エアロバイクは簡単手軽に出来る運動だけど、だからこそ運動する時の基本の注意も忘れずに
家で楽々運動ができるエアロバイクは、運動器具の中でも最もとっつきやすく続けやすいものです。
勿論ジムでも、備え付けていないところはまず無いと言う非常にポピュラーな器具ですので、何より初心者には無理なく運動ができるのが魅力です。
このエアロバイク、それでもこれを使用しての運動で注意することも幾つか無いではありません。
逆効果にならないように、ちょっとした注意とともに使用していくのがおすすめです。
外での運動は気候や天気にも左右される
普段から運動している人でも、夏の暑さや冬の寒さは天敵です。
暑い時にわざわざ外に出て走るとか、寒い時期に寒さをこらえてジョギングとかは、誰でも辛いのが当たり前です。
サイクリングだって、できれば気温や天候のいい時にやりたいと思うのが、人の性ですね。
雨の降る中、必死に走ったり自転車をこいだりは、いくら運動したくても遠慮したいものです。
それが仕事だとか言うならともかく、趣味や健康の為、またちょっとしたダイエットのために濡れ鼠で走ったりは、さすがにしたくないですよね。
風邪でも引いたら主客転倒、健康の為どころではありません。
しかし1日休めば身体は3日分後退するといいます。
筋肉は使わないとあっという間に元に戻ってしまいます。
梅雨の時期などサボっていられないとイライラする人も、勿論多いはずです。
そんな時に助っ人になってくれるのが、エアロバイクなのです。
家に1台あれば安心して運動ができる
1台エアロバイクがあれば、どんな時でも即運動が出来ます。
スキマ時間にスマホ片手にエアロバイクにまたがって、スマホを見ながら漕ぐことだって可能です。
ただ座っているだけのスマホタイムが、ちょっとした運動タイムになるので、一石二鳥ということですね。
このながら運動が出来るというのは、エアロバイクの最大の特徴です。
外で走るにしろ自転車で走るにしろ、ながらでやったら事故を起こさないという保証はありません。
家でエアロバイクなら、その心配もないのでのんびりと自分のペースでの運動ができるのです。
テレビの前においておけば、番組を見たりビデオを見ながら運動できるので、すぐにこういった器具に飽きてしまう人でも、持続できやすいのです。
安全でしかもひどく頑張らなくても運動ができる、ちょっと怠け者さんにも使いやすいのがエアロバイクです。
ながら運動ができるエアロバイクでの注意
ながら運動ができるのは、エアロバイクの最大の特徴で長所ですが、やはり注意する必要のあることはいくつかあります。
ながらが主客転倒にならないこと
あくまでも、エアロバイクで運動をするというのが主です。
それをしながら、スマホやテレビをついでにというのが、正しいやり方です。
でもついつい、スマホの画面に夢中になりすぎたりすると、漕ぐほうが疎かになってしまうこともあります。
こうなると、エアロバイクもただの椅子に成り果ててしまうことになってしまうのです。
テレビやビデオ、読書も同じことですね。
程々に、ながらをするようにしてください。
あくまでも、エアロバイクが主であることを把握して、楽しくながらをしてくださいね。
ながらのせいで姿勢が崩れるのに注意
テレビやビデオの場合はそれほどでもありませんが、読書やスマホの場合は注意が必要です。
どちらも基本、下を向いて操作したり読んだりしています。
という事は、姿勢が崩れてしまうということですね。
猫背でいくら自転車を漕いでも、脚の運動にしかなりません。
下手をすると大腿四頭筋、太腿の筋肉だけ発達してしまうこともあります。
全身運動にするためには、特に背筋をしっかりと伸ばして漕ぐことが大事なのです。
最低でも、肩のあたりが丸くなりすぎないようにして、漕ぎたいものですね。
そのためには、スマホや本をあまり下に置かないことです。
また区切りをつけて、画面や文字から目を離してみてください。
いかに自分が下を見すぎていたか、結構分かるものですよ。
真面目にやりすぎるのも特には問題になる
さて、ながらなんてとんでもない、やるからにはしっかりと運動しなくてはと言う、真面目な人も少なくないはずです。
せっかく購入したのだから、しっかり毎日運動しなくてはと燃える人にも、そこでちょっと注意しておきたいことがあります。
無酸素運動にしないように
陸上で50メートルダッシュする時に、選手は呼吸しているのかどうかというのが、話題になったことがあります。
実際プロの選手だと、わずか数秒で50メートルを走りきってしまうので、呼吸していなくてもなんとかなりそうですね。
そんなことから、短距離などのダッシュ系の運動は、無酸素運動と言われるようになりました。
これに対して長距離の、マラソンなどを有酸素運動と呼びます。
しっかり呼吸を吸って吐いての運動ということです。
しかし自転車にしてもジョギングにしても、自分の限界を超えて走っていると、だんだん息が上がってきます。
いわゆる、ゼーハーといった感じの呼吸になるわけですね。
この時注意してみると、この手の呼吸の場合は浅い息継ぎになっています。
胸のあたりで吸って吐いてしている感じです。
一応呼吸はしているのですが、浅いので無酸素運動に近くなってしまいます。
エアロバイクでも、あまりに頑張りすぎるとこのタイプの呼吸になってしまうので、注意することが必要です。
有酸素の深い呼吸は、脂肪を溶かしていい筋肉に変えてくれます。
特にダイエット目的の人は、深い呼吸で走れる程度の速さと負荷にするのがおすすめです。
ダッシュ系の硬い筋肉だけ付いてしまうのでは、ちょっと悲しいですよね。
休憩なしの長時間はおすすめできない
時間を長く運動すればそれだけ効き目があると、気がついたら長時間漕ぎ続けていたという人もいるはずです。
これもあまりおすすめが出来ません。
特にエアロバイクや自転車の場合、座った姿勢で運動することになります。
脚の付け根、股関節は折りたたんだままでの運動です。
ペダルを漕ぐという行動は、勿論脚の筋肉に非常に有効に働いてくれます。
しかし関節部、膝関節や股関節への負担も結構大きいのです。
漕ぎ続けているとだんだん筋肉は疲労してきます。
疲労した筋肉は関節部へのサポートが、充分にできなくなります。
そうなると一層、関節部への負荷が大きくなってしまうのです。
筋肉を休ませるためにも、例えば30分漕いだら5分休憩のようなルールを決めて、定期的に休憩の時間を設けてください。
スマホや携帯でタイマー設定をして、時間を知らせるようにしておくと便利です。
汗に関しても注意を
冬などでも家の中なら、結構運動中は汗をかくものです。
この汗の始末はしっかりとしてください。
流れる汗というのも、いかにも運動してますという感じで素敵ですが、身体のためには良いものではありません。
冷えを呼ぶこともありますので、タオルなど用意してしっかりと拭き取ることが大事です。
また汗をかくということは取りも直さず、水分が身体から出ていくということです。
水分の補給もこまめにしてください。
運動する時のあまりに基本のこの水分の問題、今更という感じもしますね。
しかし真面目に必死に運動するタイプの人の場合、この基本の2つが忘れ去られることが多いのです。
エアロバイクの場合なまじ家の中での運動なので、すぐに水なら飲めるしと手元に置いていないことが結構あります。
その結果、脱水なども起こします。
充分に基本に忠実に、このことも忘れずにおいてください。
まとめ
エアロバイクは家で簡単にできる運動なので、それこそ思いついたらすぐに漕ぎ始めることが出来ます。
しかし簡単にとっつけるだけに、基本的な注意が抜けてしまうこともあります。
アウトドアでの運動なら、水を持ってしっかりトレーニングウエアに着替えて、外に出たら車や歩行者に注意してと、心を運動することに切り替えられます。
エアロバイクの場合、家での生活の延長で出来る運動なので、あえて注意が必要になってくるのです。
基本の注意を忘れずに、楽しく身体にも優しく運動していってください。