エアロバイクで下半身を引き締めるには? 漕ぐときの5つのポイント
エアロバイクは、室内で自転車を漕ぐような運動ができる便利なアイテムであり、ダイエットのためによく使われています。
これは、足を主に動かすことになるため、「下半身を細くしたい」という人にもおすすめです。
ただし、適当に漕いでいたのでは、なかなか細くすることができません。
成功を目指すのであれば、ポイントを押さえた使い方をしていきましょう。
負荷を上げすぎない
下半身痩せのためにエアロバイクを使うときは、「ハードにすれば効果が上がる」と考え、極端に高い負荷をかけてしまうことがあります。
しかし、下半身を細くする目的があるなら、高すぎる負荷に設定するのは、NGな方法です。
というのも、あまり負荷を高くすると、筋肉がつきすぎてしまうからです。
エアロバイクは、筋トレのために使われることもあり、そのときのコツが、できるだけ高い負荷で漕ぐことになります。
つまり、負荷を高くしすぎたエアロバイクは、ダイエットというよりも、筋トレをしているような状態になってしまうわけです。
ヒップや太ももを引き締めて細くするためには、ある程度筋肉をつけることも必要ではありますが、やりすぎてはいけません。
筋トレのような漕ぎ方を続けていると、筋肉がつきすぎて、細くなるどころか、逆に太くなってしまうのです。
そのため、下半身のダイエットを成功させたいなら、むやみに負荷を上げないようにしましょう。
適度な負荷にしておけば、筋肉も適度についてくれるので、ヒップや太ももをしっかり引き締めることができます。
有酸素運動をする
エアロバイクで下半身を細くするのであれば、高い負荷をかけることよりも、長めに続けることの方が重要です。
少し楽に漕げるくらいの負荷で構わないので、すぐに終わらせるのではなく、できるだけ長く漕ぐようにしてください。
負荷が低いと、「効果が出にくくなるのでは?」と不安を感じてしまう人もいますが、実際にはそんなことはありません。
むしろ、負荷を上げすぎない方が成功しやすくなります。
なぜなら、軽い運動を続ける方法は、有酸素運動になるからです。
有酸素運動とは、あまり負荷の高くない運動を、少し長めに続けるものであり、脂肪を燃焼させる効果が高い方法になります。
ジョギングやウォーキングは、そうした有酸素運動の代表的なものです。
逆に、負荷を高くして短時間で終わらせるのが無酸素運動であり、それに該当するのが筋トレになります。
したがって、脂肪をしっかり燃焼させるためには、負荷を落として、少し長めに漕ぐようにしていきましょう。
自分のペースで20分以上漕げるようになると、脂肪を燃焼させる効果が高くなります。
怪我を防ぐためにも
負荷を上げすぎないことは、初心者ほど重要なポイントになります。
エアロバイクを漕ぐことに慣れていない人が、もし無理な負荷をかけた場合は、膝を痛めてしまい、それ以上続けられなくなる恐れがあるのです。
そうなれば、下半身を細くすることはできません。
エアロバイクは、ジョギングやウォーキングよりも、足への負担が少ないというメリットがあるので、それを無駄にしないように、適度な設定で漕ぐようにしましょう。
体に負担をかけずに運動を続けていれば、下半身ダイエットを成功させることができます。
サドルを高く
エアロバイクで下半身を細くするなら、乗る前にチェックすべきことがあります。
それが、「サドルをどれくらいにしているか」ということです。
このチェックを怠り、もし低い状態で漕いでしまったときは、下半身ダイエットの妨げになる可能性があります。
というのも、サドルが低い状態で漕ぐと、ふくらはぎや太ももなどに余計な負荷をかけてしまうからです。
そうすると、足の筋肉がつきやすくなり、太さが増していきます。
これを避けるためには、サドルの高さをよく見て、低すぎない位置に合わせておくことが大切です。
足が伸びるか
下半身を細くするために最適なサドルの位置は、足の伸び具合で判断することができます。
ペダルを一番下に回したとき、足が曲がっているようなら、筋肉がつきやすい低い位置ということなので、高さを変えてみてください。
足が中途半端に曲がらず、しっかりと伸びるくらいに高くなっていれば、正しいサドルの位置です。
その状態で漕げば、ふくらはぎや太ももを無駄に太くする心配はありません。
これは、ヒップを引き締めるためにも重要なポイントです。
きちんと高くしたサドルで漕ぐと、足が大きく円を描くように回ることになります。
そうなれば、お尻の方まで刺激することができるので、自然と引き締まっていくというわけです。
下半身を細く見せるためには、足だけでなく、ヒップの引き締めも重要なので、サドルの高さは必ず確認してください。
無理に続けない
エアロバイクで下半身を引き締めるなら、毎日漕げば効果が上がりそうに思えてしまいますが、初心者にその方法はおすすめできません。
確かに、エアロバイクを毎日漕ぐ方法もありますが、体が慣れていない場合、疲労の回復が追いつかないことも多いのです。
疲労がたまった状態でエアロバイクを漕ぐと、脂肪の燃焼がうまくできなくなってしまうため、なかなか効果が出ません。
そんなときは、無理に続けるのではなく、休息をとることも必要です。
最初は1~2日おきくらいに漕いで、疲れがない状態で運動をするようにしましょう。
そして、エアロバイクを漕ぐことに慣れてきたら、徐々に増やしていけばよいのです。
下半身のダイエットを成功させるためにも、無理せず自分のペースで取り組んでいきましょう。
朝食の前がおすすめ
エアロバイクで下半身を細くするなら、漕ぐタイミングを考えることも大切です。
いつ漕いでも、それなりの効果を得ることはできますが、より痩せやすくするためには、タイミングにも注目すべきです。
下半身を細くするために最適なのは、朝食の前になります。
朝食の前は、それまで寝ていたために、胃が空っぽになっています。
その状態で運動をするときは、脂肪をどんどん消費しながら体を動かすことになるため、他の時間に漕ぐよりも効果が高くなるのです。
下半身ダイエットを成功しやすくするためには、ぜひ試してみてください。
飽きない工夫をする
下半身の脂肪をしっかり燃焼させるには、軽い負荷で20分以上漕ぐ必要がありますが、そのときは、途中で飽きてしまうという問題があります。
なにしろ、普通の自転車を漕ぐときのように前に進まないため、周りの景色はまったく変化しません。
だからといって、壁の一点を見つめたまま数十分も漕ぎ続けていると、だんだん嫌になってきます。
このデメリットを解消するためには、テレビを見たり、音楽を聴いたりするのがおすすめです。
そうした暇つぶしができれば、変化の乏しいエアロバイクの運動も、飽きることなく継続できるのです。
負荷を低く設定しておけば、読書やゲームもできるので、自分の好きなことをしながら、楽しく漕ぐようにしましょう。
運動をしっかりと継続することができれば、下半身の脂肪燃焼も促進されることになります。
まとめ
エアロバイクは、自転車を漕ぐ要領で、足をたくさん動かすことになるため、下半身を細くするには最適です。
しかし、確実に細くするためには、そのためのポイントをしっかり押さえておくようにしましょう。
負荷をやたらと高くしたり、サドルを低くしていたりすると、なかなか細くなりません。
効果の高い方法を知っておけば、下半身ダイエットが成功しやすくなるのです。