育毛剤のアルコールは有害なものなのか? アルコールフリーの育毛剤おすすめ4点

育毛剤

スカルプローション U-MA FREEDO (ウーマ フリード)

アルコールアレルギーや敏感肌ででアルコールフリーの育毛剤をお探しの方もいらっしゃるでしょう。

しかしほとんどの育毛剤にはアルコールが使用されていて、完全にアルコールフリーの製品はごくわずかです。

アルコールのメリットとデメリット、アルコールの成分がどのように表示されているか、そしてアルコールフリーの育毛剤を4点ご紹介します。




アルコールのメリット

ほとんどの育毛剤でアルコールが使用されているのは、アルコールにメリットがあるからです。

悪者扱いされやすいアルコールですが、育毛に役立つ様々な働きをしています。

●毛穴に固まっている皮脂の除去
●抗菌効果
●頭皮の血行促進効果
●有効成分を浸透させる
●保存料の代わりになる
●清涼感

アルコールは余分な皮脂を溶解して髪が生える際の障害物を取り除きます。

また抗菌効果で頭皮を清潔に保ち、ふけ、かゆみ、炎症を起こすのを防ぎます。

アルコールは血行を促進させるので、頭皮から毛根に栄養が良く送られるようになり、育毛効果を高めます。

アルコールは有効成分を溶解させて頭皮や髪に浸透させる働きを持っています。

アルコールは製品の保存料の役割も果たし、合成の酸化防止剤に比べると毒性が低く安全です。

蒸発するときに熱を奪うので、スーッとした爽快感があります。




アルコールのデメリット

アルコールのデメリットは次のようなことです。

●皮膚に刺激を与える
●皮膚を乾燥させる
●アルコールアレルギーの人には合わない
●清涼感にごまかされて効果があるように感じたり使いすぎてしまう
●毛染めやパーマが落ちやすくなる

アルコールは皮膚に刺激が強く、敏感肌の人はトラブルを起こす場合があります。

また蒸発するときに熱と水分を奪うので、頭皮を乾燥させます。

アルコールアレルギーの人は頭皮に炎症を起こすことがあります。

清涼感があるのは良い点ですが、そのために効果が無いものでも効果があると思ってしまったり、気持ちが良いために使いすぎたりしがちです。

アルコールは毛染めやパーマの成分を溶かして落ちやすくします。

以上がアルコールのデメリットですが、女性が特にアルコールフリーの育毛剤を求める理由はいくつかあるでしょう。

まず女性は男性に比べて頭皮の皮脂が少なめで刺激を感じやすいということがあります。

また頭皮の皮脂が少ないので、皮脂を溶解して除去するアルコールのメリットは男性ほどは必要無いでしょう。

女性は毛染めやパーマを利用することが多いので、その点からもアルコールフリーの育毛剤が求められています。

アルコールのメリットとデメリットをどう考えるか

アルコールのメリットとデメリットをまとめてみましたが、デメリットだけでなくメリットも多くあるので再考して見ましょう。

結論から言いますと、極端に肌が弱くてアルコールを全く受け付けなかったりアルコールアレルギーがある人は避けるべきですが、それ以外の人はそれほど神経質にならなくても大丈夫です。

最近の育毛剤は、アルコールの欠点を補う様々な成分が配合されています。

アルコールが肌に刺激を与えてもそれを緩和する成分があるためそれほど刺激を感じなかったり、保湿剤が入っているために頭皮の乾燥が抑えられるようになっています。

毛染めやパーマに関しては、当日の使用を避ければ影響はだいぶ回避できます。

アルコールが入った育毛剤でトラブルが起きたという場合、それが本当にアルコールのためかどうかを確認する必要があるでしょう。

育毛剤によってはアルコール以外にも合成保存料などもっと有害な成分が含まれていることがあり、そうしたものの影響を受けている場合があります。

アルコールの成分表示

アルコールはほとんどの場合「エタノール」と表示されていて、「エタノール」「無水エタノール」「フェノキシエタノール」の3種類があります。

これらのエタノール成分は、男性用の育毛剤で50%~70%、女性用で20%~30%の割合で含まれています。

「無水エタノール」と「フェノキシエタノール」は比較的刺激が少なく配合量の割合が少ないのでそれほど大きな影響はありません。

「エタノール」は皮膚に刺激を与えたり乾燥させる作用があり、配合割合も大きいので、問題になるのは主に「エタノール」です。

紛らわしいもので「D-パントテニルアルコール」というものがありますが、これは「パンテノール」と表示されることもあり「プロビタミンB5」という育毛成分のことです。

髪や頭皮の新陳代謝を活発にして抗菌作用や保湿作用もあり、頭皮環境の保全に役立つ成分です。

名前に「アルコール」と入っていても、害があるものではありません。

アルコールフリーの育毛剤

育毛剤は数ありますが、アルコールを全く使っていないものはごくわずかです。

また「アルコールフリー」を謳っていても、アルコールより刺激が強い成分を含んでいるものもあるので注意が必要です。

例えば医薬品のミノキシジルが配合されたものは人によっては皮膚の炎症などの副作用が起こることがあります。

以下にアルコールフリーの育毛剤を4点ご紹介します。

特別な敏感肌やアルコールアレルギーの人におすすめの製品です。

育毛ミストM-1

M-1育毛ミスト 200mL [指定医薬部外品]

男女兼用で使用できます。

刺激が少ない育毛剤として、男性からも女性からも支持されています。

特に女性からは毛染めの色落ちがしないと好評です。

防腐剤などの添加物も不使用で安全性が高い育毛剤です。

ミューノアージュWアプローチヘアプログラム

ミューノアージュ Wアプローチヘアプログラム 1剤30mL×2 2剤30mL×2

1剤と2剤を混ぜ合わせるタイプの育毛剤です。

皮膚科の医者が開発した製品なので信頼度が高いです。

有害な添加物は一切使わず、妊娠中や授乳中の女性でも使用できます。

使用するのに少し手間がかかりますが、試してみる価値はあるでしょう。

BUBUKA

濃密育毛剤BUBKA

男性用の育毛剤として知られていますが、低刺激で女性に良くない成分は一切無く、男女兼用で使用できます。

アルコールフリーに加えてコラーゲン配合で、頭皮の環境を守ります。

またM-34 という独自の成分が育毛効果を高めます。

肌に優しい育毛剤で、徐々に女性の支持者を増やしています。

ウーマフリードスカルプローション

スカルプローション U-MA FREEDO (ウーマ フリード)

アルコールの他に殺菌剤や防腐剤など有害な添加物は一切省いて肌に優しいつくりになっています馬油、ローヤルゼリー、その他数々の天然の育毛成分を配合しています。

アルコールフリーの育毛剤を選ぶ際の注意

アルコールフリーというのは「エタノール」を配合しない製品のことです。

アルコールは他にもいろいろな種類のものがあり、育毛剤はそうしたものを含んでいても、エタノールさえ含まなければ「アルコールフリー」と謳うことができます。

エタノール以外の雑多なアルコール成分を微量に含んでいる可能性があるので、アルコールアレルギーが原因でアルコールフリーの育毛剤を求める人は、どんな製品であってもまずパッチテストをしてみましょう。

アルコールは防腐剤としての役目を果たしているので、アルコールフリーの製品は劣化が早いです。

長く置くと雑菌が繁殖する可能性がありますので、一定期間内に使い切って、使い残しがあっても置いておかずに捨てましょう。

まとめ

アルコールフリーの育毛剤というのはエタノールを含まない製品のことで、数ある育毛剤の中でほんのわずかしかありません。

アルコールはデメリットだけでなくメリットもあり、最近の育毛剤はアルコールの欠点を補う成分を含んでいるので、アルコールアレルギーや極端に皮膚が弱い人以外はそれほど神経質になって避ける必要は無いでしょう。

それでもアルコールフリーの育毛剤が必要な人のために数点ご紹介しましたので、必要なら参考にしてください。






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