ヘアオイル初心者のための選び方のポイントとは?知って得する使い方・商品レビュー
今やトリートメントやヘアミルクと並ぶヘアケア商品のひとつとなったヘアオイル。
ドラッグストアでは様々な種類のヘアオイルが並んでいるため、どれを選べばいいのか迷うところです。
そんなヘアオイル初心者の方のために、髪のお悩み別や目的別のヘアオイル選びのポイントや、知って得するヘアオイルの使い方、ヘアオイルのレビューについてお届けします。
目次
ヘアオイルの基礎知識・ヘアオイルの効果とは?
ヘアオイルは髪の毛を紫外線や乾燥、ドライヤーの熱、ブラッシングの時に発生する摩擦から守ってくれるだけではなく、髪に生き生きとしたツヤを出し、まとまりを良くしてくれる働きがあります。
更にはパーマやカラーリングを繰り返して傷んだ髪の毛を補修してくれる効果もあるので、今これほどまでに注目され、人気を集めているのです。
ヘアオイルの基礎知識・ヘアオイルは二種類ある?
ヘアオイルには大まかに分けるとふたつの種類が存在します。
まず、ツバキ油やオリーブオイルなど、植物由来の天然成分を主な原料として使用したのが「植物性」と呼ばれるヘアオイルです。
もうひとつは、化粧品にも使われている鉱物油を主な原料とした「鉱物性」と呼ばれるヘアオイルです。
植物性と鉱物性、どちらを選ぶのが正解?
一般的に植物性のヘアオイルは毛穴を塞ぐことがないので、オイルを使った頭皮のマッサージにも適しています。
それに対して鉱物性のヘアオイルは髪を包み込むコーティング効果が優れていて、使用後の髪の手触りも植物性のものよりも良くなります。
マッサージが目的であれば植物性ヘアオイルを選び、髪をダメージから守る効果を重視するのであれば鉱物性のヘアオイルを選ぶのがおすすめです。
一見すると何でも植物性の方がいいのでは?
と思ってしまいがちですが、用途や使用感をしっかりと加味して選びましょう。
大島椿「大島椿」
言わずと知れたヘアオイル界のロングセラー商品がこちらの「大島椿」です。
天然のツバキ油を使用したヘアオイルは髪の毛や頭皮だけではなく、お肌のお手入れにも使用することができます。
この「大島椿」はレトロなパッケージのデザインとビンが特徴で色は淡い黄色、テクスチャーはやや重めとなっています。
そのため、梅雨時に広がってしまう髪のボリュームを押さえるのに適しています。
付けすぎるとべたつきやすいため、少量ずつ手に取ってから毛先を中心に塗り広げていくのがベターです。
匂いはほぼ無臭ですが、酸化して古くなってくると独特の臭いが出てきますので早めに使い切るのがおすすめです。
また、ビンに入っているため携帯には不向きなので、旅行先に持って行く時は詰め替えると良いでしょう。
柳屋本店「あんず油」
ふたつ目に紹介するのは柳屋本店の「あんず油」、こちらもヘアオイル界のロングセラー商品のひとつです。
茶色いビンに入っていて、昔のお薬のようなレトロなデザインが特徴です。
こちらも100%植物由来のオイルを使用しているため、地肌のマッサージにも使うことができます。
この「あんず油」の一番の特徴は、やさしく香るあんずのフルーティーで甘い香りです。
テクスチャーは「大島椿」と比較するとこちらの「あんず油」の方が、ややサラッとしています。
無印良品「スウィートアーモンドオイル」
こちらの無印良品「スウィートアーモンドオイル」はお肌のケア用として販売されていますが、ヘアオイルとして髪にも使うことができます。
無印良品の商品らしくシンプルな透明のプラスチックボトルに入っていて、ミニサイズもあるので携帯にも適しています。
ツバキ油やあんず油と比べるとテクスチャーはかなりサラッとしていて、指の間からこぼれ落ちるほどです。
サラッとしているので髪に付けた時もべたつかず、重くならないのがこのスウィートアーモンドオイルの特徴と言えるでしょう。
しかしながら広がりやすい髪の毛をまとめる力はあるので、タオルドライの後やブローの仕上げに少量なじませるのがおすすめです。
どんなヘアオイルも付け過ぎは絶対にNG!
ヘアオイルを使う時についやってしまいがちな失敗はずばり「付け過ぎ」です。
どんなにトリートメント効果やコーティング効果が優れているヘアオイルであっても、べたつくほど付けてはいけません。
ヘアオイルを付け過ぎると髪の根元がぺたんこになってしまうばかりか、頭皮が脂ぎっていて不潔であるような印象を与えてしまいます。
ヘアオイルを使う時は一滴から二滴ほどの少量を手のひらや指の先ですり伸ばし、一ヵ所にまとまって付かないようにして髪の内側に手を入れ、毛先から少しずつ揉み込むように広げていきましょう。
その際、髪同士をこすり合わせるのは禁物ですので十分に注意をしましょう。
ヘアオイルを使うベストなタイミングとは?
ヘアオイルはシャンプーした後、タオルドライをしてからドライヤーをかける前のタイミングで付けるのがベストです。
このタイミングでヘアオイルを付けることによって、髪をドライヤーの熱やそれに伴う乾燥から保護することができます。
また、日中エアコンなどで髪のパサつきや乾燥が気になる時や、紫外線対策として外出する前に使うのも良いでしょう。
いつものコンディショナーに数滴混ぜる
ヘアオイルは使ってみたいけど、べたつきや重さが気になるという方にぜひ試して頂きたいのがこちらの方法です。
使い方はとても簡単、いつも使っているコンディショナーやトリートメントにヘアオイルを数滴垂らし、しっかりと混ぜます。
その後、髪の毛の毛先を中心に塗り広げてなじませ、普段通りにしっかりとお湯で洗い流します。
より効果を高めたい時はすぐに洗い流さず、しばらく放置すると良いでしょう。
その際、蒸しタオルを巻いてからシャワーキャップやラップなどを使って髪全体を包み込むとトリートメント効果がアップします。
この時のポイントとしては、鉱物性のヘアオイルを使用する場合、毛穴の詰まりを防ぐためにも髪の根元や地肌付近には付けないことです。
植物性のヘアオイルの場合はあまり気にする必要はありませんが、根本付近に付けると髪のボリュームが抑えられるので、ボリュームを出したい場合は根本付近には付けないようにしましょう。
あとはいつものように髪を乾かすだけで、コンディショナーやトリートメントだけの時と比べると毛先がしっとりとして、まとまりが出ているのを実感できるはずです。
もちろんこの場合も髪をタオルドライしてから、ドライヤーをかける前の半乾きの状態でヘアオイルを更に数滴なじませてもOKです。
髪のサラサラ感を残しておきたい場合は後からヘアオイルは付けず、よりしっとり感を出したい場合にのみヘアオイルを後付けするようにしましょう。
ヘアオイルがあれば家でつげ櫛が作れる!
昔から髪に良いと言われている「つげ櫛」も、100円ショップで売られている木製の櫛とヘアオイルを代用して作ることができてしまいます。
作り方は簡単、木製の櫛に塗られているニスはヤスリを使って削り落とし、ラップとティッシュペーパーを重ねた上に乗せ、ヘアオイルを両面に垂らします。
その後、ティッシュペーパーとラップで包んで数日置き、乾燥させるだけという手軽さです。
まとめ
ご紹介してきましたヘアオイルの基礎知識や選び方のポイント、商品のレビュー、知って得する使い方はいかがだったでしょうか。
せっかくオシャレしていても髪がパサついていると台無しになってしまいますよね。
そんな時はヘアオイルを使って毎日ケアをして、美しく輝く髪を目指しましょう。
ヘアオイルを使えば美容院でのトリートメント代が浮くかもしれませんよ。