみてはいかがでしょうか?






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