世界中にはどのような枕があるのか?世界中の枕から得られる情報をもとに質の良い枕を選ぶ
枕の歴史は古いもので、古代エジプトの時代から既に使用されており、どの文化圏にも見られることから枕とは人が自然と寝るときに必要なものとして使用されていることが分かります。
ただ、外国に行ってホテルに泊まる時に枕の質感や形態の違いに驚かれることもおありだと思います。
それに、違いがありすぎるので寝られなかったということも経験されたかと思います。
ここで世界中の枕の幾つかを研究し良い枕選びのヒントを得てみましょう!
肩こり・腰痛におすすめのまくら(枕)ランキングベスト3はこちら
世界中の枕に対する意識はどのようなものなのか?
日本の枕と海外の枕はやはり違うと感じられる方が多いはずです。
その違いが出てしまう大きな要因は寝室の作りからして違う点です。
日本は畳の部屋に布団を敷いて寝るというもので、海外の特に欧米の文化圏では大きなベッドが部屋の中心にあるというレイアウトなので大きな違いがあります。
となると布団にあった枕であるのに対して、海外ではベッドにあった枕というのが一般的な考え方です。
それに、帝国主義時代にヨーロッパの列強たちが世界中を植民地支配で自分たちの文化や習慣を広めていったのでどこにいってもベッドメイキングというのが一般的な考え方となっています。
では、枕の位置づけはどのようなものでしょうか?
海外ではなぜか枕が幾つも存在しているので不思議?
海外旅行に行ってホテルに泊まった時にベッドの上にある枕の多さに驚かれたはずです。
2つだけというのは一般的に安いバックパッカー用の宿屋ぐらいのもので、いわゆる寝室にあるベッドには枕が6つあるいは8つダブルベッドサイズには置いてあります。
欧米圏の方への調査でも枕の数は5つ以上必要と答えられ方が大多数を占めていることから分かるように枕の数が多いのは普通のこととして捉えられています。
ではどうしてそれほど必要なのでしょうか?
実用性よりもベッドメイキングという美的センスが欧米では重視される
寝室でベッドを使用していない時は重ねて置くことにより部屋を飾るという考え方があるようです。
そのような場合にベッドには7つほどの様々な形をした枕が存在します。
一番手前にある小さな枕はBoudoir sham pillowで、次に大きな枕がsquare pillow、そして次に長方形の形をした枕がstandard sham pillow、そして一番大きな枕がking sham pillowです。
このようにこれらを段階ごとに重ねて色合いや形でベッドメイキングをして見せるという考え方があるために日本人からするとあまりにも多くの枕が存在するわけです。
そして、使い方も様々で、欧米のベッドはあまりにもふかふかなので体が沈まないためにそれらの枕を利用して沈みすぎないようにします。
また、枕を重ねてソファのようにしてベッドの上からTVを見たりブレークファーストを食べたりするのに利用することもあるようです。
一見、必要があるようで、ないとも言えるのでこのあたりが複雑です。
やはり、このようにたくさん枕があるので色合わせなどを楽しみながら見せるというのが主な理由です。
日本は寝るという習慣に贅沢を求めるよりかは一日の疲れを取るということを重視しているので大きな違いがあるといえるのではないでしょうか。
では、そのような文化背景のある海外ではどのような枕が存在するのでしょうか?
肩こり・腰痛におすすめのまくら(枕)ランキングベスト3はこちら
外国ではこのような枕も存在します!
海外では見せるというのが枕のだいご味でもあるようなので海外では変わったデザインの枕が多く存在します。
例えば、ギターの形をした子供用の枕、バナナの形をした枕、枕それぞれにアルファベットを載せて自分の名前が作れる枕、また、ベッドメイキングの時にそれぞれを重ねるので重ねた時に動物園のようになっているといったデザインが描かれている枕も存在します。
このような流れから理解できるように美的センスを重視しています。
もしかしたらベッドメイキングでベッドの上に使用するタオルを使って像、白鳥あるいはお花のように形作られているのを見られたことがおありかもしれません。
このようにベッドの上を飾ることが大切なのです。
では、日本人は枕に対してどのような意識を持っているのでしょうか?
日本人の枕に対する意識はどのようなものか?
日本人ほど睡眠の質にこだわる民族はいないと言えるかもしれません。
見た目よりもその寝室でいかに疲れをとることができるのかが最優先すべき考え方なのが日本です。
先ほどもお伝えした通り日本では畳の上に布団を敷く文化です。
ということは寝る時にのみ布団を押し入れから取り出して休む。
そして朝起きて布団を押し入れに収納するというのが基本です。
だからこそ布団が人にどのように見られるかは重要ではありません。
面倒ですが押し入れから取り出して寝るというわけで「いかに効率よく眠れるか」なので枕にもそれなりの質を求めるアイデンティティーがあります。
ただ、このあたりの意識も変わりつつあるのが日本の現状です。
イケアジャパンが日本人の寝るための道具から眠ることに関しての意識調査を試みました。
すると、半数以上の方がベッドでの睡眠を希望しているということです。
これは、今の睡眠事情に満足が得られていないことを暗に示しています。
となるとやはり寝具に対する意識は高いもので質の良い枕を望んでいるということでもあります。
では、ここで日本人にも合う海外製の幾つかのおすすめ枕をご紹介します。
ここで、日本人にもおすすめできる枕をご紹介します!
海外の枕のほうが良いとは断定できませんが海外における寝具の歴史も古いものです。
そして、今この分野を意識すべく、おすすめする別の理由としてこれほど西欧の文化が日本の社会に入り込んでいるためにベッドで休まれる方は増えています。
しかし、日本はベッドの歴史がそれほど長いわけではありません。
そこで、海外の枕は長いベッドの歴史から開発されたものであるゆえにそこからチョイスすることも賢い選択方法の一つでもあります。
そこで、幾つかの海外製の優れたおすすめ枕をご紹介します。
メディフローウォーターベースピロー
その名のとおりウォーターによる枕で、ウォーターベッドではなくウォーター枕です。
このベッドの利点はネックやヘッドへの圧が分散されて心地よい眠りが得られます。
さらに、水の量を変えることで自分に合った高さへと調整できることもメリットの一つです。
アメリカでの研究結果から寝入るまでの時間や質の良い睡眠さらには首への負担が大きくないという結果から非常にハイクオリティな健康ベッドとしておすすめされている枕です。
Comax ラテックス高反発枕
天然ゴムをふんだんに使用されて完成された枕で低反発では得られない質の良い眠りが可能になるよう眠りをサポートしてくれます。
いびき対策用の枕としても注目されており、肩こり用の枕もあるので自分のウィークポイントに合わせて枕を選ぶことができます。
いびきを治したい、あるいは肩こりはもういやという方はどちらかを選んで問題解消を期待できるおすすめの枕です。
Coop home goods メモリーフォームピロー
こちらは、元々は宇宙飛行士用の枕をして使用されていたのでこれ以上悪い環境はないというところでも使用されていた枕であることを考えるとこれは大いに期待できる枕です。
圧や温度に応じて変化するメモリーフォームという素材が使用されておりその人の体に合った形で枕が変形して使っていただけます。
また、カビやダニが付きにくい素材も使用されているのでいたって健康的なのも良い点です。
これは試す価値が高い枕です。
まとめ
世界中を見渡せば本当に枕は奥深いものです。
枕の使用はその国の文化や特徴からのものですが、枕の歴史を理解し、その国の特徴からヒントが得られて確かに正しい知識を元に正しい枕選びが可能です。
人によって環境やコンディションは異なるので正しい選択ができるように自分自身を知りつつ正しく選択できるよう心がけましょう。
海外の枕を購入することも良い選択をするための一つの方法なのかもしれません。