部分染めはできる? 白髪染めトリートメントの上手な使い方
白髪は毎日少しずつ伸びてくることから、定期的なお手入れを繰り返すことが美しい髪色を保つポイントです。
しかし、配合成分によっては頻繁にお手入れを繰り返すと髪が傷んでしまうことがあります。
その点、白髪染めトリートメントはお手入れを繰り返しても髪が傷みにくいところが魅力ですが、部分染めすることはできるのでしょうか。
ここでは、部分染めしたい時の白髪染めトリートメントの上手な使い方をご紹介したいと思います。
目次
部分的な白髪染めにはどんな種類がある?
化学薬品配合の白髪染め
1剤と2剤を混ぜ合わせる化学薬品配合の白髪染めは、全体染めに使用できるのはもちろんのこと、部分染めにも使用することができます。
1回の部分染めのお手入れで根元から綺麗に染めることができるものの、お手入れを繰り返すたびに髪が乾燥して傷んでくることがあります。
キューティクルを開いて髪の内部に色を定着させるので、髪が乾燥しやすく切れ毛の原因になることもあるので頻繁に部分染めすることはおすすめできません。
化学薬品配合の白髪隠し
化学薬品が多く配合されている白髪隠しは、使用した時に髪がごわごわと硬くなったり髪が傷みやすくなることもありますが、ウォータープルーフタイプのものは汗をかいた時でも色が落ちにくい特徴を持ちます。
しかし、部分的な白髪隠しは一時的に色をつけるお手入れとなるので、シャンプーをした後に色が落ちてしまいます。
色落ちするのにも関わらず髪が傷みやすくなるので、お出かけ前に白髪を見つけた時の応急処置的な使い方をする分には良いですが、頻繁に使用すると髪が傷む原因となることがあります。
自然由来の成分が主成分の白髪隠し
部分的な白髪隠しの中には、自然由来の成分が主成分となっているものがあります。
白髪隠しのお手入れ後でも髪が柔らかい状態となるので、仕上がりが自然で白髪隠しを繰り返しても髪が傷みにくい特徴を持っています。
しかし、汗などに弱いものもあるので、途中で色落ちすることで服に色移りしてしまう可能性があるかもしれません。
シャンプーでしっかりとした色は落ちてしまいますが、製品によっては白髪隠しをしながら少しずつ色をつけることができるものもあるので便利に使うことができます。
白髪染めトリートメントの特徴と魅力について
白髪染めのお手入れを重ねるごとに色がつく
白髪染めトリートメントは、1回のお手入れで髪にしっかりと色がつくわけではなく、お手入れを繰り返すごとに少しずつ髪に色がついていきます。
一般的な白髪染めのように、ケープや手袋などを準備するなど面倒な手間をかけることなくシャンプーの後にトリートメントとして使用できるところが便利です。
毎日のシャンプーの後に使用するトリートメントを白髪染めトリートメントに変えるだけで手軽に白髪をケアできるのでおすすめです。
シャンプーで色落ちした部分に働きかける
綺麗に白髪染めをしたとしても、毎日シャンプーをすることでどうしても色落ちしていきます。
全体的に色落ちすると、一定の間隔を置いて全体染めをする必要があるのでその都度髪が傷んでくることがあります。
しかし、白髪染めトリートメントはシャンプーの後に髪全体に働きかけ、色を少しずつつけていくことができるので美しい髪色をキープしたい時におすすめです。
髪に潤いを与えて髪のコンデションを整える
白髪染めトリートメントは、白髪染めを頻繁に繰り返すことで傷んだ髪が気になる方にもおすすめです。
化学薬品配合の一般的な白髪染め製品と比較すると髪に優しいだけではなく、髪に色をつけていきながら保湿成分を補うことができるので潤いのある艶やかな髪を目指すことができます。
髪の傷みを修復するなどトリートメントと同じ働きを期待することができる製品もあるので、髪のコンデションを整えることができるでしょう。
毎日のバスタイムで手軽に白髪染めできる
一般的な白髪染めは蒸気が充満しているバスルームで使用することができません。
薬品配合でしっかり染まることから、バスルームを汚してしまう可能性もあるのでケープや手袋、床に敷く新聞紙などを準備した上で、バスルーム以外の室内でお手入れする必要があります。
その点、白髪染めトリートメントは一般的なトリートメントと同じ感覚でバスルームで使用することができるので、余計な手間や時間がかからず毎日お手入れできるのでおすすめです。
白髪染めトリートメントで綺麗に部分染めできる?
一般的な白髪染めのような部分染めの仕上がりを白髪染めトリートメントに求めることは難しいかもしれません。
それは、白髪染めトリートメントは毎回のシャンプーの後に髪全体に少しずつ色をつけていく性質を持っているので、1回でしっかりと白髪が染まりにくいからです。
ただ、白髪は時間の経過で根元の部分から少しずつ伸びてきますが、白髪染めトリートメントのお手入れを繰り返すことで髪の根元の部分にも少しずつ色がついていくことから、根元の部分が白髪で目立つという状態を和らげる働きは期待することができるでしょう。
部分染めしたい時の白髪染めトリートメントの使い方
一時的に色がしっかりつく白髪隠しと併用する
白髪を部分染めしたい時には、一時的に色がしっかりつく白髪隠しと白髪染めトリートメントを併用すると良いでしょう。
根元から生えてきた白髪は日中は白髪隠しで色をつけておいて、夜は白髪染めトリートメントで少しずつ髪色をつけていきます。
そうすれば、お出かけ時には生え際を美しい髪色で整えることができる上に、白髪染めトリートメントで生え際に少しずつ色をつけていくことができるので、時間の経過と共に生え際の部分の髪色が整っていきます。
自然由来の白髪染めと併用する
白髪隠しで一時的に髪色をつけてもシャンプーで色が落ちることが気になる方であれば、自然由来の白髪染めで部分染めしながら、夜は白髪染めトリートメントでお手入れすると良いでしょう。
自然由来の白髪染めは化学薬品配合の白髪染めと比較すると、どうしても色落ちしやすいですが、白髪染めトリートメントを併用することで色落ちを防ぐ対策をとることができます。
乾いた髪に白髪染めトリートメントを使用する
白髪染めトリートメントで生え際に濃く色をつけたい場合には、乾いた髪に白髪染めトリートメントをのばして時間を置いてから洗い流すと良いでしょう。
濡れた髪に使用するよりも色のつきが良くなる可能性が高く、洗い流した後に再度白髪染めトリートメントを使用することで、より髪色を整えることができるでしょう。
部分的な白髪は工夫しながら染めてダメージを防ぐ
生え際の部分は、僅かに白髪が伸びてきただけでも目立つので気になってしまいますよね。
生え際の白髪が伸びてくるごとにしっかり白髪染めすることができれば、いつでも美しい髪色をキープすることができますが、しっかりと染まる化学薬品配合の白髪染めを頻繁に使用していると、髪が酷く傷んでしまうので注意が必要です。
部分的な白髪は髪に優しいアイテムを併用して、工夫しなから染めることでダメージを防ぎましょう。
まとめ
時間の経過で髪の生え際から白髪が目立ってくることにお悩みの方が少なくありません。
生え際の白髪を目立たないようにお手入れする際には、髪が傷まないような工夫をすることが大切です。
白髪染めトリートメントは、髪に潤いを与えながら少しずつ色をつけることができるので白髪染めで髪にダメージを与えたくない方におすすめです。
毎日のケアを通して美しい髪色を保つことができるでしょう。