ヘアオイル代わりに使える馬油の秘訣とは? 効果と使い方を教えます
しなやかでつやのある髪を作ってくれて、ヘアケアには欠かせないと人気になっているのがヘアオイルです。
好みに合うオイルが見つからないとか、もっと髪と地肌に優しいオイルを使ってみたい人、馬油をオイル代わりに使ってみませんか?
馬油は万能オイルとして、スキンケアからボディケア、ヘアケアなど幅広く利用されています。
そんな馬油の魅力に迫ってみましょう。
目次
馬油とはどんなもの?
文字通り馬油とは馬から抽出された油のことで、たてがみやお腹部分などの脂肪から抽出された脂肪酸です。
古くから切り傷や火傷などの治療に民間薬として用いられてきて、現在ではもっと幅広く使われています。
馬油入りのシャンプーやトリートメント、ヘアケア剤なども多く作られているように、髪と地肌の健康を守るのに役立ってくれます。
馬油の特徴
人間の皮脂と似た構造をしているので、肌になじみやすく浸透しやすいという特徴を持っています。
角質の隙間を馬セラミドとして満たしてくれて、肌の水分が蒸発するのを防いでくれて、外的刺激から守ってくれます。
浸透力が高いので、表面に残らずすぐに浸透してべたつが残らず使いやすいオイルです。
火傷にも良いという点から抗炎作用に優れていて、肌の炎症などをしっかりと鎮めてくれて肌の回復を早めてくれます。
オイルですから高い保湿力を持っていて、乾燥を防ぎ潤いを守る機能に優れています。
また、血行促進作用がありますから、代謝を高めて肌の生まれ変わりをしっかりとサポートしてくれます。
安全性が高く口などに入っても異常を起こす心配がありませんから、口内炎などの治療にも用いられるほど安心な成分でできています。
髪と頭皮の潤いを守ってくれる
優れた保湿効果を持つ馬油は乾燥を防いで潤いを保ってくれますから、つやのあるしっとりした髪になれます。
また、頭皮の乾燥はフケやかゆみの原因になりますが、それをしっかりと防いで頭皮トラブルの予防にも効果的です。
また、紫外線やほこり、細菌や有毒ガスなど、外気には髪と地肌に良くないものがたくさんあります。
これらが髪や頭皮に入り込まないようにしっかりとガードしてくれて、健やかな状態を保ってくれます。
頭皮ケアに最適
美しい髪というのは頭皮の状態が良好で、しっかりと頭皮の奥の細胞や組織などに栄養が行き渡っている状態です。
頭皮が健康でないとフケやかゆみなどの頭皮トラブルが起きやすく、健やかな髪を作ることができません。
馬油は頭皮環境を改善するのに効果的です。
特にフケやかゆみなどの頭皮トラブルに悩まされている人にはおすすめで、馬油の抗炎作用によって頭皮の炎症を鎮めてくれて頭皮トラブルを早く治してくれます。
また、血行促進作用によって頭皮の隅々にまで栄養が行き渡るようになり、しなやかでハリのある美しい髪を作るのに役立ちます。
抜け毛や薄毛に悩んでいる人にも有効で、血行促進作用と代謝アップで毛母細胞の働きが高まり、ヘアサイクルを正常化してくれて薄毛対策にも期待できます。
皮脂コントロール作用がありますから、過剰な皮脂の分泌や皮脂の不足を正常化してくれて、適度な皮脂で頭皮と髪を守ってくれます。
アウトバストリートメント代わりに
馬油を手軽に使うなら、アウトバストリートメントやヘアオイルと同じような使い方をしてみましょう。
お風呂から上がってドライヤーをかける前に馬油を少量髪の毛に付けてあげると、ドライヤーの熱から髪を守ってくれて自然なつやを与えてくれます。
保湿効果で髪がまとまりやすくなりますから、髪のぱさつきや広がりが抑えられて、しなやかでまっすぐな髪になれます。
また、朝の寝癖直しやスタイリングにも仕えます。
少量を毛先中心に付けてあげて、ドライヤーで髪をスタイリングしてあげると良いでしょう。
アウトバストリートメントとして使う場合、付けすぎは禁物です。
いくらなじみやすく浸透力の高い馬油でもやはりオイルですから、付けすぎると髪や頭皮がギトギトになってしまうし、頭皮ニキビの原因にもなります。
小豆粒大程度で十分に効果がありますから、まずはほんの少量から使ってみて、自分なりに量を調節してみましょう。
頭皮マッサージとヘアパック
お風呂で髪の毛を洗う前にほんのひと手間加えるだけで、頭皮と髪の状態が劇的に変化してくれます。
それが馬油の頭皮マッサージとヘアパックです。
しっかりとブラッシングしてほこりを落とした後、馬油を頭皮に付けてあげて丁寧に頭皮をマッサージしてあげましょう。
指の腹で頭皮をもんだり動かすような感覚で、こすらないように注意してください。
頭皮の毛穴に詰まった皮脂が浮き上がって、血行が良くなります。
髪の毛にも馬油を少し伸ばしてあげて、後はホットタオルやヘアキャップなどをかぶって10分から20分おきます。
いつもより念入りにシャンプーして余分な油分を落としてあげて、後はいつも通りのお手入れをするだけです。
髪の毛に潤いをしっかりと閉じ込めてくれて、頭皮の乾燥も防いでくれます。
頭皮が元気になりますから美髪だけでなく薄毛対策としても効果的です。
注意点としてはやはり付けすぎないことで、髪の長さなどにもよりますがだいたいパール大程度で充分効果が得られます。
育毛ケアとして頭皮マッサージ
お風呂でやる頭皮マッサージとは少し違っていて、お風呂の外でも育毛ケアとして頭皮マッサージをするのにも馬油は効果的です。
ほんの少量の馬油を乾いた頭皮に直接すりこんであげて、指でマッサージしてあげるだけです。
浸透力が高いのでべたつきもなく、頭皮が柔らかくなって頭皮の血行が促進されます。
使う量は小豆大くらいで大丈夫で、まずは少量からお試ししてみましょう。
どうしても油が気になるという人はシャンプー前にマッサージするだけでも効果があります。
シャンプーに混ぜて使う
いちいちマッサージや馬油パックなどしたくないというめんどくさがりの人は、シャンプーに馬油を混ぜて使いましょう。
液状タイプの馬油だと扱いやすいので、1滴ほどシャンプーに混ぜて、後はいつも通りシャンプーするだけです。
いつもと同じシャンプーなのにしっとりとした洗い上がりになり、つやつやのつるんとした髪になれます。
コンディショナーやトリートメントに混ぜる方法もありますが、量の調節がしにくく配合成分との相性もありますから、シャンプーの方がやりやすいです。
余分な油分は洗い流して付けすぎ防止にもなりますから、まずはシャンプーに混ぜることから始めてみましょう。
馬油選びのポイント
現在は馬油にも様々な種類が出ています。
クリームタイプ、液状タイプがありますから、自分が使いやすい方をまずは選びましょう。
ヘアケアオンリーに使うなら液状タイプの方が使いやすいですし、スキンケアやボディケアにも使いたいなら、クリームタイプの方が良いでしょう。
また、馬油100%の無添加タイプがおすすめです。
純度が高いとその分安心して使えて、高い効果に期待できます。
馬油ならこのメーカーなど、有名メーカーのものだと高品質で信頼性も高いですから、ネットの口コミなどを参考にして有名メーカーから選ぶのも手です。
臭いなどにも違いがあり獣臭が強い馬油もありますから、口コミなどから好みに合ったものを絞り込みましょう。
まとめ
ヘアオイルはヘアケアにしか使えませんが、馬油なら多目的に使うことができます。
髪の毛のケアだけでなく頭皮にも良い効果を与えてくれて、根本的な美髪ケアができるのがメリットです。
美容オイルの中でも汎用性が高く多目的に使えて癖がないので、今まで馬油を使ったことがない人でも使いやすいです。
潤いとつやのある髪を目指して、まずは少量タイプの馬油から試してみましょう。