ママチャリをメンテナンスしながら長く乗る方法
動かなくなって、始めてありがたみがわかるのがママチャリですよね。
普通に使っている時は、動いて当たり前の感覚が強いのですが、故障などで乗れなくなると途端に不自由を感じてしまいます。
ただ、故障するたび自転車屋さんに持ち込んでいては、新車を買った方が早い場合も出てきます。
できる部分に関しては、自ら修理し、難易度の高い部分に関しては販売店にお任せするというスタンスが一番いいと思います。
目次
ママチャリの耐用年数
現在のママチャリを購入したのは、今から3年前です。
価格は11000円の製品です。
購入した時、店員さんから聞いた話では、使用年数は大体3年位ということでした。
価格の割に、使用年数は短いと感じた事を覚えています。
今回は自らの体験談も交え、節約志向の方におすすめのメンテナンス方法を書いていきたいと思います。
ママチャリの経年劣化
店員さんの言った通り、2年を経過する頃から、色々な部分に劣化の傾向が出て来ました。
まず、真っ先に悪くなったのは、スチール製のカゴの部分でした。
塗装が取れ、赤く錆び、変形もしてきます。
荷物を入れても揺れて、走行中危険を感じたのでカゴを交換する事にしました。
カゴは樹脂製のものが良い
スチール製のものに交換しても、また2年程度すれば交換が必要になります。
そのような理由もあり、今回は樹脂製(プラスティック製)のものに交換する事にしました。
色はライトグレーで、価格が1500円程度の製品です。
通勤途中にある自転車販売店で購入しました。
樹脂製のカゴでも日光などにより劣化します。
しかし、スチール製のように錆びたり割れたりしないので長持ちします。
パンクもできる範囲で修理する
パンク修理も、簡単なものであれば自分でやるようにしています。
大体、修理に持っていくと1000円前後かかると思います。
道具などは、百均ショップなどでも売られています。
穴が一箇所程度で、小さい場合は、パッチを当てると意外にすんなり修理できます。
ただし、亀裂が大きい場合や、頻繁にパンクする場合は、販売店に持ち込んで、チューブやタイヤ交換をした方がいいと思います。
あると便利なKURE 5-56
自転車のメンテナンスに限らず、あると便利なのがKURE 5-56 (320ml)です。
防錆機能も兼ねた潤滑剤です。
ワイヤーロックの鍵穴や後輪部分のリング錠はすぐに錆びてしまいます。
動作しなくなると、つい買い換えを考えてしまいがちです。
しかし、その前に、鍵穴や錆びている部分にKURE 5-56を吹き付けて下さい。
復活するケースがほとんどです。
錆びてから使うのではなく定期的にメンテナンスしておけば、ワイヤーロックやリング錠も長く利用できると思います。
サドルも自分で交換できる
カゴを交換した後、しばらくして壊れたのがサドルです。
スプリングの部分に亀裂が入り、折れてしまいました。
この状態だと体に直接、衝撃がくるので乗りにくい事この上ありません。
Amazonで探したところ1000円程度で販売されていたので、購入しました。
取り付けも簡単でした。
モンキーレンチを使い、ナットを緩めて古くなったサドルをシートポストから外します。
新しいサドルの取り付けはその逆です。
チェーンが外れても自分で直す
先日、台風の影響で、駐輪していた自転車が横転し、チェーンが外れてしまいました。
外れたのはペダル付近にある前側の方です。
しかし、ママチャリの場合、チェーンカバーがあるので、これを外さないと修理できません。
ペダル付近をよく見ると、カバーを取り付けているネジがあります。
このネジを取り外すと円形のカバーが外れます。
そうすると中のチェーンを見ることができます。
チェーンをかける時は回転させる方向が大事
ギヤの歯にチェーンをかける時ですが、ペダルを普段漕いでいる方向に回しても中々かかってくれません。
この場合は逆の方向に回すと、短時間でチェーンをかける事ができます。
チェーンを見ると、赤く錆びていたので、ここにもKURE 5-56を吹き付けておきました。
チェーンカバーを取り付け、ネジを締めて修理完了です。
複雑な部分は、お店の人に任せましょう
ママチャリといえども、タイヤ・チューブ・ブレーキなどの修理・交換となるとそれなりのスキルが必要になります。
自分でやったとしても、修理が不十分な場合は、事故などの原因になってしまいます。
スキルがある人は別にして、プロの方に任せたほうが無難でしょう。
工賃と部品代を含めた修理代金の相場ですが、ブレーキワイヤー交換だと1000円前後、タイヤ・チューブ両方の交換だと3000円?
4000円、チューブのみの交換だと2000円前後、チェーンの交換だと3000円?
4000円となります。
まとめ
ママチャリは、日常の足として非常に重要です。
部品の交換や修理など自分でやるようにすれば、少ない費用で長く乗る事ができます。
販売店の方にお願いしないと難しい作業もありますが、その費用も新車を購入するよりも安く済みます。
何より長く乗っていればママチャリに対する愛着も出てきます。
私は、ママチャリに「ゴールドシップ号」という名前をつけています。
通勤や買い物など、毎日活躍してくれるママチャリなので、今後も大切に乗っていきたいと思っています。