ニキビあとが「シミ」に変わる！ニキビをこじらせないためのおすすめ洗顔料は…。
ニキビはティーンだけのものではありません。
大人になってもお肌にぽつぽつと現れてくることがあります。
いずれ治るでしょ、とニキビを放置していませんか？
このニキビ、放置しておくと、将来「こんなはずではなかった…」と嘆くことになるかもしれません。
肌を清潔にたもち、ニキビを撃退しましょう。
肌を清潔に保つには、洗顔が基本です。
おすすめの洗顔料を見てみたいと思います。
20代を越えたら「大人ニキビ」
ニキビと言えば10代の少年少女に多く見られます。
これはホルモンの影響が大きいと考えられます。
第二次性徴にともなって男性ホルモンの分泌が盛んになると、皮脂腺も活性化してしまうため、皮脂が過剰に分泌されるようになってしまうのです。
過剰に分泌された皮脂は毛穴を塞ぎ、アクネ菌の増殖を招きます。
アクネ菌は毛穴で炎症を起こし、これがニキビになってしまうのです。
ティーンの皮脂分泌の増加は第二次性徴が止まれば収まりますので、自然とニキビはできにくくなってきます。
これに対し、20代を越えて出来るニキビは大人ニキビと呼ばれます。
ティーンのニキビとは原因が異なるので、ニキビケアのアプローチを変える必要があります。
ストレスは大人ニキビの敵！
ニキビができるメカニズムはティーンも大人も同じです。
毛穴に皮脂や角質が詰まって、そこにアクネ菌が働き、「遊離脂肪酸」を発生させることにより炎症を起こすのです。
ただ、大人ニキビの場合はホルモン分泌が原因というわけではありません。
よく言われるのが「ストレス」です。
人間はストレスを感じると男性ホルモンやアドレナリンの分泌を促すようになっています。
ですから常時ストレスを感じている方は、ホルモンの分泌が盛んに行われているのです。
男性ホルモンの分泌が盛んになると皮脂分泌も増加しますから、これがニキビの原因となります。
ストレス以外にも「睡眠不足」などによっても男性ホルモンの分泌はさかんになりますから、規則正しい生活を心がけることをおすすめします。
乾燥肌だけどニキビができるからオイリー肌？
ティーンのニキビと異なり、大人ニキビに悩む方は乾燥肌である場合が多いです。
ニキビができるのならオイリー肌ではないの？
と思われるかもしれませんが、これは間違い。
お肌の表皮が皮脂でテカっていても、内部は水分不足でカラカラになっているということがあり得るのです。
乾燥肌だと、肌バリア機能が低下する！
お肌の表面で皮脂の過剰分泌が行われるのは、お肌内部が潤っていないから。
肌内部がきちんと水分で満たされていれば、角質細胞はふっくらと膨らみ、角質層できれいに整列します。
角質細胞同志をつなぐ角質脂肪幹細胞も機能して、角質細胞同志をセメントのようにくっつけるので、角質層にはスキなく水分で潤った状態になります。
この状態ですと、水分はお肌内部にしっかりと閉じ込められています。
また、外部からの刺激を感じても、角質層がバリアとなって肌深部へのダメージを食い止めてくれるのです。
ところが角質層に水分が足りないと、角質細胞はいびつなかたちになり、細胞同志の間にはいくつもの隙間が出来ます。
肌の水分が逃げ出し、角質層のバリア機能も低下してしまうのです。
そのため、肌はバリア機能をアップさせようと皮脂を過剰に分泌します。
表皮の上にある皮脂も皮脂バリアとして機能するため、その役割を強化使用とするのです。
結果として肌内部はカラカラに乾燥しているのに、表皮の皮脂分泌だけは盛んに行われて、テカテカの状態になってしまうのです。
大人ニキビの毛穴を詰まらせるのは…角質？
ティーンにニキビは毛穴に詰まった皮脂が原因でしたが、大人ニキビでは「角質」が毛穴を詰まらせることが大きな原因と考えられています。
角質が毛穴を詰まらせてしまう原因としては、お肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」がうまく機能していないことが考えられます。
そしてこのターンオーバーが乱れてしまう原因となるのが「お肌の乾燥」なのです。
お肌は生まれ変わっている
人間のお肌は28日周期で生まれ変わっています。
肌の下層から新しい角質細胞が生まれ、押し上げられて古い角質細胞にとって代わるのです。
この時古くなった角質細胞は皮脂や汚れとともに剥がれ落ちてしまいます。
ところが、この生まれ変わりがうまくいかないと、本来剥がれ落ちるべき古い角質が肌の上に蓄積されてしまいます。
この蓄積された角質が毛穴を塞ぎ、大人ニキビの原因となってしまうのです。
大人ニキビを放置するとどうなる？
お肌の乾燥が原因で引き起こされることが多い大人ニキビ。
肌状態が原因ですから、根本をケアしないと一度治ってもすぐに再発します。
このようなニキビは跡に残りやすく、将来「シミ」の原因となってしまうのです。
20代、30代できちんと大人ニキビをケアしなかった人は、40代以降になるとニキビ跡が浅黒く色素沈着を起こし、シミとして定着してしまいます。
シミは一度出来てしまうと完全に取り去ることはほぼ不可能です。
将来のお肌のためにも大人ニキビはきちんと治しておくのがおすすめなのです。
大人ニキビケアに必要なのは…洗顔と保湿！
過剰な皮脂分泌とターンオーバーの乱れを引き起こす「お肌の乾燥」。
肌の機能そのものを低下させてしまうので、早急の改善が必要となります。
大人ニキビをケアするポイントは「お肌を清潔に保つこと＆保湿」です。
ニキビというと余分な皮脂を取り去るまでゴシゴシと洗顔をする人がいますが、大人ニキビでは逆効果になります。
乾燥肌を促進させ、さらなるニキビを生み出すことになるかもしれません。
ですから、洗顔料はお肌に優しく、皮脂を取りすぎないものがおすすめ。
また、洗顔後はしっかりと化粧水で水分を補給しましょう。
ニキビがあるからといって乳液やクリームを省くのもNGです。
炎症のある部分は避け、その他の部分はきちんと油分を与えて水分が逃げるのを防ぎましょう。
大人ニキビにおすすめの洗顔料を見てみたいと思います。
アクネケア 洗顔クリーム
ファンケルの洗顔料です。
毛穴詰まりを除去しながらも潤いをきちんとキープしてくれます。
きめ細かいクリーミィな泡が、角質や過剰な皮脂をしっかりとオフ。
潤いを守りながらお肌をすべすべに洗い上げてくれます。
ニキビのもととなるコメドを使用しない「ノンコメドジェニック処方」。
防腐剤や香料、紫外線吸収剤や界面活性剤は不使用です。
泡の弾力が強く、密度が高いので気持ちよく洗顔できますよ。
スキンピールバーティートゥリー
サンソリットの洗顔料です。
表皮や毛穴に残った古い角質や皮脂を、きめ細かい泡ですっきりと取り去ってくれます。
肌のターンオーバーを整えてくれるAHA配合。
「ピーリング効果」でお肌は生まれてのように滑らかな肌触りになります。
さらに、ニキビの改善に効果的といわれる「ティーツリーオイル」配合。
その他にも、お肌の免疫力をアップすると言われる「ビタミンA誘導体」も配合されており、洗い続けるうちにキメ細やかな肌が復活します。
バータイプです。
まとめ
若い頃のニキビとは異なり、大人ニキビには「乾燥」が隠れています。
乾燥肌はお肌のバリア機能が低下し、外的刺激やウイルスに無防備な状態です。
乾燥が進んで敏感肌になってしまう前に、適切なケアをおすすめします。
出来てしまった大人ニキビは放置すると将来のシミのもとになってしまうので、きちんと対応しましょう。
洗顔はティーン用ではなく大人ニキビ用の洗顔料を使用しましょう。
大人ニキビは保湿と洗顔のアプローチが重要。
きちんとケアして、将来のお肌を守ってくださいね。