シミを薄くするのにホホバオイルが役立つ理由と使い方
30代辺りから肌にポツポツと浮かび上がってくるのがシミです。
何となく老けた印象を与えてしまいますし、メイクで隠すのもひと苦労です。
美白化粧品でケアしている方も多いでしょうが、普段のシミケアにホホバオイルをプラスしてみてはいかがでしょうか。
保湿効果に優れていて万能オイルとして使いやすいです。
そんなホホバオイルがシミにどうやって働きかけるのかを紹介しましょう。
目次
肌を守るメラニンの作用
紫外線量は1年の中でも5月辺りから急激に増えてきてしまいます。
日焼け止めやUVカット化粧品を使っていないと、すぐに影響を受けてしまって、黒く日焼けしてしまいます。
この肌が黒く日焼けしてしまうのは肌内でメラニンが作られているせいです。
色白肌の人や肌がデリケートな人は日焼けしてしまうと肌が赤くなったり、ひどい場合には火傷してしまう場合もあります。
それほど夏の紫外線は強烈なパワーを持っていて、無防備な肌はすぐにダメージを受けてしまいます。
強いダメージを受ると肌はダメージから守ろうという防衛本能が働いて、色を黒くするメラニンを作り出して対抗しようとします。
そのため、肌が日焼けすると色が黒くなってしまいますが、そのおかげで肌が多大なダメージを受けることなく守られているのです。
シミができてしまう理由
シミも日焼けと同じくメラニンが肌を守ろうとして作られた結果、肌に残ってしまったものです。
子供の頃や若い頃でも、同じようにシミができてもいい様なものですが、できないのにはきちんとした理由があります。
それは肌のターンオーバーです。
若いうちは肌のターンオーバーがしっかりと働いていますから、シミが肌の内部でできていても、肌からきちんと排出されています。
ところが、ターンオーバーというのは年齢と共に遅くなってしまいますから、シミがきちんと排出できずに肌に残ってしまって、定着することで目立つようになります。
ターンオーバーが遅くなってくるのがだいたい20代後半辺りからで、年齢と共にどんどん遅くなってきます。
そのため、年齢が進むとシミが肌に定着しやすくなって、濃くなったり大きくなったりしてしまいます。
ターンオーバーの仕組み
肌の表皮の細胞は基底層という一番下の部分で作られて、徐々に肌の上へと押し上げられて、角質層という部分までたどり着きます。
やがて役目を終えた角質層の肌細胞は垢となってはがれ落ちてしまいます。
この生まれてからはがれ落ちるまでのサイクルをターンオーバーと言います。
正常なターンオーバーは28日周期なのですが、加齢や生活習慣の乱れ、ストレスや間違ったスキンケアなどで早くなったり遅くなったりして、乱れてしまいます。
その結果、シミが排出しにくくなったり新たなシミができやすくなるなど、シミが肌に定着しやすい環境を作ってしまいます。
ホホバオイルで新陳代謝アップ
ホホバオイルには血行を良くして新陳代謝をアップさせる作用があります。
血行が良くなるということは、酸素や栄養分が肌にしっかりと届くようになり、肌の機能が元気に正常に働くようになります。
新しい肌細胞を生み出しやすくなり、新陳代謝が良くなってターンオーバーも活性化されるというわけです。
シミは古い角質と一緒に排出されていきますから、ターンオーバーが活性化されるとシミのある傷んだ肌がはがれ落ちてくれて、シミを薄くするのに役立ってくれます。
加齢によってターンオーバーが遅くなった方や、肌がデリケートで肌に合う美白化粧品がなかなか見つからない方などは、シミケアにホホバオイルを使ってみるのがおすすめです。
保湿力アップで肌の機能を守る
ホホバオイルはワックスエステルという成分がたくさん含まれています。
肌のバリア機能にも含まれている成分で、ホホバオイルのワックスエステルは肌にあるものと似たような構造をしています。
スキンケアに使ってあげると肌なじみが良くすぐに浸透してくれて、肌のバリア機能の強化に役立ってくれます。
しっかりと保湿をしてくれますから、肌から水分が逃げにくくなり紫外線からの影響を受けにくくなります。
紫外線の影響を受けにくくなるということは、シミができにくくなったり濃くなるのを防いでくれて、シミ予防に役立ってくれます。
また、しっかりと保湿された状態だと、肌全体の機能がフル活動してくれます。
肌の潤いやハリを守ってくれるだけでなく、シミを追い出すターンオーバーも正常に働きますし、肌細胞の修復などもしっかりと行われます。
シミケアには美白ケアが当たり前だというイメージがありますが、それに加えて保湿も重要です。
ホホバオイルで保湿効果が高まりますから、シミ対策にも有効です。
高い抗酸化作用で活性酸素を抑える
紫外線を浴びると肌内に活性酸素が増えてしまって、シミができやすくなります。
活性酸素というのは肌を酸化させてしまって、細胞の機能を奪い老化を早めてしまう厄介な存在です。
活性酸素を減らすことでアンチエイジングにもなりますし、シミ対策としても効果が発揮されます。
ホホバオイルは酸化しにくいオイルで抗酸化作用が高いですから、増えてしまった活性酸素をしっかりと押さえ込んで、活動を抑制する作用があります。
そのため、老けない肌を作ってくれて、シミを始めとしてしわやたるみなどの肌老化が起きるのを防いでくれます。
また、化粧品の成分と皮脂が混じり、時間が経つと酸化しやすくなります。
若い方でも起こりやすく、肌トラブルの元にもなります。
ホホバオイルをスキンケアに加えておくと、酸化を防止してくれますから、肌トラブル対策にもなります。
オーソドックスなシミ対策
シミを薄くして消してしまうためには、美白化粧品でメラニンの活動を抑えて、ホホバオイルでターンオーバーの活性化を行うのが理想的です。
オーソドックスな使い方としては、美白化粧水と美白美容液でスキンケアを行った後、最後のふたとしてホホバオイルを使いましょう。
べたつきがなくサラっとしていますから、メイク前の朝でも安心して使えます。
使う量はほんの2、3滴程度で大丈夫です。
顔全体になじませてあげて、浸透するように手で顔を覆ってあげると効果的です。
また、ブースターとして洗顔後に使うことで、美白化粧品の浸透力が高まります。
化粧水を付ける前にホホバオイルを薄く顔全体に伸ばしてあげてから、いつものスキンケアを行いましょう。
美白成分がしっかり肌の奥へと浸透するようになりますから、シミへの効果にも期待できます。
ピンポイントで集中ケア
肌全体のスキンケアには美白化粧品を使って、シミの部分にだけホホバオイルを付ける方法があります。
綿棒にほんの少量ホホバオイルを染み込ませて、シミが気になる部分にチョンチョンと付けてあげましょう。
その部分の肌が活性化されて、シミがはがれやすくなってくれます。
オイルマッサージでアンチエイジング
ホホバオイルでマッサージしてあげると、栄養分がしっかりと肌の奥まで届けられて保湿力がアップしてくれます。
シミだけでなくしわやたるみケアにも効果があり、抗酸化作用でアンチエイジングにもなります。
血行が良くなって新陳代謝がアップしてくれますから、肌のコンディションを引き上げてくれます。
お風呂上りの温まった肌にたっぷりとオイルを付けてあげて、力を入れずにマッサージしてあげましょう。
基本は中心から外へと向かって指を動かし、リンパが集まっている耳の後ろに流すように心がけましょう。
まとめ
栄養分たっぷりのホホバオイルは保湿やハリアップだけでなく、シミ対策にも効果的です。
普段のスキンケアにプラスするだけでシミを薄くする効果が倍増しますから、美白化粧品との相互作用でシミにしっかりと働きかけてくれます。
色々な使い方ができますから、使いやすい方法で導入してみましょう。
リーズナブルな価格で売っていますから、1つ持っておくとあらゆるケアに役立ちます。